二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

7人の詩人をめぐるオブセッション

2015年06月12日 | 俳句・短歌・詩集
ゆうべ夜中に目を覚まし、どうしたわけか長いあいだ眠ることができなかった。 外が白んでくるころ、「虹の橋を渡ってやってくるのは」という作品が生まれた。 それから、半ばは妄想で、こんな比較を弄んだのでメモしておく。 この2-3年のあいだに読んだり、読み返したりした7人の詩人を、一言で要約すれば・・・。 萩原朔太郎・・・病状報告書 高村光太郎・・・演説 宮沢賢治・・・祈り 中原中也・・・歌 金子光晴 . . . 本文を読む
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虹の橋を渡ってやってくるのは(ポエムNO.2-60)

2015年06月12日 | 俳句・短歌・詩集
1 虹の橋を渡ってやってくるのは 車輪が五個ある透明なトラック。 通過するトラックのエンジン音だけが 街角に響く。 「ほら またあのトラックがきたね」 と白いマスクの少年が 怯えて指さす。 2 虹の橋を渡ってやってくるのは ゆがんだ宝石のような女たち。 アメジストやラピスラズリ 罅われが美しいトルコ石 数万年前の人類の小さな叫びを封じ込めた琥珀。 十カラットの太陽 ・・・のような少女の裸身が輝く . . . 本文を読む
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