今日で4日間の夏休みが終わり。
途中ちょっと仕事が入ったりしたので、あっというまに過ぎていった、2012年の夏(^^;)
夏バテ気味で体調があまりすぐれず、やむをえない場合をのぞいて外出はせず、名曲鑑賞にばかり明け暮れた夏休みだった。
一日あたり4曲として、16枚は聴いたかな?
いま流れているのは、ポリーニがグラモフォンから出した「さすらい人幻想曲/幻想曲ハ長調」(シューベルト、シューマン)。
わたしはピアニストは、なぜか好き嫌いが激しく、ポリーニははっきりいって、嫌いなピアニストの最右翼。アルゲリッチも好きではないが、ポリーニほどではない。
聴きたかったのは、シューベルトの「さすらい人幻想曲ハ長調」。
以前の愛聴盤は、アルフレッド・ブレンデルだったが、あいにく行方不明となったまま。
数年前、ペライア盤を買って聴いたけれど、物足りなかった。
どういったらいいのだろう。理由のようなものはわからないのだけれど、ポリーニは、わたしのこころに響かない。アルゲリッチも、どこか他人の風情で、よそよそしさがつきまとう。
これをきっかけにポリーニを好きになってやろう・・・と思ったけれど、どうやらそのもくろみははずれてしまいそう・・・。
このあと、口直しにケンプでベートーヴェンの“ラスト三曲”を聴こう。
31番、32番は、わたしにとっては「至高の音楽」だしね(^^;)
音楽を聴いているのに、セミの声がうるさい。
しかたなく、CDを中断し、裏庭を散歩したら・・・ツクツクボウシが手のひらにとまって鳴きだした!
トップの写真と、これと。
サトキマダラ、アブラゼミ、ミンミンゼミが、この時期のわが家の風物詩。
ツクツクボウシは、夏の終わりをつげる音楽である。
「わかった、わかった。あんたの美声はもう十分。この世に生まれた日の夏から、毎年聴いています!」
といってやったら、パッと飛び立って、すぐ近くの梅の枝に着地。アハハ、こうして、今年の夏も終わっていくんだね~。
さよなら、さよなら~(^^)/~~~