二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

聴いて愉しむ、見て愉しむ音楽

2012年10月16日 | 音楽(クラシック関連)
クラシック音楽づけになった猛暑の夏がおわったけれど、わたしはいまだクラシック音楽の海を漂流している。音楽的な才能も知識も経験もないので、何冊かの初心者向けガイドブックを、どこへいくにも持ち歩き、本がくたびれて、表紙・裏表紙が日焼けしたり、すりきれかけたりしている^^;同じページを何度もくり返し読む・・・一曲、二曲聴いて、また読み返す。そのあとで、寝ころがって気になった音楽を聴く。あるいはパソコンに向かいながら、BGMとして「かけ流し」にしておく。眼をとじて愉しむ、こころの“漂流感覚”に、ある意味で陶酔しているといっていいのだろうが、そうしていると、昔は退屈でおしまいまで聴けなかった音楽(たとえば、シューベルトの「ピアノ五重奏曲イ長調“ます”」など)が、突然のように胸の奥にしみ渡ってきたり、あるいは若いころさかんに聴いていたピアノ曲(たとえば、ショパンなど)が、つまらなくなってしまったことに気がついたりする。 . . . 本文を読む
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