二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

前橋は「本日も晴天なり」

2011年01月30日 | Blog & Photo
日本海側は例年に比べ、約2倍の積雪だそうですね。
雪国の人たちのご苦労を想像すると、ちょっと頭が下がります。
ところが、こちら関東は山沿いをのぞいて、ほぼ毎日「本日も晴天なり」なのです。
雪はおろか、雨さえほとんど降っておらず、大気は乾燥し、インフルエンザがはやっています。
今日の前橋地方、最高気温5℃。最低気温-1℃。
北海道にお住まいの方には笑われそうですが、寒がりのわたしは厚着して、マフラー、手袋に身をかためながら仕事しています。今年の冬は、けっこう寒さが厳しく、外水道の水栓が、もう3~4回凍結。

さて今日は、朝いちばん・・・といっても10:00ですけれど、
退去の立合のため、管理物件12棟がある藤岡市南部の古い貸家へ出かけました。
8号棟に住んでいたのは、50歳前後のおっさん。
おかあちゃんと大げんかのすえ、自宅を出て、3年ばかりこちらで暮らすハメになったようなのです(=_=)
はじめ、女の影がちらちらしていたから、飲み屋のママさんと「いい仲」だったのかも(わたしの邪推)。

部屋の様子は「問題あり」でした。
ベビースモーカーだったらしく、3室のうち1室は真っ黄色。
壁天井のクロスは張替ですね。
それと無断でネコを飼っていた形跡がありあり。襖のクロスや、玄関ホール脇のクロスは、これまた張替。「敷金4.5万円預かっていますが、足りないと思います。張替費用の半分くらいは負担してほしい、ということになると思いますね。請求書は移転先の住所地へ送ります」
このところ、敷金精算をめぐるトラブルがふえているので、ことばを選んで、そうつたえました。請求金額はオーナーと相談し、決定して相手に「ご請求書」を送付・・・という段取りになるのですね。

仕事場がある前橋市北部まで、道路が空いていればクルマで40分ほど。
北風があり、まずまずの晴天。



六供清掃工場の煙突がもくもく白煙を吐いている。その左の高層建築は、金食い虫として評判がよくない、身分不相応な群馬県庁。



こんな風景が、フロントガラスの向こうに展開しています。
写したいと感じたものと、じっさいに写したものの、この大きな落差!!

さてさて――マイミクとーしさんほどではないけれど、わたしもBOOK OFFのヘビーユーザー。
帰る途中にある藤岡店で、つぎの商品をお買いあげ(^^;)

<CD>
1)シベリウス「ヴァイオリン協奏曲」ニ短調(ピッツバーグ交響楽団)
  ブルッフ「ヴァイオリン協奏曲」第1番ト短調(ロンドン交響楽団)
   ヴァイオリン:イツァーク・パールマン 指揮:アンドレ・プレヴィン
   
2)モーツァルト「歌劇序曲集&アリア名曲集」(男声編)
   指揮:オトマール・スィトナー ベルリン国立歌劇場管弦楽団
               ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
3)R・シュトラウス「アルプス交響曲」
   指揮:アンドレ・プレヴィン フィラデルフィア管弦楽団

<本>
1)林達夫「文藝復興」(中公文庫)
2)広重・英泉「木曾街道六十九次」(集英社浮世絵大系)
3)広重「名所江戸百景」(1)     〃
4)広重「  同   」(2)     〃

さっきから、BGMでシベリウスとR・シュトラウスを聴いています。
シベリウスのヴァイオリン協奏曲は、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、チャイコフスキーのそれとならんで、4大ヴァイオリン協奏曲として親しまれている名曲。
ほかの3曲は、わたし的にはいささか聴きあきてしまったのです。いままではハイフェッツのCDだったけど、パールマン&プレヴィンのコンビで聴くと、またちょっと新鮮さがよみがえってくる・・・ような気がします(^_-) パールマンさん、あっさりと弾いているようだけど、聴かせどころはしっかり心得ていて、卒がないですね。

まあ、いまや冬のまっただ中。
シベリウスや「アルプス」で、この寒さを迎え撃とういうわけです。
意味ないかなぁ、ハハハハ。


で浮世絵のページをめくってみると。
あー、あったあった。英泉の「深谷之駅」図。



このあいだ、深谷カメラ散歩の折り、履物屋のご主人に見せてもらった図は、
この集英社版の切り抜きだったのです。


<木曾街道六十九次>
http://fukuoka.cool.ne.jp/akumamoto/page002.html
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