いまさら・・・ですが、ロボコンマガジン(2014.11)を買ってきました。
RoboCup ブラジルの世界大会のことが書かれています。
「花鳥風月」のこともちょこっとだけ書かれていました。
ロボカップの記事自体のページ数が少ないですが・・・
レスキューAはSuperTeamsの競技のフィールドの様子が・・・
レスキューBはオーストラリアのチームのロボットが掲載されていました。
じゃあ、まあ、せっかく掲載してくれてますが・・・いつものように突っ込んでみたいと思います。
サッカーチャレンンジには・・・サッカーAと・・・サッカーBの2つのルールがある。
えーと、今は1つしか無いと思います。しかも、AとかBとかの呼び方も無くなって、単に「サッカー」になったハズです。もちろん、ブラジル世界大会でも、フィールドエリアが白線で囲まれた競技(旧サッカーBに相当)が行われました。(旧サッカーAはやってない)
レスキューBは・・・生存者を発見するだけでなく・・・
普通は被災者と表現しますが、「生存者」というのが新鮮です。
被災者の熱を検知して発見する競技なので、死体は検知できません。
そういう意味では、「生存者」の方が正しいように思います。
その中で、日本の「kachofugetsu」は安定した力を発揮し、2位入賞を果たした。
最終競技までは・・・表彰圏外でしたが・・・何か!?
「安定した力」って!? (笑)
レスキューAは、交差点で進む方向を、競技直前にサイコロを振って決めるというルール以外に大きなルール変更はなく・・・
これは・・・何かの勘違いでしょう。
交差点で進む方向を、サイコロを振って決めることはできません。そんなことをしたら、行けない部屋ができてしまいます。勿論、ブラジル世界大会でも、サイコロを振って交差点の進む方向を決めたりはしていませんでした。(つまり、記事のような事実はありませんでした)
コースを設定すれば、部屋の配置によって自然と「このコースでは交差点では右」「このコースでは交差点では左」というのが決まりました。
サイコロを振って決めていたのは、被災者(缶)を置く場所と避難場所の三角形を置く場所です。
これと、勘違いしたのでしょうか・・・
事実と異なることが書かれていると、雑誌全体の信ぴょう性が疑われちゃいますよねぇ。
今年は、2つのフィールドが連結された大型のフィールドを使い、さらにフィールドの一部に砂が敷き詰められ、そこに黒いラインがあったり、回収するものが置かれたりという意外性に富んだルールであった。
2つのフィールドを連結したレスキューAの SuperTeams のコースは、新鮮でした。さらに、砂をザクザクと撒いていました。そしてロボットが、その砂地を進んでいました。
さて、掲載されている文章の「回収するもの」とは何でしょうか?
被災者の缶のこと!? でも、砂地には置かれませんでした。
これは、おそらくレスキューBのSuperTeamsの話で・・・発泡スチロールの球(核廃棄物を模したもの)のことだと想像します。でも、レスキューBは2つのフィールドを連結していないし、砂を撒いたのは「回収するものが置かれた場所」ではなく「回収して運んできたものを置く場所」でした。
なんだか、レスキューAとレスキューBがごっちゃになっていて、理解されていないように思います。
レスキューBでは、日本の「kachofugetsu」の所属するスーパーチームが2位であった。
掲載してもらって何ですが・・・ここが一番の謎です。
2位の「花鳥風月」が掲載されていますが、何で SuperTeams の優勝チームが掲載されていないの !?
ページが少ないのに、最終ページは、今回の大会のトレンドが掲載されています。
3Dプリンタを使ったロボットが増えた・・・とか こういう情報はとっても有効だと思います。
その後半部分の記事ですが・・・
キットに頼りブラックボックス化されたロボットをただ操作しているだけになっているチームが、日本も含めて国際委員会から指摘された。
なんか、凄い表現ですね・・・
良く分からないのですが・・・ロボカップ用に作られたロボットキットを理解しないまま、そのまま使って・・・ただ操作しているチームが居たということなんでしょうね。しかも・・・日本チームの中にも・・・
まあ、そんな日本のチームがいた、というのも驚きですが、そんなチームを世界大会に推薦してしまったジュニアジャパンもダメダメってことですねぇ。(苦笑)
で・・・もし、このことが事実なら、そういうチームを排除する施策を何かやらなくて良いのでしょうか?
問題を解決するには、原因究明と再発防止が必要です。
世界大会での日本のチームの評価が(これ以上)悪くならないように・・・
完成されたキットを購入することは無いにしても、メンターとしてはどこまで指導として許される範囲なのか悩みます。
サンプルプログラム、参考プログラムはどの程度流用していいのか、ライブラリはどの程度便利なものまで使用可能なのか。
基礎を教えるだけでなんでも出来るようになる子どもばっかりいるわけでもないので、ある程度のところまで見せて教えないとロボットが動くところまで(面白くなるところまで)いかないので。
日本チームも含めて、記事に書かれているようなことが指摘されていたとは知りませんでした。
おそらく、インタビューで質問されても答えられなかったとか、そういうことなんでしょうね。ただ、答えられなかったのが「コミュニケーションの問題で答えられなかった」のか「そもそも理解していなかった」が、大きな違いです。自分で考えたにしろ、教えてもらったにしろ、子供たち自身が理解して使いこなしていることが必要なようです・・・