JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

申し分ないの後  Dig Dig it / Frode Berg

2007-12-21 20:48:09 | 聞いてますCDおすすめ



ヘルゲ・リエンのピアノトリオでベース引いているFrode Bergのリーダーアルバム、ヘルゲのトリオで良いとは思っていましたが、このリーダーアルバム強力です。
2003年録音のオスロcookie factoryで録音されたもの、前もここのは音が大変良かった覚えがあります。
リエンの「To A Little Radio」は素晴らしい演奏でした。ここではほかのメンバーをまるで知りません。
ところがこれが素晴らしくまとまった、実力者そろいの演奏です。
新作で購入していれば、今年のベストに間違いなくはいる作品です。
話が飛びますが、「ギザ良い」というblogをしている女の子がいますよね、blog派の私は決して嫌いではありませんが、なかなか全てをわかっているわけではありません。ギザという音を付けて比較級を上げているんでしょうね。このアルバム、ギザをつけるわけでありませんが 、“申し分ない”を“M”として表現してみます。“M”をギザ感じられるかは自信はありません。
1曲目でだしウッドベースからテナーの良い音色での“M”流れるようなテーマ、一気に深いJAZZ雰囲気に入り“M”モーダルでいながら軽やかなピアノソロ、かなり程度が高いグループです。リーダーのウッドのソロも聴かせます。
2曲目はテンポアップさせ、グルーヴ感を増し、エレべのウォーキングから高速ソロ、観てみないと解らないような“M”高音ソロはどうしているのでしょうか。
3曲目になるとうって変わってゆったりしたボッサのリズム、テナーの音も癖のない良い感じでバークリーでD・リーヴマンに師事したそうです。
軽く吹いて、しかし“M”ハードな曲は注目です。
4曲目はテーマはハードなラインではじまり、テナーなどがかなり“M”高速ブロー、その後のピアノソロもセシル・テーラーを思い出すも整然としたまとまりがあります。また面白いのはドラムスがこの少しぐしゃとっする中で、シンプルなロックドラムを思い切りよく叩いていて、それが効いています。
5曲目そのドラマーの短いソロから始まります。このドラマーもかなりの実力、今聴きたいドラムスタイルを持っていますので、人気出ると思います。
6曲目はピアノのPOWELLの曲で、これは主流の感じでテナーPETTER WETTRE が豪快にふきます。そのバックにリーダーの“M”太く低いベースラインがとても気持ちの良い演奏です。
そして一段と参るのがこの後、7曲目は少し遅めで始まったのが“GIANT STEPS ”、この曲演奏者の実力が良く解るので、新人は一度は引いてもらいたいと思う曲なのです。そしてこの演奏が素晴らしい。
エレベで初めてリズムはボッサというのは結構あります。テーマの後のテナーはかなりの長いソロを、だれずに吹ききるメロディを持っています。ピアノソロもコルトレーンのシーツサウンドを思わせるラインがコルトレーンファンにはうれしく思います。そしてさすがその後の“M”超絶のエレベソロ、この曲かなりの数を聞いてきましたが、相当上位の演奏と覚えました。
そして最後はちょっと驚くインド的なベースのアルコで始まり、美しいヨーロッパのメロディに変わるベーシストの実力がわかる曲です。ピアノが美しいメロディを付けてくるとホットであったり、ハードであったり、ソフトであったこのアルバムが落ち着いて終わります。
この曲と、ほかの曲、ウッドとエレベの両方に“M”魅力を感じたアルバムでした。


Dig IT! / Frode Berg

PETTER WETTRE (ts)
ROY POWELL (p)
FRODE BERG (b,eb on 2,7)
ANDREAS BYE (ds)

1 41B
2 SIR NUKE
3 ANOTHER SONG
4 DIG IT!
5 I'M GONE
6 HOCUM
7 GIANT STEPS
8 VICTOR
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間違いなくライヴしましたLive at The Regattaber/fernando Hoergo

