もう、すでに色々なチームのロボットを紹介してしまいましたが・・・
まだまだユニークなロボットが沢山ありました。
最初に今回の感想として・・・
・自作機が増えた
・LEGOベースでも電子工作を加えたチームが増えた
・新しい技術が増えた
・LEGOでもNXTが増えた
こんな感じでしょうか?
これまで、関東ブロックでは、LEGO(それもRCX)のロボットが中心でしたが、同じLEGO Mindstorms でもNXTが増えました。
そんな中で、あくまでもRCXのロボットで参加するYは、時代遅れなのでしょうかねぇ?
自作機は、センサーの数や種類で有利ですけど、まだプログラムの技術が熟成されていないようです。 でも、自作機は千葉ノードの十八番だったのですが、その精神が広がってきたのでしょうか?
で、新しい技術ですが・・・カメラ搭載マシンこそありませんでしたが、カラーセンサーや加速度センサーは普通に使われるようになってきました。
今回驚いたのは、ロボットから離れた先の黒線を感知するセンサーを搭載しているロボットがあったことです。 これなら、ギャップの先の黒線を見つけることができ、ギャップで外れるのでは・・・と、ドキドキしなくて済みますよね。 でも、これもまだまだ熟成が必要な技術なようです。
LEGOの光センサーもLEDを白や青に改造して、緑の被災者を判別することが普通に行われているようです。
赤い光しか発していない我が家のチームのロボットはやっぱり時代遅れなの?(笑)
で、いろいろ新しいセンサーなどを搭載し、技術を誇る中で・・・
私が個人的に気に入っていたのがチーム「Wardog」です。
大きなタイヤの6輪で、とても安定した美しさがあります。 ちょっと車高が高い気がしますが・・・
6輪なのに、回転も安定しておりました。
次は、チーム「レッドゾーン」です。
一見、RCX搭載の普通のマシンのようですが・・・ロボット側面にバッテリーケースが、ロボット後方に巨大なコンデンサを搭載した基板があります。 これは、DC-DCコンバータだそうです。
RCXの電池6本に2本を加えた12Vを、安定化した9Vにして供給しているのだそうです。
なんか、触ると感電しそうな迫力があります。
(チーム「NEXTEP」も同様?の仕組みを搭載していました。 流行なの?)
お次は、チーム「久々出場 mottainai」です。
RCXを2個横に並べた、モンスターマシンです。
2007年の「The LATEST」以降、久し振りに見ました。
コントローラの複数搭載はポートを増やす有効な方法なのですが、コントローラ同士の同期を取るために通信したりして、プログラムがとても複雑になるのですよねぇ。
今週のビックリどっきりメカ! パフパフ!
誰でもができるのに、誰も思いつかなかった技術がここに・・・
チーム「Kiwi-JPN」のロボットです。
NXTを縦に積むという珍しい型ですが、それには訳があるんです。
先端に付いた障害物検知のバンパー(40枚ギア)の先は、NXTのコントローラ本体のオレンジボタンに接続されます。 つまり、障害物をNXT本体のオレンジボタンで感知できるのです。
(もし、ジュニアレスキューの特許権があれば、確実に特許になりますよね。)
車検ブースでインタビューをしていた「P1」も絶賛していました。
実は、このチームは・・・ニュージーランドのロボカップで上位に入った事があるすごいチームなんです。 さすがに、日本の競技は全然違う、と言ってました。 でも、2010年ルールはオーストラリアのルールがベース(ニュージーランドのロボカップもオーストラリアと同じル-ル)なので、缶の扱いでは大先輩になりますねぇ。
また、競技の設定の違いを教えてくれました。
日本の競技は、災害現場(地震とか)の瓦礫の中で被災者を発見する・・・のですが。
ニュージーランドの競技は、「chemical spill つまり 化学薬品があふれてしまった中で作業員をすばやく助ける」というコンセプトなのだそうです。 あの、池みたいなのは、薬品の海だった!
スペースが足りないせいでしょうか・・・
ちなみに僕はRCX間の同期は金属テープを使って赤外線を反射させてとっていました。
RCX2台搭載のマシンで参加したということですが・・・
RCX2台搭載の効果は出たのでしょうか?
2007年の「THE LATEST」のプログラムを覗いた感じでは、とても複雑だったように記憶しております。
いろいろなマシンを見ることによって、
構造や効果を考える参考になります。
大会を見に行っても良く観察することが出来ませんので、
こうやって写真を掲載していただいて解説していただくことで、
なるほどなと思うことが多くてためになります。
あとは地道にプログラムを作り込んでいきながら、
課題をクリアするためのアイデアも出して行かなければいけませんよね。
来年適用されるルールを考えると、
今まで以上のアイデアと工夫が必要になるなとも思いました(汗)
ノード大会に参加したロボットを見るだけでも、沢山の個性あふれるロボットがありますねぇ。
ただ、私も競技会当日はゆっくりと見ていられないし、競技前であわただしくしているチームの邪魔はできないし・・・で、結局、撮影したロボットの写真とプレゼンで後日研究します。
本当に子供のアイディアとそれを実現する力は素晴しいと、いつも感心します。
本当は、もっともっと子供たち同士で情報交換や交流をして欲しいですけどね。
2010年ルールは大きな変更がありますので・・・新しく参入するチームも同じ条件で参加できる良いチャンスなのだと考えております。
>>RCX2台搭載の効果は出たのでしょうか?
やっぱり複雑になりすぎて誤作動を繰り返すマシンになってしまいました。
それから、プログラムも長くなり、なかなかダウンロードが終わりませんでした。
結論から言うと失敗です。
ちなみに今年はTJ3を使おうと思っています。
大会は今度の日曜日ですがまだマシンが完成していません(!)
やっぱりRCXは組みやすくて楽ですね。