JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ザ・フーと心の傷と   「再会の街で」

2008-01-19 23:31:43 | その他


私ロックのことはほとんど解りません。エマーソンやBSTなど聞きましたがその後は普通の人程度です。
このアルバム70年代の有名バンド“ザ・フー”の「四重人格」であります。
もちろん私が持っているアルバムではなくアマゾンさんから写真を頂きました。
なぜこのアルバムかというと、寒いけど家にいるだけではもったいないと映画に行くことにしました。行き場所は恵比寿ガーデンプレイス、そして見たのが、このアルバムの最後のトラックの曲名“Love,Reign O'er Me”から名をとった「REIGN OVER ME」邦題「再会の街で」という映画です。



映画はグラハム・ナッシュの曲“Simple Man”をバックに主人公の一人チャーリーが改造スクーターでニューヨークの街を走るところはじまります。
この主人公は9・11で最愛の奥さんと娘3人を失った男です。
映画の宣伝文句は“ある日突然、愛する家族を奪われた男。仕事を捨て、誰にも逢わず、彼は人生から逃げるしかなかった・・・・。”です。
もう一人の主人公アランは学生時代のルームメート、不明になっていたチャーリーと突然街で再会し心配しますが、チャーリーは記憶を拒否し、古いロックアルバムの収集とビデオゲームのことだけを考えることで、生をつないでいる状態だったのです。
アランは娘2人奥さんがいますがおり歯科医として成功しているのですが、家庭では家族への愛しかたを戸惑っている人間だったのです。
チャーリーを助けたいアラン、苦悩に付き合ううちに実感していく愛の重さ、しっかりしたストーリーと演技で良い映画でした。
映画の中ではブルース・スプリングスティーンや古いロックが沢山使われ、それもマニアとしてLPを話題にしていますから古いロックおじさんには面白いでしょう。この主人公「5、500枚持っているけどもっと探すよ」といっていますが、日本のオジサンでもっと凄い人沢山いますよね。

私、みたくない映像がいくつかあります。9/11のあの映像です。そしてe.s.tのアルバムの9.11に関する曲は聴きたくないので封印いたしました。
出来たら触れたくない、それを考えたくないと思ってしまいます。
軽くこの主人公と同じような感じです。(現実的には雲泥の差ですが)
この映画内容、躊躇しましたが、喪失した男の話で興味あり見に行きました。
内容は重く簡単に解決などないことが続きますが、一つの方向が見えておわります。
観ている最中泣いてしまいました。(いつものこと)
なぜ愛がある幸福な状態が破壊されるのでしょうか。
それを受け入れなければいけないことは、なんと理不尽でありましょうか。
このストーリーではある方向が付いて嬉しく思います。
ただ私が感じることは、あの被害者何万人の心の傷、全ては癒えているわけではなく、このストーリーを観終わった後でも重たく残っているのです。
演技も良く、なかなか良い映画だったと思います。
ウーンとうなりながらもお腹がすいたので、お昼をいただくことにしました。
恵比寿ガーデンにはミッシュランに選ばれたお店もありますが、もちろんいけません。



ということで、たまにはタイ料理にしました。結構辛いもの好きの奥さんのお薦めです。
話が重かったので軽く食事内容です。

トム・ヤンクン皆さんどのように思いますか、私は大好きです。

まずは海老のすり身と湯葉の揚げ巻き




焼きそば



トムヤンクン




グリーンカレー





をいただきました。
そこで奥さんと別れてちょっと渋谷でふらつきました。中古のアルバム1枚と新作1枚入手して帰ったら、セールを楽しむのかと思った奥さんは食料品とワイン2本をかってまっすぐ帰ったそうで、まあありがたいことでした。

買ったアルバム

新品 John taylor "whirlpooi"
中古 CHAT NOIR "adoraion"





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軽イ~の、快イ~の  A FIFFERENT VIEW / ltc