2007-12-19 22:14:49 | 聞いてますCDいいと思う


中古屋さんで仕入れた道関係のアルバムで良かったので、その後ライブ録音を拾いました。ピアニストが変わった以外変化なしの2年後2002年の録音です。
基本的には1作目と代わりがありませんが、ライブということでそれぞれのソロが多くなっているのが特徴です。
CHRIS CHEEKとJEFF BALLARDが参加していることが魅力な、アルバムになりました。
1曲目前作同じようにエレベのソロから始まる曲は、ドラムスのJeff Ballardのテンションが一つ高いし、テナーのCheekのぐしゃぐしゃ感も増してライヴのよさが出ています。
2曲目、前作からピアニストがMIKA POHJLAに変わったら結構ピアノのパートが増えています。
2002年録音のライヴです。静かなテナーからガンとタンゴのリズムが入ってくるパターン、1枚目のアルバムでも6曲目に演奏された曲です。テナーがストレートに演奏しています。
3曲目は変わったフィンランドのピアニストMIKA POHJOLAのラテン系のソロが良しベースソロも力が入っています。
4曲目はテナーとピアノソロがジャズ的、5曲目はボッサのリズムを入れてソプラノではじまりますが、変わったピアノの比重が増してモーダルな良いソロを取ります。
6曲目CHEEKのソプラノはこのグループの実際のリーダーに思える力強さです。
激しいリズムの中ピアノソロなど乗ってきますし、ベースソロは主張しアルバムメインの曲でしょか。
8曲目は最初のアルバムの1曲目、ヒット作なのでしょう、同じようにエレベのソロからはじまり、ソプラノが民族的なメロディで進んでいき、ピアノソロもモーダルで、このライブなかなか見ごたえのあるものだったと思います。
その後はこのグループどうしたのでしょうか。とにかくドラムスのJEFF BALLARDとホーンのCHRIS CHEEKは滅茶苦茶忙しくなっていくので、消滅してしまったのでしょうが、とても面白いと記録したいグループでありました。

Live at The Regattabar / FERNADO HUERGO

FERNADO HUERGO bass
CHRIS CHEEK twnor & soprano
MIKA PHHJOLA piano
JEFF BALLARD drums
FRANCO PINNA bombo & cajon

1 CHACAARERA PARA EL DIEGO
2 DHE
3 LUCERO
4 ESPERANZA
5 SERRANA
6 EL TREN DE LAS NUBES
7 ELUSIVE KAPPINESS
8 ESPEJOS


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間違いない Jazz Argentino / Fernando Huergo

2007-12-18 21:50:02 | 聞いてますCDいいと思う


雑誌“JAZZ批評”11月号に”「その道は正しいか」という記事が掲載されました。
内容は、ジャケットに道の絵柄を使っているアルバムは良いものが多く、特に道そのものだけのものは、ミュージシャンの思い入れが強いのではないかと、こじつけた記事でした。
しかし結構、それを信じています。
中古屋さんで見ていると道をど真ん中に据えてタイトルが「JAZZ Argentino」という、私にとっては2重に刺激的なアルバムに出会いました。よくよく眺めてみるとリーダーの Fernando Huergoというベーシストは知りませんが、ドラムスがJEFF BALLARD、最近いろんなところで活躍のプレーヤー、メルドーとのアルバムですばらしリズムを刻む人です。サックスのCHRIIS CHEEKも結構いろんなところで名前を見る凄いと呼んでいい人、でもこのアルバムは全く知りませんでした。
さあ、その道は正しいのでしょうか。
気合の入ったエレベのソロで始まり、ソプラノサックスがエスニックなメロディ、
その後のピアノはアコーステックのモーダル、よくあるエレベのフュージョングループとはまるで違います。
2曲目ジェフ・バラードのドラムスが実に多彩に仕掛けをかけて面白い。
3曲目はcajonからはじまり、段々と熱が入っていくスパニシュの雰囲気で、リーダーのエレベも低音を効かせた良いラインです。
4曲目は4ビートのジャジーなピアノの後、ソフトなテナーサックスのメロディ、タンゴのテンポに変わるとテナーが急にひしゃげたメロディに変えてカッコイイ、最後は元に戻って凝った曲になっています。
5曲目ゆったりしたソプラノにエレベソロが聴かせます。
6曲目、テナーサックスがソフトに吹くと癖のない吹き方ですが、ひとたびタンゴのリズムになるとそれが変わるところが面白いところです。
最初に聞いたときはスペインぐらいのヨーロッパのアルバムかと思いましたが、録音は2000年ニュージャージーでした。
CHRIIS CHEEKがメインで活躍しFRANCO JEFF BALLADが的確にリズムを送ってくる、なかなか気合の入ったアルバムでした。

