エミール・パリシェンの新しいアルバムは、なんと盟友ロベルト・ネグロとのデュオ・アルバムだった。この二人パリシェンを知ったアルバムで同じグループ、その後しばらく行動をともにしたが、しばらくいっしょがなかったが最近一緒に演るので安心したいたけれど、そうかデュオという親密なのを作ったのか。
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Inspired bybGyorgy Ligeti's String Quartet No.1とある。リゲッティのこの曲を知らないのでどこまで譜面でどこまで即興かわからないけれど、カルテットをデュオで演っているのだから即興の部分が多いのだろう。
2 人が尊敬するハンガリー系オーストリア人作曲家のジェルジュ・リゲティの曲をテーマに即興していったというのがこのアルバムだろうか。
ということで1曲目いかにも緊張感んを盛り上げる曲運びは昔を思い出す。
原曲の影響だろうか短めな曲が多い、たぶんほとんどテーマを即興でつないでいく演奏なのだろう、インプロが続いていくという感じで進む。あくまでもソプラノとピアノの世界を構築したのだろう。10曲” Alla Marcia, Pesante”はまさに二人の圧巻の演奏になった。この二人が再び演奏出来ていることに喜びを感じる。
11曲目美しい” Largo"である意味尊敬する音楽家に対しての即興が幕を閉じる。
Emile Parisien(soprano saxophone)
Roberto Negro(piano)
2023年作品
1 Allegro Grazioso
2 Vivace, Capriccioso
3 Adagio Mesto
4 Presto
5 Prestissimo
6 Andante Tranquillo
7 Tempo Di Valse
8 Subito Prestissimo
9 Meccanico
10 Alla Marcia, Pesante
11 Largo