2008-01-18 21:33:34 | 聞いたけどCDどちらでも


つい最近にFavrizio Bossの演奏がカッコイイ、ベーシストのGiuseppe Bassiのアルバムでもドラムスを叩いているLorwnzo Tucciが入っているアルバムです。っというかこのトリオの3人は2007年11月にはニコラス・コンテのバンドのメンバーとして来日、12月にはhight five quintetのメンバーとしてドラムスとベースはブルーノート東京に来ている安定した人たちです。
このアルバムフィンランドにあるクラブ系を録音するRieky Tick Recordsがリリースしたもので、録音はイタリアです。
hight five quintetのドラムスとベースですから、それは安定しています。ピアニストはニコラス・コンテのグループだそうで、実はまるで知りません。
全てピアノトリオとして演奏されます。
ピアノのフレーズとしては創造性に富んだ、フレーズがあふれるというよりか、雰囲気を大切に、盛り立てるピアノです。ニコラス・コンテのグループの演奏がどのようなものか知りません。その人にあったピアニストなのでしょう。クラブ系の要素があるためかバラエティに欠ける所があります。
その点、シリアスに考えたり、しないで聴くといい演奏です。
タッチとか乗りのパターンの作り方が同じようで、引き出しは多くないところがあり、興に乗ったら受けるという感じで、イタリアハードバップの一つの受け部分と感じます。
1曲目ちょっと硬質な音ながら軽快にはじまります。
3曲目ファンキーな感じはレス・マッキャンのようですが、4,5,6とラテンフレーバーと同じようなリズム取りで、クラブ系などに近いと必要なところを選ぶとこうなるのでしょうか。
このピアニスト左手のブロックコードの付け方がだいたい同じで、フレーズも似ているので変化に乏しくかんじます。
7曲目になるとメロディアスでゆったりして、このアルバムのなかでは目立つ曲です。曲が良いのは“スパルタカスのテーマ”の作曲者アレックス・ノースの曲でうなずけます。
8曲目は、コルトレーンの曲のような感じの渋谷の交差点を表現した曲で、ピアノもマッコイ・タイナーを感じます。
9曲目はエレピも使って変化を付けますが、曲としてはあまりおもしろくない。
10曲目黒人霊歌のような、ニーナ・シモンの得意曲で、O・ピーターソンを思わせて良いと思います。
11曲目ホレス・シルバーみたいなファンキータッチなボーナス・トラック。
オリジナルがちょっと単調に成るところがあるので、もう2,3曲良い曲を選べば良かったと思うアルバムです。
こうゆうの題も付けずらい。馬鹿にするつもりはありません。軽快と言うのが第1印象で、軽と快が段々離れていったら、どこかのお笑い芸人がやるギャグみたいに成ってしまいました。
私、ついまじめになって聴いてしまう癖があるみたいでが、軽く楽しんで、快イ~のと身もだえてる方が良いのかも知れません。

A FIFFERENT VIEW / ltc

Piertro Lussu      piano
Lorenzo Tucci      drums
Pitro Ciancaglini    bass


1 Just Give Me Time
2 Different View
3 The Holy Ghost
4 Magic Mirror
5 Menino das Laranjas
6 Easy Does It
7 Anthony and Cleopatra's Love
8 Shibuya Crossing
9 Breakfast with Silvia
10 I Wish I Knew How It Would Feel to be Free
11 Japanese Crowd - bonus track -


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トロンボーン頑張れ Eijiro Nskagawa / E

2008-01-17 21:05:58 | 聞いてますCDいいと思う


トロンボーンという楽器は大変難しいと言われています。私などは実際その楽器を持ってみると音階を取るか解らない楽器です。JAZZで素晴らしいトロンボーンを聴かされると、男の意気を感じてしまいます。
日本のミュージシャンの新しい人を聴きませんでしたが、中川 英二郎のあたらしいアルバム“E”を聴いてみました。
とてもバラエティに富んだアルバムで2曲目は確かバイオリンの曲で寺井尚子なども演奏していた曲、小曽根のピアノがとても締りをつけています。
3曲目は中川の曲で、プログラムも入れたPOPな味わいの曲、とても張りのある、またテクニカルな響きを持つトロンボーンです。
4曲目はファンキーテーストの効いた小曽根の曲で、カーティス・フラーをちょっと思い浮かべます。近藤和彦のアルトも効く楽しい曲です。
5曲目は中川と小曽根のDUOで、小曽根ってこれほど凄いと感じていなかったので、思っていたよりとても芯があるピアノです。(小曽根ファンごめんなさい)
良い演奏です。
6曲目は一変、ボッサ・リズムで巾の広さを感じさせます。ここでは近藤のフルートが効いてきます。
7曲目はギターとのDUOでのボッサ、8曲目はステーヴィー・ワンダーの曲をチェンバーでと色々ですが、この色々の中で、好きな中川色を探すのでしょうか。
9曲目はG線上のアリア、これはクラシックをちゃんとした人のアプローチになっていて、基礎がはっきり解る演奏、逆に育ちの良さがわかってしまう感じは受けます。
最後は小曽根とドラムスとのトリオ、トロンボーン特有の強い音でのバリバリ音がとても少なく(好きな傾向ですが)、でもあえてそれも入れてバラエティしていくととても楽しくなりそうです。
今年の横浜JAZZあたり、お会いしたい人になありました。

