JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ベリングキャット デジタルハンター、国家の嘘を暴く エリオット・ヒギンズ 著 安原和見 訳 

2023-08-10 08:09:37 | 


ベリングキャットとは著者エリオット・ヒギンズが作った調査報道ユニットのことである。
ネット上で仲間をつのり、ネット上にあるあらゆる情報を精査してゆき、嘘の暴いてゆく。
著者のことの紹介があるので映しておくと、「オープンソース調査集団として何度も表彰された〈ベリングキャット〉の創設者。カリフォルニア大学バークレー校の〈ヒューマン・ライツ・センター〉の研究員で国際刑事裁判所の技術顧問委員会のメンバーでもある。2019年『プロスペクト』誌によって世界最高の思想家50人の一人に選ばれた。」

内容はシリアのアサド政権の嘘から、〈マレーシア航空17便〉撃墜事件のロシア嘘の解明過程、ロシヤによりる毒殺未遂事件の解明などが克明に描かれている。内容がが細かいので飛ばし読みのところもあるけれど、唖然とする内容であった。
マレーシア航空便の章では、クレムリンの情報操作の方法として「4Ð法」があるという。それはDisniss(否定)、Distort(歪曲)、Distract(目くらまし)、Dismay(恐怖)を活用しているとされ詳しくその事実が書かれている。なんとまさに今もプーチンがこの手法を使っていることが判る。

パソコン1つの連携で世界に正確なものを明らかにしていくことに敬意を表したい。

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海の表情 If You Were Closer 横山起郎

2023-08-07 15:46:15 | 聞いてますCDいいと思う


タワレコが店内で無料配布する音楽情報誌を利用うしている。そこで気になるアルバムを熱帯で聞いている。そこでスワヴェク・ヤスクウケと横山紀朗の記事があり、横山紀朗を知らないので聞いてみた。
分野としてはNEW AGEになるが、なんかよいので、アルバムを2枚オーダーした。
それが2月で1枚が入荷しないので、随分と時間が経った。1枚がキャンセルになり7月にやっと届いた。


横山紀朗、武蔵野音楽大学を卒業した後、ポーランド国立ショパン音楽大学でピアノを学んだそうだ。現在ポーランドと日本で活躍しているそうだけれど、守備範囲が違うので知らなかった。
ピアノ・ソロ、聴き始めると、普通のNEW AGEとはちょっとちがう、ピアノのひびきという感じがする。

コロナ禍により海外への移動が難しくなり、故郷である宮﨑にて2年間かけて制作されたアルバムだそう。
人と直接触れ合う機会が減り故郷の海で過ごす時間が増え,それが音楽に反映しているように感じる。
普通のアンヴィエントな演奏だと、飽きてしまうところが結構聞き入ってしまうのは、ピアノのハーモニーとかなら仕方が確かなものだからだろう。
アルバムを通じって、私には海の表情が静かに変化している様がずっと浮かんでいる。


If You Were Closer 横山起郎

1 sundown
2 perfume
3 her book
4 timeline 1
5 half full
6 reminisce
7 timeline 2
8 first song
9 stand still
10 intermezzo in A Major Op.118,No2
11 finger
12 to a wild rose
13 as you
14 some lies
15 sunshade -not her fault-
16 dust fell
17 timeline 3
18 barcarolle
19 ours
20 siciliana -coda-

アートワーク : グンジキナミ
録音 : 2021 宮崎市清武文化会館


横山起朗 / Tatsuro Yokoyama
武蔵野音楽大学を卒業後、ポーランド国立ショパン音楽大学にてピアノを学ぶ。
現在は宮崎、東京、ポーランドを拠点に演奏活動を行い
CM やテレビ番組等へ楽曲の制作をするなど、幅広く活動
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リードのこの一枚 Black,Brown,and Blue / ERIC REED

2023-08-04 15:49:24 | 聞いてますCDおすすめ


エリック・リードの新しいアルバムが出た。ベーシストの ルカ・アレマンノ とドラマーの レジー・クイナリー という若手との初めてのトリオになっている。
ここのところ
出しているSMOKE SESSIONS RECORDSからの販売。

    

「Groovewise」 2014    「Every body Gets the Blues」 2019 「For Such a Time as This」 2020

結構自由にさせてくれるのか、ここのところのアルバムは統一感があるけれど、こんどのアルバムはそれを一歩進めたアルバムではないだろうか。

基礎となっているのはWILLIE JONES Ⅲがプロデュース、販売を行った2017年のアルバム「A LIGHT IN ARKNESS」というアルバムの発展形だと想おう。



自己のルーツである教会で行われる音楽を表現することにリ井戸は傾向している。このあアルバムで5曲目”HOPE IN VIEW」6曲目「SHINE」といういかにも教会での音楽のようにJamson Rossに歌わせている。
そして今回の新しいアルバムでは2曲目ビル・ウィザースの”Lean on Me”をcALVIN B.Rhone、12曲目スティービー・ワンダーの”Pastime Paradise”をDavidDaughtryに歌わせている。
この2曲、君の助けになるよと歌いかけたり、娯楽を楽園を追及するのでなく本当のの楽園をめざそうという曲。
エリック・リードが伝えたい、音楽をストレートに表現したアルバムと思える。
1曲目リードのタイトル曲”Black,Brown,and Blue ”の曲名がまさにそれにあたる。
Blackは人種的アイデンティティBrounは敬意と共感、そしてBlueはスピリチュアルでまさにそれを伝えようとする。
アルバムとしては、その関係からバラッドだったり、ブルース系の演奏が多くり、いちぶではそちらに偏った形かもしれないがそれを気にしない。
リード自身、このアルバムは「これまでの私の人生の集大成です。私は私生活でこれまでより自由になり、音楽でもよりも自由になりました。
私は自分が誰であるかを受け入れています。
私は自分自身を愛しています。
そして、芸術性、セクシュアリティ、全体的な人間性など、自分が進化し続けるにつれて自身の音楽はますますパーソナルなものになっていきます。」と書いている。