  Jazz Argentino / Fernando Huergo

            Fernando Huergo bass
CHRIIS CHEEK ttenor and soprano sax
BRUCE BARTH piano
JEFF BALLARD drums
FRANCO PINNA bombo and cajon

1 ESPJOS
2 LO QUE NO FUE
3 TRUCO
4 ADAN BUENSAYBES
5 LA ROSA DE COBER
6 CHE
7 EXILIO
8 SERRANA
9 CHICOS DE MALVINAS
10 VOLVERE SIEMPRE A SANJUAN 
            
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バッカみたいだけど記録を作りたい / Jazz piano masters

2007-12-17 22:01:28 | 聞いてますCDいいと思う


CDショップでboxもので凄く安いものがあります。10枚入っていてたぶん2000円台ぐらいだったと思います。もちろんそのときには買いませんでしたからうろ覚えです。そのああルバムは『PIANO MASTERS JAZZ』と言って10人の有名ピアニストをCD各1枚にしたものです。古い著作権切れのものをまとめたものでしょうが驚異的です。そのピアニストは Teddy Wilson, Bud Powell, Errol Garner, Earl "Fatha" Hines, Oscar Peterson, Thelonius Monk, Art Tatum, George Shearing, Albert Ammons, Pete Johnsonの10人で時代を切れば確かにMASTERSと言って良い10人です。
中古屋さんで見ていると、このアルバムがありました。これが1,155円です。バッカみたいですが、むらむらとしてきました。中古品とはいえ、いつもは一枚1,200円前後のもので悩んでいます。今まで拾ったもので一番安いものでも300円ぐらいだった思います。
さてこのbox、1枚当たり115円50銭、これは記録です。ウーム記録が欲しい。
止まりませんでした。でも開封してみてねまたまた驚きました。一枚一枚にしっかりピアニストの演奏が入っていて、なんと37,156秒、619.26分、10.32時間もあります。1,155円です。31銭/秒、1円87銭/分、111.92銭/時間であります。
収録曲は全215曲、5円37銭/1曲であります。
それだけで、なんだかとても得をした気分です。
これを元手に商売がしたくなってきました。1曲7円でどうですか。



このbox結果的に大変良かったのです。一日1枚ぐらいを聴いていくと、一枚に20曲以上つまっているので、そのピアニストの特徴がじっくり楽しむことができますた。
TEDDY WILSONはとてもモダンで好きなことが確認できたしPETERSONの上手と思う。PAWELLの凄いところとか、ALBERT AMMONS とPETE JHONSONのブギウギはさすがに守備範囲を超えていて、聞き流してしまいました。

記録的にお得なBOXでありました。

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今年も色々聴いてきました。ベストアルバム選びってどうするのですか

2007-12-16 20:59:45 | その他
今日もお掃除はしています。ゆっくり起きて居間の煤払いやサイドボードの中を、HDDに溜めておいた東京JAZZを見ながら掃除しました。
サッカーの試合を見たり、(夜もみている)して今日はゆっくりしています。
JAZZを一年聴いてくると、今年のベストというのが話題に成ります。
みなさんは、どのように選ぶのでしょうか。私のことをここで明かしておきます。
一年間に何枚のアルバムを購入するのか、数えていないのでわかりません。
中古を購入するのと新作との比率も数えたことがありません。中古が4割方多くて、多分全部で150枚~200枚ぐらいでしょうか。blogをはじめて、これはめちゃくちゃ増えました。
年間のベストを選ぶあったっては、これは結構簡単で、記事にしたアルバムは全部点数をつけて4つに分けています。点の高いものを10枚選べば良いわけです。
どのようして分けるかを一度表明したほうがいいと思っていました。
今年のの10枚を選ぶ前にそのことを書いてみます。

