二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

ベートーヴェンと9曲のシンフォニー

2010年07月07日 | 音楽(クラシック関連)
昨日、県立図書館で、5セットのCDを借りてきた。
そのなかに、つぎの5枚組がある。

■ギュンター・ヴァント(1914~2002)指揮
 北ドイツ放送交響楽団
 ベートーヴェン
 交響曲第1番~第9番
 録音:1984年11月~1988年10月(ハンブルク)

昨夜、シンフォニーの第3番、第5番を聴きながら、
ほんとうにびっくりしてしまった。
「なんだか、すごいな。こんなにいろんな楽器が、
こんなところで鳴っていたのか」

一口でいえば、そんな感じ。

わたしはこれまで、フルトヴェングラー、ワルター、カラヤン(1960年代の録音)で親しんできたのだ。
あとは、せいぜいTV放映されるN響止まり。

ギュンター・ヴァントで聴く第5番にまず驚いた。
各パートが、じつに分離がよくて、弦楽器や管楽器が、
それぞれのパートをしっかりと弾いて、音を出しているのがわかるのである。
これはなんだろう?
ヴァントがすごいというより、録音技術が80年代に入って、
急激に進歩したから?

クラシック音楽・・・とくに大編成のオーケストラを聴くにあたって、
このことはどうにも、無視してはかかれないような思いを強めている。
第6番(田園)も、そう・・・。
まるで、コンサートホールにいるような彫りの深い、精緻きわまりない音の躍動感。

名曲名盤のガイドブックを読んでいると、日本人の音楽批評家は、大半がフルトヴェングラーの信者である。第9などはたしかにすごいが、ベートーヴェンでも第5や第6、評価の高いシューベルトの“ザ・グレイトなど、”わたしは感心した記憶がない。

とにかく、久々に「これは全曲を聴きたい」と思わせるアルバムであることは疑いない。


ところで、今日は榛名山へいってきた。
ゼフィルスかなと思ったら、ムラサキシジミだったので、いささか肩すかし(=_=)
すごくキレイな個体だったし、久々だから、まあ、よしとしよう。






オオトラフとも、再会できた。
採集家を見かけたけれども、彼も不発に終わったようだ。
3時ころからガスってきて、やがて豪雨となった。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヒマワリが咲いている | トップ | ヴァイオリニストとアオスジ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

音楽(クラシック関連)」カテゴリの最新記事