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先日のRCJJ関東ブロック大会2022でのレスキュー競技でのローカルルールです。
まず、8分の競技時間で調整ができますよね。
国際ルールでは、その調整時間にロボットを自走させることは禁止されていますが、今回の関東ブロック大会のローカルルールでは自走させることが出来ました。
関東ブロック大会では競技を2回実施して、その合計点で順位を付けました。チャンスはたったの2回しかありません。だから、万難を排して競技をやって欲しいのですが・・・
調整をせずに、いきなり得点走行をして、プログラムが違ったり、センサーの配線が抜けかけていたりして、スタートしてもちゃんと動かないで泣きを見るチームがいました。 折角、ローカルルールで「自走しても良い」になっているのだから、ちょっとだけでも動かしてみればいいのに・・・と、審判をしながら何度も思いました。
もう一つが、WL Rescue Line のローカルルールで、救助ゾーンで競技進行停止になった場合、ロボットが被災者(ボール)をホールドしていたら、被災者をホールドした状態で(然るべきチェックポイントから)競技を再開します。
国際ルールでは、救助ゾーンでロボットが被災者を持ったまま競技進行停止になった場合は、被災者を(ロボットから取り外して)ロボットのあった場所に置きます。ロボットが被災者を運んだまま救助ゾーンの入口から出てしまうと、やっぱり被災者を取り外して被災者(ボール)を適当に投げて(落として)配置します。
私は、今回のローカルルールは、レスキューキットの扱いとも整合性が取れていて、美しい良いルールだと思っています。(逆に国際ルールが美しくない・・・)
あとは・・・雑談ですが・・・
上のWL Rescue Line のフィールドBの坂の上に3枚のタイルかあります。 その真ん中がチェックポイントになっています。でも、最初は坂の上がチェックポイントになっていました。
この坂の上のチェックポイントは、とても判断しにくいのですが、どうしてだか分りますか?
傾斜路を上ってきたロボットが坂の上の平らなタイルに差し掛かります。(それがチェックポイント)
ロボットがチェックポイントタイルに半分入る(勿論ライントレースしている状態で)とチェックポイント到達になります。しかし、まだ、傾斜路上りの得点は入りません。なぜなら、傾斜路の得点は、ロボットが完全に水平になったとき(勿論ライントレースしている状態で)だからです。
ということで、先にチェックポイント到達になり、その後で傾斜路の得点になります。もし、チェックポイントタイル到達の直後に競技進行停止になると、競技の再開は、坂の上のチェックポイントからになってしまい(未得点の)傾斜路へのチャレンジができないことになる、という、なんだかわからない状況になります。
これは、「タイルの到達」のタイミングと「傾斜路の得点のタイミング」が合っていないから起こる現象です。 これもやっぱり、ルールとして美しくないですね。
今回は、上のような(時系列が逆転するという)指摘があり、傾斜路の直後のチェックポイントはなくなりました。
まあ、コースデザインは難しいですよね!(笑)
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