私のblogでは紹介したアルバムを4つに分けています。①おすすめ②いいと思う③どちらでも④解らない、の4分割です。
blogをはじめるにあったって、5段階に分けて真ん中、普通という分類が多くなるのを良しと思わなかったから4分割したのです。
ところが記事を書きやすい、いいものを選ぶので、②いいと思うが増えています。
これはしょうがないかと思います。記事を書かない、どちらでもがずいぶんたまってしまいました。間を空けて聴きなおして、いいことが思い浮かばないかなど考えています。
さてアルバムにランクを付けることに自体は良いかどうか解りませんが、好みに順番が発生してもいいと思います。
記事にしているアルバムに、実は全て点数をつけています、そしてその順番に並べています。
ですから今年のベストを考えるといっても、点数の高い順に新譜を選ぶと決まってきます。
どのような点かというと満点60点、六個の視点各10点満点で点数を加算します。
六個の視点は
1 カン   これは私の勝手な感覚(故人の感覚が反映しないと面白くない)
2 トーン  メインのプレーヤーの音がいいかどうか
3 タイム  リズムの刻みがいいかどうか
4 メロディ なかのメロディが良いかどうか
5 グルーヴ 演奏がグルーヴしているかどうか
6 メンバー 参加メンバーが魅力的かどうか 
そんなことを10点でみて、満点60点、50点以上を①お薦め②40点以上をいいと思う③25点までをどちらでも以下5点までがわからないとして分けています。
いままでつけた一番高い点が57点一番下が21点でした。
このような感じで記事にしたものを並び替えながら630枚ぐらいに成りました。このごろ、その並べ方ではアルバムが探せなくなってきました。これはちょっと問題ですが別の問題です。

さてそこで今年のベストアルバムですが、どうしても同じ点のものが沢山ありますので、どうしようか悩み中です。来週には決めたいと思います。
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やる気満々 monakaのお掃除日記 Not in our Name/C・Haden

2007-12-16 00:03:49 | 聞いてますCDいいと思う


いま土曜の深夜ですが、昨日UPしたタイミングから日付を肥えてしまいました。
休みの夜にゆったりとパソコンに前に座っています。
昨日、2番目の大学生の息子は体育会サッカー部を引退したので、どうするのかと思えば親しい友達とチームを作り、波勝崎であるサッカー大会に参加すると出かけて行きました。
こうして奥さんと2人の夕食、ちょっとテンション高くてやる気満々です。
「明日は冷蔵庫と棚をしようね」
きました。やる気満々なのは奥さんです。

朝から天気もいいので、布団を干して、冷蔵庫が始まる前にガレージとその前の溝にたまった落ち葉の掃除をします。まず外をこなして内側に備ええる、良い段取りですね、ただほうきって結構腰にきませんか。
外から家の中に入った私は、ちょっと良予想に反して腰周りが辛い、
「休んでいたら」おおなんという気づかい、ソファーにだらとしていると、なぜか奥さんバタバタと動き回っているようです。
「何してるの、始めるよ」
地下のシンクに行くと今年も運び込まれています。調味料のプラケースや棚、奥さんこれを運んでいたんです。
今日は音楽の力を借ります。選んだのはCHARLIE HADENのLIBERATION MUSIC ORCHESTRAの「NOT IN OUR NAME」です。
CHARLIE HADENのLIBERATION MUSIC ORCHESTRAの1作目は私の生涯ベスト10に入っているアルバムです。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060621
2004年に15年ぶりに結成され、録音さらたのがのがこのアルバムです。
もう一つ、テナーのっクリス・チークを聴きたくなりました。(理由は後日の記事で)
ナイロンギターの美しいアルペジオから、あのサウンドが帰ってきました。
2曲目はレゲェのリズムでメセニーの“THIS IS NOT AMERICA”,良い曲で、テナーがアドリブになるとひしゃげるところがいいのです。トロンボーンはラズウェル・ラッドを思い出させるアドリブです。
3曲目、アコーステックギターはサム・ブラウンだったな~と思えばペットはマイク・マントラーっを思い出します。
4曲目はメドレー、このサウンド私はなんとも懐かしいので元気が出ます。
おかげで荒いものも難なくこなして(ガスレンジと換気扇が残っている)寝室の壁や棚の上などやって開放です。
ある方から仙台の牡蠣が届いたので夕食は牡蠣です。量があるので、友達におすそ分けすると奥さんは出かけていきました。帰りに二子玉川によってお年賀をみてっくるそうです。フランスパンも買ってきて、今晩は生牡蠣とチャウダーにすることにしました。材料と冷えた白ワインを買ってきて、いまはゆっくりとこれを書いています。
そろそろ帰ってくるので、サラダとチャウダーの準備をしないとな~。
明日の天気も(あちらの)心配しないといけません。

