前の記事はこちら 親指シフトキーボードプロジェクト その18
前回は、左シフト+「2」で「/(半角)」を出すようにしたのですが・・・
今回は、「/(全角)」にできないか・・・という研究です。
親指シフトと関係なく、全角モードで「/」を打つと、なぜか「・」になります。
「・」が表示されているところで「変換キー」を押すと「/」や「/」に変わるので、まんざら関係がない訳でもなさそうです。
で、いろいろググって・・・
Windows の IME の限定技のようなのですが・・・
まず、MS-WORD を起動します。
「/」を打ちます。
確定する前に ALT+X を入力します。
すると、「/」が消えて、「/」の漢字コードが表示されます。(→ FF0F)
これで「/」の文字コードが FF0F であることが分かりました。
次に(勿論全角モードで)「FF0F」と打った後に「F5キー」を押すと・・・「/」が表示されます。
面白い!
この「FF0F+F5キー」の操作で「/」が打てるのではないか、という研究です。
C:\Users\(ユーザー名)\qmk_firmware\users\nicola\nicola.c
の 左シフト+「2」の記述を変更します。
変更前 case NG_2 : send_string(SS_ALNUM(SS_TAP(X_SLASH))); break;
変更後 case NG_2 : send_string("FF0F"); send_string(SS_TAP(X_F5)); break;
これで、コンパイル&書き込みます。
これで・・・親指シフトモードにして、左シフト+「2」をたたいてみると・・・
おぉ 「/」が表示されました。
確かに表示はされたのですが・・・動きが美しくないです。
まず、画面に「FF0F」が一瞬表示されて、それが「/」に変わります。
(というのが、見えちゃいます!)
さらに、「/」の再変換が(そのままだと)「/」と「FF0F」しかありません。
(一旦「/」を確定してから、再度「/」を選択して、「変換キー」を押せば、変換候補に「/」や「・」が表示されます。)
と、いうことで、目的は達成されたのですが、動きが美しくないので元に戻してしまいました。(笑)
これがうまくいったら、「〔」や「『」を定義しようと考えていたのですが・・・今はやめておきます。