

本屋さんで見つけて必ず読むから即買ったけれど、「火星の人」を呼んでいたのでその後になった。
マイクル・ハラーを主人公にするリンカーン弁護士シリーズは4作目というのだろうか、他にも顔を出すし、別シリーズのハリー・ボシュもこちらに誕生パーティーに出てくるからなんだかマイクル・コナリー大河ミステリーみたいになってきた。
今回は刑事弁護士に戻ったハラー、小説中の訴訟などの決まりごとでちょっとまどろっこしいところはあるものの流石のコナリー。
今回の弁護依頼人のリサ・トランメルがちょっとステレオ・タイプに描かれて好みでないのも意図的か。最後がわれてしまうけど溜飲は下がるかも。
では一寸気に入ったところを。裁判途中のあいて検事フリーマンとの場面。
フリーマンは陪審に礼を述べ、自分の席に戻った。今度は私の番だった。わたしは片手をテーブルの下に降ろし、ズボンのジッパーを確認した。チャックをあけっぱなしにして陪審のまえにたってしまえば、二度と信用してもらえなくなる。