サラリーマンと違って、自営業者は、OFFの日でも仕事が追いかけてくるから、一日、二日休みをとったからといって、仕事を100%、頭から追い出すわけにはいかないのが辛いところ(=_=)このあいだも書いたように、気分転換がすぐにできないタイプなので、酒を飲んで、ソファーに横になって、クラシック音楽を聴きながら、眠ってしまったりする。寝ながら聴くブラームスやドヴォルザークも悪くはない。ピンと神経を張りつめているのではなく、その逆。「あれれ、ここは、ブラームスの、あの第3楽章だったかしら」うつらうつらしながら、トンチンカンなことを、頭の隅で、考えるともなく考えて、酔いが覚める夜中に、ふっと眼を覚ます。
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ことばをたどっていったら一人の男の背中にぶつかった。暗い夜のような路地の奥で。ゆっくり眼をさましながらぼくはその路地の奥からもどってきたけさはやくに。自分がこの世の役に立たない人間だと知った日から
詩人は苦しんで自暴自棄になるほど苦しんで。非力なことばにさらにすがった。「朔太郎さん 萩原さん」と呼びかけたけれど彼は振り返らなかった。一日の底のような場所から頭をもたげベッドから起きあがる。そんな路地から出て会社へと向かう。
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