二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

野鳥界のアイドルと悪役、端役

2014年03月30日 | Blog & Photo
(わが家のプラムの花を啄みにきた食いしん坊のヒヨドリ)


野鳥撮影に乗り出してまだまもないけれど、
フィールドを散策しながら、いままで見えていなかったものが見えてくるという、新鮮な(わたしにとっては)経験をしている。

野鳥の中には、スターがいるし、アイドルもいる。

スターとえば、ツルやハクチョウ、カワセミだろう。コウノトリがふえてくれれば、これもスター。
北のほうには、オオワシ、オジロワシ、シマフクロウなど、猛禽類の王様がいて、これらは絶滅危惧種ではあるが、鳥類の頂点に君臨している。

だけれど、その逆に、悪役もいる。
わが家にとっては、ヒヨドリ、オナガドリ、スズメ、カラスなどが、悪役に該当する。
ヒヨドリには、ほうれん草をやられた。
ひと作10mばかりの規模をもったほうれん草の畑を、まるまるふた作、一週間あまりで食べつくしてしまった。
オナガドリには干し柿が被害にあっている。
大雪が降ったころ、何十羽ものオナガがやってきて、甘くなった干し柿をつつきはじめた。
こちらもほぼ全滅(・"・。)

スズメやカラスはどこにでもいるから、あえていえば端役。
いっときはゴミ置き場の生ごみをつつき出し、ごみをあたりに散乱させて、社会問題になったことがあり、いまはネットで厳重に防護してある。スズメは秋になると大挙してやってきて、刈り入れが近づいた稲穂を食べる。
コラッ|*゜Д゜|┛
農家にとっては、たまったものではない。


悪役といえば、このガビチョウもそうかも知れない。
気色の悪い、へんな声で鳴く鳥がいるので、「なんだろう、あれは・・・」と思いながら撮影したら、マイミクさんが教えて下さり、それが外来種(だれかがいたずら半分に日本にもちこんだらしい)のガビチョウだった。
日本の固有種と競合するので、危険視されている。

わたしにとって、アイドル系は、メジロ、ジョウビタキ、エナガ、ヒレンジャクといったところか( ゜∀゜) ルリビタキに逢いたいけれど、なかなか逢えそうにないな。
キセキレイはアイドルだけれど、セグロセキレイ、ハクセキレイとなるとどこへいっても見られるから、どうしても端役あつかいとなる。
まあ、こういう階級的発想は、ほめられたものではない。しかし、正直いえば、差別するなというほうが不自然といえないことはない。

厄介な鳥にハトがいる。
平和の象徴としてあつかわれるが、われわれ不動産業者にとっては、敵対的な鳥となる場合がある。バルコニーなどに巣をつり糞害をもたらす。
糞の始末、防護ネットなど対策を講じることとなると、5~7万の出費を覚悟しなければならない。

ツバメの糞もそうだが、なぜかツバメはコメにつく害虫をとって食べることから、「春の使者」「幸運の運び手」と歓迎される。
要は人間のご都合主義といえる´Д` われわれだけの地球ではないのだから。
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