E Eijiro Nakagawa

小曽根 真   piano
新沢 健一郎  piano,Prog
近藤和彦    flute Alto sax
天野清継    gitar
阿部浩二    gitar
大儀見元    per
藤井摂     Drums


1 アイ・アム(中川 英二郎)
2 チャルダッシュ(V.モンティー) 
3 ジャーニー・オブ・ア・ローズ(中川 英二郎) 
4 ソリッド・オブ・レヴォリューション(新澤 健一郎)
5 ユー・アー・ノット・アローン(小曽根 真)
6 シークレット・ゲート(中川 英二郎)
7 エンドレス・サマー(中川 英二郎)
8 オーヴァージョイド(S.ワンダー)
9 G線上のアリア(J.S.バッハ)
10 イントゥ・ザ・スカイ(中川 英二郎)




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盆か暮れに一度だけ  Sangam / Charles Lloyd

2008-01-16 21:04:48 | 聞いてますCDいいと思う


チャールス・ロイドといえば私の場合はどうしてもキースがいて、デジョネットがいた時代のアルバムになってしまいます。
その後はずっと言うよりかずーーーと聴いていませんでした。
数年前に中古屋さんで「The Water Is Wide」を拾いましたが、うーん、ロイドだな~と思いましたが、あまり衝撃を受けるということもありませんでした。
新作が昨年出てその評判がblogでも良かったのを覚えていて、中古屋さんでひろいました。
1曲目、tablaのリズムからはじまるは音楽はパーカションとホーンの組み合わせのライブ録音です。3曲目、ロイドがテナーを吹くとさすがに良い、貫禄というか、達観というか、長いフレーズを気を散らさない統一感さすがだと思います。
タブラやパーカッションの安定した技量の上にロイドの培った精神集中が素晴らしく発揮されているライヴだとおもいます。
5曲目ではちょっとご詠歌くさい感じもあり、あれ抹香くさいと考え出してしまいました。アルバムは統一されたコンサートのサウンドですのでイメージは統一され、ロイドのなかなか素晴らしいパーフォマンスとリズムを楽しめて、いいと思うアルバムです。
ただ精神世界の祈り的なところが濃厚にあり、凡人の私には、これが愛聴盤になることはないし、悪いと思わないけど、なかなか凄い出来だとおもいながら、盆か暮に一度お会いしたいように思う感じです。

  Sangam / Charles Lloyd

       Charles Lloyd tenor and alto sazophones,tarpgato,bass and alto flutes,piano percusion
ZAkir Hussain tabla,voice,percusion
Eric Harland drums,percussion,piano


1. Dancing on One Foot
2. Tales of Rumi
3. Sangam
4. Nataraj
5. Guman
6. Tender Warriors
7. Hymne to the Mother
8. Lady in the Harbor
9. Little Peace

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この曲が聴きたい what Are You Doing the Rest of Your Life?

2008-01-15 21:20:44 | この曲が聴きたい


ビル・エバンスがエレピを弾いているアルバム「From Left to Right」、JAZZを長く聴いた方なら思い出す、とっても驚いた一枚です。そして一般的には大変不評な一枚でした。
その1曲目、“what Are You Doing the Rest of Your Life?”をエレピ好きな(今でも)私は、「エバンスのエレピはやはり違う。」とか勝手に思っていました。
その1曲目が好きだった覚えがあり、中古でCD買いました。
ところがこれが、音が悪い、オーケストラのアレンジが悪い、こんなだったのかと思います。
1番はオーケストラのアレンジ、ホーンの使い方はひどいものです。2番目が音がひどい、なぜここまで、アコーステックのピアノの音まで割れるのか、これはちょっとがっかりです。
ただあの1曲目ゆったりはじまるエバンスのエレピは、音の良し悪しは別にして懐かしいものす。
その1曲を聴きたいと思ったのですが、新しく発売されているアルバムではオケ抜きのカルテット演奏のテイクが追加されています。
そこでの 「what Are You Doing the Rest of Your Life? 」は音もいい。オリジナルの忍び寄るような出だしのほうがすきですが、でもこちらのほうがずっと良い。7テイクと最初に女性の声が入ります。
アコで1フレーズ弾いてエレピの導入部になっています。アコとエレピが交差するとてもロマンチックな曲です。
機会があったら、このアルバムを小ばかにしているエバンスファンの方、このテイクを聴いてあげてください。アコとエレピが寄り添うように絡み合って、とても落ち着いた気持ちになりますよ。
オリジナルアルバム9曲以降に追加された4曲これが素晴らしい。最初の9曲は聞きません。
久しぶりにこの曲が聴きたいにしました。