Not In Our Name / Charlie Haden

Carla Bley piano
Charlie Haden   bass instrument
Matt Wilson drums
Steve Cardenas guitar
Michael Rodriguez trumpet
Miguel Zenon alto saxophone
Chris Cheek tenor saxophone
Curtis Fowlkes trombone
Tony Malaby tenor saxophone
Sharon Freeman French horn
Joe Daley tuba
Seneca Black trumpet

1. Not In Our Name
2. This Is Not America
3. Blue Anthem
4. America The Beautiful Medley: America The Beautiful / Lift Every Voice And Sing / Skies Of America
5. Amazing Grace
6. Goin' Home
7. Thoughout
8. Adagio

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緊張してますThe Third Man /EnricoRava & SutefanoBoiiani

2007-12-15 07:31:04 | 聞いてますCDいいと思う


Enrico Rava と Stefano BollaniのデュオのアルバムがECMから出たので、どのような出来か聞かないわけにいかないような感じです。
Ravaが出しているECMのアルバムは聴いていません、Bollaniはソロが少しECM路線から外れるようでしたが、それもBollaniの実力とうれしく思いました。
さてこのアルバム1曲目をEstate”ではじめることがまず凄い。ECM音楽の雰囲気になる前に二人のコラボをはっきり見せてくれます。というかこの曲が良すぎる気がします。二つの基本は遠い親戚の楽器が真剣に対峙していて、其の流れのなか、あくまでメロディは美しく保たれています。
2曲目、陰なメロディに包まれた、アブストラクトなメロディですが、ペットの中の力強さが面白く思います。
3曲目、ラヴァの曲は、私情をラヴァが吹けばそれにBollaniが反応しているという感じで、ひとつBollaniが引いている感じが伝わります。
4曲目Antonio Carlos Jobimの曲はラヴァのソロを待った後のBollaniのソロが凄い、ラヴァのペットに戻ると雰囲気戻りますが、ボラーニのソロの時の方が凄い。
エンリコ・ラヴァの曲が3曲続きます、5曲目のペットの後のピアノソロ、6曲目のアヴァンな出だし、7曲目のフラットな曲の出だしのバッキングなどBollaniの演奏が凄い真剣、当たり前といえばそうですが、尊敬するラヴァとのECMでのレコーディング、凄い緊張が伝わってくるのです。
JAZZの場合凄い緊張はプラスメリットですが、ボラちゃん得意の遊びと余裕が残念ながらありません。
8曲目はBollaniの曲なのに、ピアノのテーマのあとのラヴァの曲のように、聴こえてしまいます。
その感じから、オリジナルより9曲目や11曲目の他の人の曲でBollaniが落ち着いた演奏をしているように思います。
もちろんBollaniですから、悪いはずはありませんが、相手がラヴァとのDUO、凄く緊張したと思いますし、それがオリジナルには特に感じました。他の人の曲になると少し開放感があるのでしょうか、11曲目などもピアノの音と広がりに余裕を感じます。
ECMでなく、他のレーベルでドラムス入れて、出来たらベースも入れて演ったらどうなるでしょう。曲は同じものでいいと思います。
それが出たら、それとこのアルバムを2枚組にして大切にします。
ちょっと期待しすぎの感がありましたが、もう少しリラックス、ECMのことを考えればしょうがないか。



The Third Man / Enrico Rava & Stefano Bollani

Enrico Rava trampet
Stefano Bollani piano

1 Estate
2 The Third Man
3 Sun Bay
4 Retrato Em Branco Y Preto
5 Birth Of A Butterfly
6 Cumpari
7 Sweet Light
8 Santa Teresa
9 Felipe
10 In Search Of Titina
11 Retrato Em Branco Y Preto, var.
12 Birth Of A Butterfly, var.
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紅茶党ですか、コーヒー党ですか BURGONING / JARRETT CHERNER

