昨日、会社から帰る途中のBOOK OFFに寄ったら、
本の全品半額セールをやっていた。105円以外の本は、雑誌をふくめて、すべて半額。
いまはやや「活字ばなれ」状態にいるので、あまり欲しい本はない。
買ったのは、つぎの2冊だけ。
「善悪の彼岸」ニーチェ 竹山道雄訳(新潮文庫)
「カラヤン帝国興亡史―史上最高の指揮者の栄光と挫折」中川右介(幻冬舎新書)
「善悪の彼岸」は、活字が大きくなった最新版で、立ち読みしていたら、ぐいぐい引きずりこまれた。それから、ふらふら歩いていたところ、マイミクのFさんに出くわしたので、二言三言情報交換。
全品半額とは、考えてみると、ずいぶんな大盤振る舞いではないか。
さらに物色していたら、CDの500円均一コーナーに、
こんなものを発見。
おや、カール・シューリヒトの輸入盤ではないか。
<Made in France>とあるけれど、ライナー・ノートはドイツ語。tahraとあるのが、レーベル名だろう。
中身はベートーヴェンの交響曲第7番と、ブラームスの交響曲第4番のカップリング。
オケはNWDRと書かれている。
ちょっとリサーチしてみたら、現在のNDR(北ドイツ放送響)のことだとわかった。
発足当時はNWDR(北西ドイツ)と称していたのである。
http://classic.music.coocan.jp/etc/item/drf.htm
そして、こんなページも見つけることができ、ようやく納得。
【最近カール・シューリヒトのライブ録音の掘り起こしが多く、その多くはブルックナーだったりするがブラームスも多く含まれており、交響曲第4番についても異盤が2種類立て続けに市場に出てきたのでリストの更新】
http://www2.bbweb-arena.com/kakkun89/blog3410_100554.htm
NDRはヴァントの指揮でブルックナーの交響曲を数多く録音し、来日もしている。そのときのライヴCD(シューベルトの“未完成”とブルックナーの第9番)をわたしも持っている。
放送局などに大量に眠っていた音源が掘り起こされ、市場にお目見えしたというわけなのだ。
シューリヒト指揮のブルックナーは第8番がなんといっても最高だけれど、第9番もいいし、ハーグ・フィルとやった第7番も、すばらしい出来映え。
昨夜聴いたベートーヴェンの第7番、ブラームスの第4番は、地味な演奏ながら、聴きごたえのある、おもしろい1枚である。(ただし、ノイズ・リダクションでもかかっているのか、音に妙な膜がかかったような曇りを感じる)
いまだ、ブルックナーの周辺を歩きまわって、その音楽に浸っている。
あとちょっとで、この本を読みおえる。
読了後レビューをupするけれど、わたしにとっては、ブルックナー理解のためになくてはならない1冊である。
あの吉田秀和さんですら、「ヨーロッパへいったら、なにはさておき、まずクナッパーツブッシュのブルックナーをお聴きなさい」といわれていたのに、いざ会場では、その魅力がさっぱりわからず、演奏の途中で眠りこけてしまった、という有名なエピソードがある。
西洋のクラシック音楽が好きといっても、せいぜいブラームス止まりで、ブルックナーやマーラーを理解するためには、ある程度の努力が必要なので、このエピソードはそのあたりの事情を如実に語っている。
わたしはいまでも、ブルックナーをかけながら居眠りする。それがまた、じつに心地いいのだ(笑)。
ベートーヴェンのシンフォニーに飽きたら、ブルックナーをお聴きなさい!
・・・とだれか、もっとはやくすすめてくれたら、こんなに遠回りしなくてすんだのに(^^;)
本の全品半額セールをやっていた。105円以外の本は、雑誌をふくめて、すべて半額。
いまはやや「活字ばなれ」状態にいるので、あまり欲しい本はない。
買ったのは、つぎの2冊だけ。
「善悪の彼岸」ニーチェ 竹山道雄訳(新潮文庫)
「カラヤン帝国興亡史―史上最高の指揮者の栄光と挫折」中川右介(幻冬舎新書)
「善悪の彼岸」は、活字が大きくなった最新版で、立ち読みしていたら、ぐいぐい引きずりこまれた。それから、ふらふら歩いていたところ、マイミクのFさんに出くわしたので、二言三言情報交換。
全品半額とは、考えてみると、ずいぶんな大盤振る舞いではないか。
さらに物色していたら、CDの500円均一コーナーに、
こんなものを発見。
おや、カール・シューリヒトの輸入盤ではないか。
<Made in France>とあるけれど、ライナー・ノートはドイツ語。tahraとあるのが、レーベル名だろう。
中身はベートーヴェンの交響曲第7番と、ブラームスの交響曲第4番のカップリング。
オケはNWDRと書かれている。
ちょっとリサーチしてみたら、現在のNDR(北ドイツ放送響)のことだとわかった。
発足当時はNWDR(北西ドイツ)と称していたのである。
http://classic.music.coocan.jp/etc/item/drf.htm
そして、こんなページも見つけることができ、ようやく納得。
【最近カール・シューリヒトのライブ録音の掘り起こしが多く、その多くはブルックナーだったりするがブラームスも多く含まれており、交響曲第4番についても異盤が2種類立て続けに市場に出てきたのでリストの更新】
http://www2.bbweb-arena.com/kakkun89/blog3410_100554.htm
NDRはヴァントの指揮でブルックナーの交響曲を数多く録音し、来日もしている。そのときのライヴCD(シューベルトの“未完成”とブルックナーの第9番)をわたしも持っている。
放送局などに大量に眠っていた音源が掘り起こされ、市場にお目見えしたというわけなのだ。
シューリヒト指揮のブルックナーは第8番がなんといっても最高だけれど、第9番もいいし、ハーグ・フィルとやった第7番も、すばらしい出来映え。
昨夜聴いたベートーヴェンの第7番、ブラームスの第4番は、地味な演奏ながら、聴きごたえのある、おもしろい1枚である。(ただし、ノイズ・リダクションでもかかっているのか、音に妙な膜がかかったような曇りを感じる)
いまだ、ブルックナーの周辺を歩きまわって、その音楽に浸っている。
あとちょっとで、この本を読みおえる。
読了後レビューをupするけれど、わたしにとっては、ブルックナー理解のためになくてはならない1冊である。
あの吉田秀和さんですら、「ヨーロッパへいったら、なにはさておき、まずクナッパーツブッシュのブルックナーをお聴きなさい」といわれていたのに、いざ会場では、その魅力がさっぱりわからず、演奏の途中で眠りこけてしまった、という有名なエピソードがある。
西洋のクラシック音楽が好きといっても、せいぜいブラームス止まりで、ブルックナーやマーラーを理解するためには、ある程度の努力が必要なので、このエピソードはそのあたりの事情を如実に語っている。
わたしはいまでも、ブルックナーをかけながら居眠りする。それがまた、じつに心地いいのだ(笑)。
ベートーヴェンのシンフォニーに飽きたら、ブルックナーをお聴きなさい!
・・・とだれか、もっとはやくすすめてくれたら、こんなに遠回りしなくてすんだのに(^^;)