前の記事はこちら RoboCupJunior JAPAN 関東ブロック大会 2022 1日目 - Re: The history of "M&Y"
本日はRCJJ(RoboCupJunior JAPAN)関東ブロック大会2022 の2日目でした。
レスキューはWL(ワールドリーグ)のラインとメイズの競技がありました。
私はWLライン(Rescue Line)の主審をしました。
さすがに、関東ブロック大会だけあって、どのロボットも素晴らしい動き・・・のハズですが・・・まあ、いろいろありました。
特に素晴らしかったのが、優勝した「RAOH」と準優勝の「ゔぃるへるむ」です。
「ゔぃるへるむ」は、千葉ノード大会の時から「凄い!」と注目していたチームです。
最近は、レスキューの競技なのに肝心の被災者を救助してくれるロボットが少ないなぁ、と(勝手に)嘆いているのですが・・・今回もちゃんと救助してくれました。(おそらくWLレスキューラインで唯一救助したロボットだと思います) ただ、ちょっと落ち着きがない!(笑) もうちょっとスピードを落として確実性を増せば良いと思うのですが・・・
そして優勝した「RAOH」
光センサーではなくカメラでライントレースをします。 カメラシステムは素晴らしかったのですが、(少なくともノード大会までは)被災者救助の機構を搭載していませんでした・・・だから私は、あまり評価していなかったのですが・・・
はい、今回は、ちゃんと被災者救助の機構が追加されていました。 そして、2回目の競技では、銀の被災者と黒の被災者を持ち上げてロボットに搭載するところまではできました。 残念ながら、救助ゾーンでの競技進行停止回数がかさんでしまい、競技の残り時間も少なくなったために、(せっかく搭載した被災者ですが)救助をあきらめてゴールを目指しました。(被災者を積んだままゴール!)
ということで、なかなか良い大会でした。
今回は、いろいろな被災者が使用されました。
黒の被災者はゴルフボールに黒のビニールテープを巻いたものです。
それから今回は、千葉ノード大会で使われた「トンネル」が設置されました。
(私は勝手に「トンネル」と呼んでます)
そして、その直前の直角のタイルに楊枝が撒かれました。
この楊枝ですが・・・まあ普通に、ロボットが通ると、撒き散らしますよね。 フィールドの端にあるので、当然ながらフィールドの外にも撒き散らします。
でも、練習時間に見ていると・・・自分のロボットが撒き散らしてフィールドから落とした楊枝を、チームメンバーたちがきちんと拾って、元あったように、積み上げてくれています。
さすがWLレスキューの参加者は大人だなぁ・・・と思いました。
日本人って素晴らしい!
いや、これ、世界大会だと・・・練習フィールドに楊枝を配置すると・・・何時間後には、楊枝がフィールドいっぱいに広がって、どこも(楊枝濃度が !?)均一になっていますよ! (勿論床にも撒き散らされています)
ただ、毎回チームメンバーに掃除させるのも大変ということで、スタッフが段ボールを貼り付けました。
その後に、その段ボールに枠(壁!?)を取り付ける、とのことでしたが・・・私が、(カネオくんで見た知識で・・・)段ボールを折ることで皿のような形状にしました。
これ、とっても好評でした。
で、ロボットが通って、パラパラと落とした楊枝を受けて・・・
段ボールの端を持ち上げれば、溜まった楊枝が、簡単にフィールド上に戻ります。
素晴らしい!(笑)
確かに、フィールドから落ちた楊枝が集まるのは便利でした・・・
最初は「楊枝ホイホイ」と言っていました。
しかし・・・楊枝で埋まった直角のラインを、曲がり切れずに直進して、この段ボールの上に突っ込んでしまうロボットがあまりにも多いので・・・命名「ロボットホイホイ」になりました。
時間がたつと、楊枝除けの仕組みを(即席で)搭載したロボットが増えて、「ロボットホイホイ」は、だんだんと「楊枝ホイホイ」に戻っていきました。(笑)
続きの記事はこちら 関東ブロック大会 2022 レスキュー日本リーグのフィールド - Re: The history of "M&Y"