近所にサーカスがやってきた

わが菩提寺があるすぐ隣りに、廃業したパチンコ店の跡地がある。
駐車場がとても広く、がらんとした、なんとも空虚な風景。
土地をさがしている人がいたので、不動産屋のわたしは、面積や売値を調査したことがあった。
しかし、あまりに高額な金額を提示され（たしか1億4千万くらい・・・）、一応買い手側につたえたことがあったが、商談までこぎつけることができなかった。
そのころ（5～6年まえ）には、まだ廃墟のまま残された建物が放置されていた。

廃業したパチンコ店は、町中や郊外あちこちにあるが、跡地の再利用はとてもむずかしい。
ガソリンスタンドの跡地も同じ。
スタンド跡などは、土壌汚染問題がからみ、一般のケースではまず手を出す人がいない。
売主側で土壌の入れ替えをすれば問題はほぼ解決するのだけれど、多額の経費がかかり、売買価格が折り合わなくなってしまう。



そのパチンコ店が使っていた広い駐車場にサーカスのテントがやってきた。



お寺さんなので、本堂の西には墓地がある。
そこから眺めると、こんな感じ(@_@)
なんとも場違いな紅白の巨大テント。
いったいどういった経緯でサーカスが？
関越自動車道、高崎I.C.から、クルマで5分だから、それが立地の好条件というわけかな。
借地料金もお安いだろうし。
それにしても、地元の人間としては、仏さまがさぞや落ち着かないことだろうと、心配になる。
テントが建ちあがって、もうそろそろ一週間。興業はなかなかはじまらない。