From Left to Right / BILL EVANS

1 What Are You Doing The Rest Of Your Life?
2 I'm All Smiles
3 Why Did I Choose You?
4 Soiree
5 Dolphin-Before
6 Dolphin-After
7 Lullaby For Helene
8 Like Someone In Love
9 Children's Play Song
10 What Are You Doing The Rest Of Your Life? (Quartet)
11 Why Did I Choose You? (Quartet)
12 Soiree (Alternate Take)
13 Lullaby For Helene (Quartet)



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触発があります Well' be together again/Giuseppe Bassi

2008-01-14 12:05:04 | 聞いてますCDいいと思う


Giuseppe Bassiというベーシストがリーダーの2000年のイタリアのアルバムです。
このベースは、イタリアの新人トランペッターANDREA SABATINOの“Pure Soul”で弾いていますし、同じレーベルのNICOLA ANDRIOLIのピアノトリオでも弾いていました。どちらのアルバムでも不可でないと思う、でも特に凄いとは思わない人でした。このアルバムでもそこのところは変わりませんが、集まった他のメンバーが凄い。
High Five のボッサとD・スカナピエコ、それにピアノがD・Moroniです。色々なアルバムで絡んでいますがこの人たちがそろうとこれは良い。
もちろん一番いいのはBossaの入った曲、1曲目、テーマの後のボッソのソロはさすがとしか言いようがない。いつも想像を超えたフレーズを持っていて驚かされます。
そしてアルバム通じて一番凄いのがDado Moroniで曲によって表情を変える演奏です。
2曲目はスローバラッドでテナーのスカナピエコの音色がとても良い感じの曲になります。
3曲目は表題作、ベースソロから始まってスカナピエコが雰囲気のあるしっとりしたサックスを吹きます。
Dado Moroniのピアノは、芯があり、エッジが立って曲をキッと引き締めています。このピアノがあるからスカナピエコのテナーが生きてくるのです。4曲目も良いブルース演奏です。
このあとギターが入ってちょっとおとなしい演奏でスイング系の演奏が続きます。
7曲目はバップ調に戻りそれぞれのソロの交換もなかなか、ベースの結構良い感じです。
最後の曲でバップ爆発です。ピアノのダッドがちょっと走ると抑えていたバッソが思い切りよく吹きはじめる、テナーがまるで待っていたかのように急激に絡み付いて行きます。ドラムスがガァーときて、プッツリと終わります。
このテイクのそこまでが凄く良かったのでアルバムに入ったのではと思います。少し唐突ではありますが、満足です。
ベーシストは技量、いまいちに思いましたがこの人はこう言いたいと思います。
“Well' be together again” 
言いたくなりますよね。

We'll be together again / Giueppe Bassi

Giuseppe Bassi(b)
Dado Moroni(p)
Daniele Scannapieco(ts except 6,9)
Lorenzo "Sabre" Tucci(dr except 6)
Fabrizio Bosso(tp,flh on 1,2,7,8,10)
Guido Di Leone(g on 6,7,8)

1.L'ANGELO CHE VOLA PIU IN ALTO
2.LOVE WALKED IN
3.WE'LL BE TOGETHER AGAIN
4.HAZE
5.PARLA PIU PIANO
6.ROMA NUN FA LA STUPIDA STASERA
7.MEMORY OF A DREAM
8.BASS TUNE
9.GOOD MORNING HEARTACHE
10.JEHU
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記事にした人なのに忘れていました Quickening / Frank Kimbrough