2007-12-13 21:16:38 | 聞いてますCDいいと思う


みなさんは紅茶党でしょうか、コーヒー党でしょうか。
なぜこんな題になったかというと、霞のかかったmonakaの思考回路はときに飛翔してしまうのです。
このアルバムの奏者についてはまるで知りません。ベースは1980年生まれ、ピアノも20代でしょうか、ドラムスはペルー生まれで年は解りません。2005年録音のピアノトリオアルバムです。
1曲目ドラムスの一音から始まる曲は、少し気負いの部分がありますが、タッチが美しいところに締めを入れているように思います。
2曲目ベースソロから入る、美しいバラッドすが手拍子の上にピアノのシングルトーンのソロはあふれるフレーズで素晴らしくておもいます。きれいな曲なのにアレンジが不必要に思うところがあり残念です。
3曲目エレベを使っていますが、ウッドでも良いような感じの曲ですが、4ビートに移ったときのエレベの音も面白く、ソロ部分も解らなくありません。ただ曲調はウッドの曲です。
4曲目はアコベースに戻って、ちょっとスパニシュな響きがある曲想です。このピアニスト、シングルの音がとてもソフトで美しく、そこに入れるハーモニーも柔らかく、とんがったピアニストでなく、ソフトに心を包みます。ベースも確りしたソロで良いと思います。
5曲目も音を多用しないテーマから、展開し始めるとシングルのフレーズが流れ出てよいと思うのです。
6曲目、4ビートにして古い感じのブルース、ピアノのフレーズは若い音ですが、そのバックに巧いアルコのベースソロがありレイ・ブラウンをもう少し軽くした感じです。
7曲目スタンダードのような落ち着いた曲で激しく、柔らかい響きのよさがあります。

このトリオはボストンで活動しているグループのようです。ボストンのジャズというものが、どのようなものか良く解りません。バークリー音楽院などがありその一門のちょっと高尚なものをいうのでしょうか、ジョージ・ガゾーンなどという硬派な人もいます。
ボストン、ボストンと考えていたら、お茶を飲みたくなりました。というのは嘘でボストン茶会事件と言うのがあったなと頭にうかびました。すっかり忘れているので調べてみました。
フランスとの戦争の費用負担として、イギリスは重い税金政策を植民地に課しました。イギリスは1773年に新たな茶法を制定しますが、これは、茶税を逃れようとして、植民地側がオランダ商人から茶を密輸入していたのを禁じ、イギリス東インド会社に茶の販売独占権をあたえるというものでした。
このような政策に反発した住人はインデアンに扮装して貿易船をおそい、荷揚げしようとしたイギリスよりの342ヶの茶箱を船より海になげすてたのでした。
これがボストン茶会事件でその後アメリカ独立戦争に発展していくのです。
また茶法に反発する植民地では、それまで愛飲していた紅茶をボイコットし、変わりにコーヒーを飲むことを植え付けることになりました。
と言うことでイギリスでは紅茶、アメリカはコーヒーを飲む人が多いということで、このお題に行き着くこととなりました。
ちなみに私は、午前はイギリス派、午後はアメリカ派です。

BURGEONING / JARRETT CHERNER

JARRETT CHERNER piano
JORGE ROEDER bass
JORGE PEREZ-ALBELA drums,percussion

1 THEME
2 SHAKE YOUR CAGE
3 STAND YOUR OWN
4 UNTITLED
5 BURGEONING
6 SUCKER PUNCH
7 SOMEBODY QUIETLY
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一年を振返るように 1'stSketches / Oliver Antunes

