エリック・リードの新しいアルバムが出た。ベーシストの ルカ・アレマンノ とドラマーの レジー・クイナリー という若手との初めてのトリオになっている。
ここのところ
出しているSMOKE SESSIONS RECORDSからの販売。
「Groovewise」 2014 「Every body Gets the Blues」 2019 「For Such a Time as This」 2020
結構自由にさせてくれるのか、ここのところのアルバムは統一感があるけれど、こんどのアルバムはそれを一歩進めたアルバムではないだろうか。
基礎となっているのはWILLIE JONES Ⅲがプロデュース、販売を行った2017年のアルバム「A LIGHT IN ARKNESS」というアルバムの発展形だと想おう。
自己のルーツである教会で行われる音楽を表現することにリ井戸は傾向している。このあアルバムで5曲目”HOPE IN VIEW」6曲目「SHINE」といういかにも教会での音楽のようにJamson Rossに歌わせている。
そして今回の新しいアルバムでは2曲目ビル・ウィザースの”Lean on Me”をcALVIN B.Rhone、12曲目スティービー・ワンダーの”Pastime Paradise”をDavidDaughtryに歌わせている。
この2曲、君の助けになるよと歌いかけたり、娯楽を楽園を追及するのでなく本当のの楽園をめざそうという曲。
エリック・リードが伝えたい、音楽をストレートに表現したアルバムと思える。
1曲目リードのタイトル曲”Black,Brown,and Blue ”の曲名がまさにそれにあたる。
Blackは人種的アイデンティティBrounは敬意と共感、そしてBlueはスピリチュアルでまさにそれを伝えようとする。
アルバムとしては、その関係からバラッドだったり、ブルース系の演奏が多くり、いちぶではそちらに偏った形かもしれないがそれを気にしない。
リード自身、このアルバムは「これまでの私の人生の集大成です。私は私生活でこれまでより自由になり、音楽でもよりも自由になりました。
私は自分が誰であるかを受け入れています。
私は自分自身を愛しています。
そして、芸術性、セクシュアリティ、全体的な人間性など、自分が進化し続けるにつれて自身の音楽はますますパーソナルなものになっていきます。」と書いている。
そんな意味で大変意義深い、今のリード、これからのリードを表す索引になったと思う。現役100人ジャズ・ピアニストでリードのこの1枚を「STAD!」2009年にしていたけれど、今年これに変えることに使用。
Black,Brown,and Blue / ERIC REED
Eric Reed (p)
Luca Alemnno (b)
Reggie Quinerly (ds)
1 Black, Brown, and Blue
2 Lean on Me
3 I Got It Bad (And That Ain't Good)
4 Peace
5 Search for Peace
6 Christina
7 Infant Eyes
8 Cheryl Ann
9 Along Came Betty
10 Variation 24
11 One for E
12 Pastime Paradise
13 Ugly Beauty
2023年作品