2008-01-13 07:37:40 | 聞いてますCDいいと思う


Frank Kimbtoughと英字での名前で良くわかりませんでしたが、M・シュナイダーのBig Bandでピアノを弾いていますし、2004年のアルバムは記事にしていました。記事では少し内省すぎると感想していました。
このアルバムはそれよりも2年前のアルバムで買う必要もありませんが、中古屋さんではそこまで判断は出来ません。
持っていたアルバムはドラムスが違います。次のアルバムはドラムスがいまいちだったので、このアルバム、Jeff Ballardは大満足です。
すると同じベーシストBen Allisonもゴツッとしたベースでこちらも良い。
ピアノはモンクなど感じながら流れて良いきますが、モーダルなサウンドも出てきてプレーの違和感はありませんでした。
5曲目“Svengali”では一瞬M・ローチのドラムスとC・ミンガスのベースでD・エリントンの“マネー・ジャングル”を思い浮かべました。
すると6曲目では“For Duke”、好きなんですね。ロマンチックな曲です。
ビックバンドでピアノを弾き込んだ事がM・シュナイダーのバンドで生きているのでしょうか。

Quickening / Frank Kimbrough

Frank Kimbrough piano
Ben Allison bass
Jeff Ballard drums
1 Quickening
2 Cascade Rising
3 Chant
4 Clara's Room
5 Svengali
6 For Duke
7 TMI
8 Ancestor

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今年はKEITHのSOLO / KEITH JARRETT SOLO 2008

2008-01-11 21:53:34 | その他
今日は家に帰るとパソコンの前にはがきが置いてあります。
KEITH JARRETTの2008年日本公演の案内でした。

http://www.koinumamusic.com/home.html

私の手帳の中ににはここのところの日本公演のチケットの半券がすてられずにたまっています。
2001年 4/23 TRIO オーチャード  
2004年 4/27 TRIO 東京厚生年金
2007年 4/30 TRIO 東京文化会館

今年どうしようか決めていませんが、薫風漂う初夏の事行ってみたいです。
2回続けて会場ではハクエイに出会っていますから次に会ったら異常な確率になり神を信じます。
冗談抜きに、キースは次を思考しながら演奏しているはずで、soloはかなり重要なパーフォマンスになる気がします。
会場でお会いしましょう。


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おすすめに変わります  DRIFTING / WALTER NORRIS

2008-01-10 20:58:06 | 聞いてますCDおすすめ


SJ誌で1年の発売アルバムを見直した1枚です。誌の見出しが“ベースとの超絶的なデュオ”とあるので買いました。
ウォルター・ノリスという人に記憶はありません。
アルバムを聴くととても軽やかなタッチのテクニックを感じます。
1曲目オリジナルで、重くならない中にブルースフィーリングを残して良い感じです。
2曲目はとてもクラシカルな音色で、ベルリン芸術大学の即興ピアノの教授にもなったことがうなずけます。
4曲目、ムラーツのベースに圧倒される曲、ウォーキングからアルコまで、それをベースにノリスの右手のシングルトーンも同じテンションで対抗しています。
5曲目は美しいバラッド、とても優雅なピアノです。
8曲目、スコット・ジョプッリンの有名なラグを微妙にタイムを変化させながら弾くと、これは大変上手い、クラシックの人はこれが出来ない。
ピアノ上手い、ただ少しモーダルに欠けるかと思いながら録音日を見ると1974年8月18日とあります。
ちょっと待ってよ、前に記事にしたムラーツとローランド・ハナの日本録音も1974年だったはずです。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20061101

確かめるとハナとのレコーディングは3月9.11.13日日本で行われました。
とっても素晴らしいアルバムです。このアルバム、サド・ジョーンズ&メル・ルイス・オーケストラの一員として来日中に録音されたものです。
そしてこの後ハナはオーケストラを退団し、このウォルター・ノリスが後釜を勤めます。8月にヨーロッパ公演を勤めたときにこのアルバムが録音されたわけで、東宝レコードの一枚と、enjaの一枚兄弟のように良い関係です。
そう思ってムラーツを中心に聞きなおすと、これが凄い、4曲目だけでなく、よりハナよりもバックミュージシャンとしての落ち着きが増しています。
WALTER NORRISいいです、今でも弾いているみたいです。ピアニストはともかく、このジョージ・ムラーツを聴いているとベース好きは、ランクあげておすすめになるアルバムです。