2007-12-12 21:11:23 | 聞いてますCDいいと思う


Oliver Antunesの日本発売のアルバムはマッド・ヴィンディングの紹介と言うかたちとして最初に出て、その後日本盤も出ました。私はどうも感覚がピーター・ローゼンダールというピアニストとごっちゃになってしまう傾向があります。でローゼンダールのほうが面白いと思っていますので、このアルバムどうでしょう。
1曲目、気負いのない感じで、すんなりとこちらの心に寄り添う感じです。
そういえば、このピアニストずっとその感じで、はっきりと開き直おらない、奥ゆかしいところがありました。
そこがいまいちですが、好きな雰囲気のピアニストではあります。
そのような意味から出来は、サイドのリズムに影響を受けるタイプです。
今回のサイドマンはドラムスのMorten LandとベースのLennart Ginmanというどちらもしっかりした個性的プレーヤーです。その按配が上手い具合に組み合わさったのが、このアルバムでないしょうか。
3曲目、ベースソロから始まりますが、このベーシストC・ダールとのトリオではもっと、ねちっこい感じだと思っていましたが、テンポもしっかりとって、好感が上がりました。Antunesの曲もメロディアスで魅力を出しています。
4曲目はリズミカルな曲でピアノ音も硬くして、そこら辺が新しい魅力とも思います。
5曲目哀愁漂う美しいメロディのピアノ、この雰囲気いい感じです。
この後後半で曲調が似た感じなのはちょっとイメージ薄れます。
最後の曲“My One And Only Love”を変にアレンジせずに、スローテンポでメロディを綴っていくところどのように捕らえましょう。
この時期に、実にゆったりとメロディラインを弾かれると、ゆっくりと1年を振り返って行くような静かな気分です。今年一年色々アルバムを聞いてきましたが、振返るのもいいかも知れません。ただ振返っても、おとなしく、ちょっと地味なところが、結果になると思っています。

  1'stSketches / Oliver Antunes
  
            Oliver Antunes piano
Lennart Ginman bass
Morten Lund drums

1 Night Walk
2 Olli's Olive
3 Blue Orenge
4 Cut Away
5 Turning Yellow
6 Abyssinian Love Affair
7 The Duke
8 Offshore Rig
9 My One And Only Love
            
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韓流ドラマに良い LIGHT LINE / CESARE PICCO

2007-12-11 22:06:40 | 聞いたけどCDどちらでも


新しいアルバムが中古屋さんにあり、ジャケもまあ好みの感じがと拾いました。
買ってから調べたら昨年来ショップに並んでいたアルバムのプレーヤーで、話題にに成ったのが、ライトミュージックの感じで試聴してやめた人でした。その後クリスマスソング集も出しましたが、まあパスしていますが、それを全く忘れて購入です。
1曲目、出だしのテーマ音は良いし、中盤から、本人も言うように即興演奏だそうですがここのところフレーズとても美しくJAZZです。
Taeto Goharaという人がエレを操っているみたいですが、プログラム自体はPiccoなのでアレンジはPiccoと見ていいでしょう。
ピアノの生音とプログラム音、ピアノが主体ですが、曲が続きます。
ピアノの旋律はアドリブソロみたいですが少し違ってきています。
ベースの存在がありません、そしてドラムスもタイミングの微妙な機微を配した入り方です。なぜこのようにするもでしょうか。
5曲目、なかなか鋭い音のピアノとメロディで始まる良い曲と思います。ベースとドラムスが上手く入れば素晴らし曲になると思います。ピアノだけがJAZZしますがそれではまとまらないのが、乗らない理由です。
7曲目はstudioでのぶっつけでの曲だそうですが、これが良い。このピアニスト再があって作曲いいと思いますが、演奏は考えすぎで損をしている感じです。
8曲目“CAMELIA”は美しい演奏です。奏者は完全即興と書いていますが、本当であればこのアルバム即興部分が素晴らしい。奏者がいうのは“ハーモニーの中きちっとしまったフォルムを持つ”は当たっていると思います。
10曲目は完全な即興で作った曲だそうですが、上手い曲だとおもいます。
12曲目はピアノ演奏は芯あり素晴らしい演奏だとおもいます。
振返るとここでベースを弾いている人は感じません。同じくドラムスの機微もありません。逆にリズムの打ち込みが見えてJAZZの微妙のタイミングの凄さを消しているようにも思ってしまいます。
このピアノスト、発声はJAZZでいいのですが、曲つくりがちょっと違ったようです。JAZZマンではなくて作曲者であることが凄く感じられました。
JAZZの曲というより、ドラマのテーマ音楽みたいな積みかせねで、そのように聴くと納得できるアルバムに思います。

LIGHT LINE / CESARE PICCO

1 L'OROLGIO
2 UN ATTIMO
3 BLUEWAVE
4 THE RIVER
5 EL HOMBRE LOBO
6 WHISPER
7 SAMBAISTA (studio live session)
8 CAMELIA LIGHT LINE
9 UN GIORNO CON TE
10 CALMA APPARENTE
11 IL TUO RESPIRO
12 EL HOMBRE LOBO (piano solo version)


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