二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

ドラマチックナイト・インMaebashi

2011年11月28日 | Blog & Photo


前橋市にある不動産事務所は、西側を向いている。
夕方、仕事のあいまに、ふと顔をあげると、西の空が茜色にそまっている。
「ああ、もうこんな時刻なのか・・・」
状況が許せば、クルマを5~6分走らせ、利根の川岸へ出かける。

大げさにいえば、空のグラデーションが、息が止まるほど美しい(^_^)/~
そういう日は、大抵寒風が吹いている。
クルマからおりて、何分か川岸を歩きまわる。
「だめだ、寒すぎる。コートかジャンパー着てこなけりゃ、長い時間、こんなところにはいられない」

クルマにもどって、エンジンをかけ、暖をとりながら、夕焼けの空を、その茜色から、深いマリンブルーへと落ち込んでいくグラデーションを眺めている。
彼女でも助手席にすわらせていたら「ドラマチックナイトのはじまりだね」
な~んてくどき文句をならべて、笑顔を向けただろう(^^;)

どこをどんなふうに切り取っても、絵になる。まあ、絵になりすぎて、しまいには飽きてしまう。日本人でこんな美しさを最初に絵に残したのは、ええと・・・だれだろう?
浮世絵なら、わたしは多少は知っている。



これは広角側で撮った一枚。空を大きく入れてみたが、わたしが「その場」で得た感動には、やや遠いものがある。風景写真などはとくにそうだが、「大伸ばし」しないと、迫力が出ないのである。
右下に小さく見えているのは、浅間山。あいにく、噴煙はあがっていない。



その浅間山を望遠側で引き寄せた(ややブレている)。子どものころから、十分見なれた光景だけれど、たまに見ると、やっぱり感動する。
同じ夜景写真でも、都会のイルミが奏でるにぎやかな幻想性はここにはない。
人影はなく、道路は帰宅を急ぐクルマの渋滞がはじまっている。
しんと静まりかえった、夜への階段。



ついでに・・・というのはおかしいが、おまけのもう一枚。
最近の気に入ったセルフポートレイト。
木の一部分になったつもり――の三毛ネコさん(~o~)
ハハハ、斜光線もドラマチック!



※写真はすべてLX5で。
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