そんな意味で大変意義深い、今のリード、これからのリードを表す索引になったと思う。現役100人ジャズ・ピアニストでリードのこの1枚を「STAD!」2009年にしていたけれど、今年これに変えることに使用。

Black,Brown,and Blue / ERIC REED

Eric Reed (p)
Luca Alemnno (b)
Reggie Quinerly (ds)

1 Black, Brown, and Blue
2 Lean on Me
3 I Got It Bad (And That Ain't Good)
4 Peace
5 Search for Peace
6 Christina
7 Infant Eyes
8 Cheryl Ann
9 Along Came Betty
10 Variation 24
11 One for E
12 Pastime Paradise
13 Ugly Beauty
2023年作品
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ヴィレッジ・ゲイトの熱い夜 EVENINGS AT THE VILLAGE GATE / JHON COLTYANE WITH ERIC DOLPHY

2023-08-02 15:42:32 | 聞いてますCDおすすめ


ジョン・コルトレーンを聴くのは年に数回だけど、都市の最後はコルトレーンというのが決まりになりつつある。しかし年末まで待っていられない事態になった。

ニューヨーク公共図書館で発見された音源がインパルスから発売された。エリック・ドルフィーを加えたクインテットのヴィレッジ・ゲートでのライヴ演奏、これは今年の一番の発掘に間違いない。
おなじみの” My Favorite Things”をドルフィーのフルートから聞く喜び、そしてコルトレーンの熱いソプラノと多くのフェバリット・シングスのまた一つの開園が残った。
2曲目はドルフィーのバスクラの長いソロからコルトレーンのソプラノへ、タイナーのソロが若々しいし、エルビンはやっぱりエルヴィンだという太鼓。
アトランテックを離れ、インパルスに移籍、ジミー・ギャレソンが入る前の、それでもタイナーとエルヴィンのいるあのカルテットの誕生直前の貴重な録音。
3曲目” Impressions”はいきなりコルトレーンのソプラノ強烈フレージングで始まって、今度は後にドルフィーのアルトとタイナーのソロ。
4曲目は”Greensleeves”もトレーンのソプラノがフェード・インするかたり、こn録音、8月ほぼ1か月のヴィレッジ・ゲイトでのライヴからのものだから、発見された音源はかなり長いものなのかもしれない。
そして最後が22分におよぶ”Africa”。このライヴの3か月前、エリック・ドルフィーによるブラス編曲でアルバム録音がされた曲。ここではギャレソンとは行き方の違うベース・ソロそしてエルヴィンのソロ。



演奏内容と歴史的な価値など考えると、評価の必要性自体がなくなるアルバムではないかと思う。

EVENINGS AT THE VILLAGE GATE / JHON COLTYANE WITH ERIC DOLPHY

John Coltrane(ss,ts)
Eric Dolphy(b-cl,as,fl)
McCoy Tyner(p)
Reggie Workman(b)
Art Davis(b)
Elvin Jones(ds)

1961年8月  VILLAGE GATE NY

1. My Favorite Things
2. When Lights Are Low
3. Impressions
4. Greensleeves
5. Africa
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信頼の仲 Les Metanuits / Emile Parisien Roberto Negro

2023-08-01 21:17:35 | 聞いてますCDおすすめ


エミール・パリシェンの新しいアルバムは、なんと盟友ロベルト・ネグロとのデュオ・アルバムだった。この二人パリシェンを知ったアルバムで同じグループ、その後しばらく行動をともにしたが、しばらくいっしょがなかったが最近一緒に演るので安心したいたけれど、そうかデュオという親密なのを作ったのか。

ll

Inspired bybGyorgy Ligeti's String Quartet No.1とある。リゲッティのこの曲を知らないのでどこまで譜面でどこまで即興かわからないけれど、カルテットをデュオで演っているのだから即興の部分が多いのだろう。
2 人が尊敬するハンガリー系オーストリア人作曲家のジェルジュ・リゲティの曲をテーマに即興していったというのがこのアルバムだろうか。

ということで1曲目いかにも緊張感んを盛り上げる曲運びは昔を思い出す。
原曲の影響だろうか短めな曲が多い、たぶんほとんどテーマを即興でつないでいく演奏なのだろう、インプロが続いていくという感じで進む。あくまでもソプラノとピアノの世界を構築したのだろう。10曲” Alla Marcia, Pesante”はまさに二人の圧巻の演奏になった。この二人が再び演奏出来ていることに喜びを感じる。
11曲目美しい” Largo"である意味尊敬する音楽家に対しての即興が幕を閉じる。


Emile Parisien(soprano saxophone)
Roberto Negro(piano)
2023年作品

1 Allegro Grazioso
2 Vivace, Capriccioso
3 Adagio Mesto
4 Presto
5 Prestissimo
6 Andante Tranquillo
7 Tempo Di Valse
8 Subito Prestissimo
9 Meccanico
10 Alla Marcia, Pesante
11 Largo


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