
中古屋さんの棚の並んでいるCDを見ていると、ラベル・ブリュのマークは目立つのですぐわかる。このレーべル、素晴らしいアルバムと恐ろしいアルバムが潜んでいて、メンバーをよく吟味するけれど、たいていは買うことになる。
このころのエンリコ・ラヴァは想像つくし、ユメールだから一寸怖いアルバムであろうけれど、ヴィトウスは聴きたいし、ダンドレアにも心が動いた。
1曲目、トランペットから始まって、想像範囲でグシャと演っています。
2曲目はヴィトウスのアルコで始まって、やがてフリー・インプロヴィゼーション、ラヴァは思った通りだけれど、ダンドレアのスクエアーなピアノがとても良い。
3曲目、今日の朝の出勤は木枯らしが吹いてとても寒い。そんな時はこの音楽くらいの硬さに身を包んで置いた方が良い。こう硬質にガードしながら木枯らしに土地向かっていくのです。
4曲目がタイトル曲、グループとしていくつかアルバムを作ったようだけれどラヴァが中心の感じです。
最後はトラッドで静かな演奏です。
久しぶりにヴィトウスのベース・ソロというかベース・ラインをたくさん聞くことができて良かった。
木枯らしに立ち向かうって言っても、自動車通勤なので、車のあるところまで3分歩くだけなんだけどね。
earthcake / QUATRE
FRANCO D'ANDREA(Pf)
DANIEL HUMAIR(DS)
ENRICO RAVA(TP)
MIROSLAV VITOUS(WB)
1. Three
2. Merging
3. Ballerina
4. Earthcake
5. Akagera
6. Euroblues
7. Monasterio A St Chiara