DRIFTING / WALTER NORRIS

WALTER NORRIS piano
GEORGE MRAZ bass

1 DRIFTING
2 A CHILD IS BORN
3 NOTA CAMBIATA
4 SPACE MAKER
5 SPRING CAN REALLY HANG YOU UP THE MOST
6 ROSE WALTZ
7 THUMBS UP
8 MAPLE LEAF RAG
9 FALLING IN LOVE WITH LOVE


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素描でも、色付けしても Soeurs de sang / jean-marie machado

2008-01-09 20:54:16 | 聞いてますCDいいと思う


一年間に出たアルバムをSJ誌がまとめて掲載するので、毎年それを資料としています。そして振返ってこれ欲しいと思うものを買いにいくようになりました。
昨年のアルバムで買わなかったものが5枚欲しくなり3枚入手しました。うちの1枚です。
SJ誌のinport紹介で“ファドとジャズ、2人の女王に捧げたソロとトリオ”と紹介されています。ファドの方が気になります。
jean-marie machadoがファドの女王、アマリア・ロドリゲスとジャズの女王ビリー・ホリディーに捧げたアルバムです。
ソロの演奏が一枚、トリオが一枚の2枚組です。
トリオの方は、ドラムスがjacquesMahueux botterieという人で安定して面白いですし、ベースは野沢工房でもアルバムを出しているJean-Philippe Viretで平均以上のソロを聴かせてくれます。
2枚組で22曲ありますので、すべてを紹介できませんが、第一印象良いのと思います。
 このピアニスト、フランスで活躍ですが血筋としてファドがあり、聞いてみて良いと思うのはそちらの曲系でした。
ホリディーでは“Don't Explane”や“Strenge Fruit”などがありますが、ちょっと頭でっかっちに感じ、反面ファドは実に自然に感情を盛り上げます。
ソロとトリオという構成で同じ2人に対して演奏を行っていることは興味があります。
一つにはソロとトリオの選び方、どちらが良という問題はなく、表現の選択なんだと感じます。ドラムスを入れた演奏とソロでは、ピアニストのすることがかなり違う事に気が付きます。
絵画で言うとデッサンでうまく描けてそれが魅力的なもの、いろ付け、構成をして形にするもの、そんな感じをこのアルバムに感じます。
ソロ1曲目が入魂みたいな1曲でこれでかなり驚きました。テクニックがありそれをしっかり抑えて曲を作っている感じ、ソロでとても必要なことがここにあります。
2曲目もファド関係、とても優しく曲がすでに心の中にあるので、おもむくままにフレーズがでてっくるようで、うなり声も入る良い演奏です。
3曲目もピアニストの曲ですが、これも落ち着いた内相的な曲でピアノを大きく使ったテクはなかなかなものです。
6曲目、低い音のピアノ音と高い音のピアノ音の対比ではじまる曲は、ソロをいかに構成するか練られた演奏で、哀愁感を伝えています。私が哀愁路線が好きなので、好きな曲がそうなります。
トリオ演奏になると3曲目、ハーモニーを重ねながらメロディを紡いでいく曲“Fado Amalia”がベースとドラムスが入ることにより、より独唱的なファドになり良い感じです。Jean Philippe Viretのベースソロもランク高い演奏です。
4曲目はピアニストの曲で、この曲は初めてホリディーへの曲でしょうか。ジャージーなドラムスとの演奏がストレートです。
全体的にはファドが直接的に感情表現している割に、ホリディーのほうはワンクッション置いて悲しみを表現するようで、これはアメリカ人のほうが得意かとおもいます。
2枚のソロとトリオで2人のトリビュートするというのは面白い試みで、曲によりピアノの使い方変わることが少しわかった気がしました。



Soeurs de sang / jean-marie machado

CD1: Jean-Marie Machado (P)
CD2: Jean-Marie Machado (P),Jacques Mahieux(DS), Jean Philippe Viret(B)

(CD 1)
1. Irmas de sangue
2. Solideao
3. Petite source
4. La bocca
5. Don’t explain
6. Nao quero amar
7. Lisboa nao sejas Francesa
8. I’m a fool to want want you
9. Cabeca no ombro
10. Fragment de source
11. White gardenia
12. Foulard Rouge

(CD 2)
1. Flowers, teardrops from the stars
2. Trio time
3. Fado Amalia
4. Sisters
5. Canto Lento
6. Meu Fado
7. Strange fruite
8. God bless the child
9. in Fragrance of white roses
10. open Blues






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