JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

今夜は最高な日々 高平哲郎 著

2018-04-22 16:24:35 | 


バラエティー番組「今夜は最高」を覚えている方は多いだろう。1981年4月より89年まで続いたタモリを中心とすた番組だった。
そのころにはオクサンもいたから二人で楽しみにみていました。
のちにJAZZ最中の名乗る私ですから、番組中の音楽がとても楽しみで、中村誠一や鈴木“コルゲン”宏昌はレギュラーになっていたし、山下洋輔や坂田明なんかがハチャメチャなギャグに音楽がからむ、だから最高といってよい番組でした。

その番組を構成していたのが高平哲郎で、この人はだいぶ年上で、私たち世代はこのような人たちに遅れて育ったと思っている。
その高平が「80年代の高平」をできる限り調べて正確に書いたのがこの本です。
私たちが遅れていると感じるのは高平があこがれていたのが、植草甚一で、数年ののちに植草にあこがれた私はどうしてもこの人には追い付かないのでした。

だからこの本の見開きの和田誠のイラストが植草でも、これはうなずいてしまうのです。



この本の1章の最初が『宿屋の富』で高平の自己紹介などがかいてあるのだけれどそこからちょっと

 大学時代、ジャズ・コンサートを開いたり、夏場の軽井沢でジャズ喫茶をやった。ドラムの石川晶さんのカウント・バッファローズの向こうを張って、テナー・サックスの稲垣次郎さんのグループにソウル・メディアの名前をつけたのはぼくらだ。

ってところは本当に嫉妬する。

新宿のスナック「ジャックと豆の木」でタモリと奥成達、高信太郎、山下洋輔、坂田明らの、まい夜繰り広げられた密室芸の体験が「今夜は最高」のベースになったわけど、その一連が80年代の高平としてこの本に書かれているのです。
正確に書くということでかなり、データが詰まっていて読み応えがある。
全部読むのは重たいから、一番しっている「今夜が最高」の部分を中心に用務けれど、団しんやの1,2,3,4を圓生のヒー・フー・ミー・ヨーの声音で歌いだす“マイ・ファニー・バレンタイン”は今でも最高におかしかったのを思い出したし、なんとネットで今見れたのもこの本のおかげです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 違う棚だけど許す。 ATITLAN... | トップ | 14番目の花 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事