ガラティの新しいCDが出るというのでもちろん買いにいった。レインボー・スタジオでヤン・エリック・コングスハウグをエンジニアに迎えて録音され、マスタリングは、ステファノ・アメリオ。まずは音に酔うのが順序かもしれない。
1曲目鳴りだすと素晴らしい音で静謐な世界。最近のガラティではなく録音は2017年1月。
2曲目も内省的で美しいメロディでガラティらしい。ところが3曲目、4曲目とダークな感じがまして、のんきには聞いていられない感じになる。イタリアン・トリオとかで聞きやすいトリオ作品もおおいが、最近のガラティの次作は繊細で菜意匠的なものが多くなっているように思う。澤野公房から出した「Cold Sand」を記事にしたときそれまでのガラティのアルバムを見てみるとその傾向がわかる。
寺島レコードで出す前の作品群で、繊細に内的なメロディを追うものが多くなっているように思う。
「Wheeler Varations」
その前の「g plays G」はとても美しいメロディがおおくああるので、ここら辺が今度のアルバムでは混ざり合ってより内省てきな演奏が多いののだろう。
今回のアルバム、アレッと思う人がいるかもしれないけれど、音は特別いいので、一度①②⑤⑨だけを抜き出して並べて聞いてみるといいかもしれない。残りの③④⑥⑦⑧⑩もこれも続けて聞くとガラティがより理解できると思う。
どちらにしてもリリースされて良かったと思う。
SKYNESS / Aessandro Galati
Alessandro Galati アレッサンドロ・ガラティ (p)
Mats Eilertsen マッツ・アイラーツェン (b)
Paolo Vinaccia パオロ・ヴィナッチャ (ds)
1.Rob as Pier
2.Silky Sin
3.In My Boots
4.Balle Molle
5.Flight Scene #1
6.Raw Food
7.Flight scene #2
8.Entropy
9.Jealous Guy
10.Skyness
2017年1月録音
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