JAZZ最中

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ブラックな人 STANDARDS AND OTHER STORIES / HUBERT NUSS

2018-10-19 16:19:07 | 聞いてますCDいいと思う


記事のタイトルは「ブラックな人」だけど決して悪い人とか、腹黒い人という意味ではない。

久しぶりにHubert Nussの名前を見つけて拾ってみた。随分久しぶりだけれど、どうやら前に買ったアルバム(2011年作品)の次のアルバムらしい。
1曲目は“Someday My Prince Will Come”、エッこんなはじめ方、この和音で王子様に行けるのという始まりです。そういえばNUSSらしい、これが容姿はともかくきちんと王子様になる。いや久しぶりのヌス思い出しました。変わりません。
レーベルもPirouetからでベースもドラムスも同じメンバー、最初に会ったのが2006年だから、この音楽はこのメンバーだからできるのかもしれません。このメンバーのこれまでの2枚のアルバムアルバム「ほれたら怖い」「構造的な色の調合」見直してみました。
まさに今回感じることを書いている。
2曲目“Body & Soul”が面白くなってくるからおかしい。
自分たちが感じるジャズを信念をもって演る、いや普通に演っていてこの個性になるのでしょう。

でタイトルですが、ジョルジュ・ブラックという人がいる。キュビズムの創始者の一人といわれる人です。セザンヌやピカソは誰でも知っているけれど、この人の名は知らない人もいる。こういう絵をかく人です。



  

絵を見ると絵は知っているという人が多いかもしれない。個性がきちんとあって、私好きな画家のひとりで、展覧会でこの人の絵に会うとうれしくなるのです。
今回ヌスを聞いていて思い浮かんだのがこの画家、前作の「The Book of Colours」でも一瞬キュビズムをおまわせるしね。
だからタイトルのブラックの人、好きになると怖いはその前の作品でした。

今回の最後の曲、色彩はブラックでなくてとてもやわらかく、美しい曲がとても良い。


STANDARDS AND OTHER STORIES / HUBERT NUSS

Hubert Nuss (p)
John Goldsby (b)
John Riley (ds)

1.Someday My Prince Will Come
2.Body & Soul
3.Maiden Voyage
4.Tiffy
5.On the Way
6.On the Road with Lino (Traumnovelle Ouverture)
7.Time Remembered
8.Let's Cool One
9.The Inevitability of Change (Traumnovelle Finale)

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