二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

ウスバシロチョウ

2020年06月12日 | シャッフル/photos
過去からの手紙28はウスバシロチョウ♪  薄手の和紙を張ったようなこの翅を透かし、ヒメジオンが見えたとき、わたしの心に火が点いた。 大量発生するチョウなので、榛名、赤城の山中で運よく、二度ずつ“楽園”に遭遇できた。 アゲハチョウ科とは思えない、エレガント極まりない、初夏の天使たちよ(^^♪ . . . 本文を読む
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「インベンションとシンフォニア」を聴く♪

2020年06月11日 | 音楽(クラシック関連)
バッハに「インベンションとシンフォニア」という名曲があるのは知っている方が多いと思うけど、わたしの定番はヴァルハ(ヴァルヒャ)だった。 モダンピアノでこの曲はないだろうと。ところがそうでもないぞ(=_=)  グールドの演奏を聴いているうち、しだいに引きずり込まれてきた。 ううむ、これは今季の収穫だにゃ。 . . . 本文を読む
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詩集という光の束 ほか短詩3編(ポエムNO.3-74)

2020年06月11日 | 俳句・短歌・詩集
   (夕景 2014年7月) 1 詩集という光の束 故郷へのまなざし 故郷からのまなざし。 そのあわいに 微かな光の束がひろがっている。 あれはなんだろう。 あれはなんだろうと思いながら 散歩をしている。 意味があるような  ないようなご近所の散歩。 今日は中也がぼくのかたわらに寄り添っている。 中也の「朝の歌」が。 ふうっと吐息をもらすと そこに侘びしそうな中也がいる。 薄汚れた . . . 本文を読む
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笑える音楽はいかがでしょう

2020年06月10日 | 音楽(クラシック関連)
◆指揮者編 チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」第3楽章 https://www.youtube.com/watch?v=oB-m0lY8C0c 小澤さんもユーモラスな指揮者。これじゃ腰を傷めるよ。演奏家に任せておけなくて、音のすべてをコントロールしたいのだろう。 ドボルザーク 交響曲第9番「新世界より」第4楽章 https://www.youtube.com/watch?v=2lfPH_H . . . 本文を読む
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ヤマバトを撮る

2020年06月10日 | シャッフル/photos
このところ、ヤマバトの声をよく聞く。 ヤマバトはキジバトともいうが、お寺さんや神社にいるドバトと違って、野生のハトで襟元に模様がある。大抵一羽か二羽で行動し、群れをつくることはまずない。 クローズアップして細部を眺めると、胸がときめくような美しさ(^^)/  これは昨日探して撮影した中の一枚。 キレイでしょ? . . . 本文を読む
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電線に止まっているもの ほか短詩3編(ポエムNO.3-73)

2020年06月09日 | 俳句・短歌・詩集
1 電線に止まっているもの たまたま乗り合わせた この世のバスからいずれ降りなければならない。 おや キジバトが鳴いている。 あの鳩の隣り 電線になにかが止まって こっちを見ている。 この世から退散してまもない 何者かの魂ででもあるかのように。 2 明日の風 釣れたばかりの小魚のように ことばがピチピチ跳ねまわる。 時代の転換期といわれる時期をかいくぐり かいくぐりしているあいだ . . . 本文を読む
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際限のない時空をめざして ほか3編の短詩(ポエムNO.3-72)

2020年06月07日 | 俳句・短歌・詩集
   (夾竹桃のわくら葉。2020年5月) 1 際限のない時空をめざして 進退に窮して立ち止まる。 ここから先には ぼくはすすめない。 やむをえずパレットの上にことばをならべる。 それらのことばを昆虫のように あるいは戦闘機のように 飛び立たせる。 「さあ そろそろおまえたちの出番だ。 ここから先にある この世の崖っぷちを見とどけてこい」 香りのない半透明なことばたちが 離陸していく。 . . . 本文を読む
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ペール・ギュント ~こんなに悲しい音楽を聴いたことがあったろうか?

2020年06月06日 | 音楽(クラシック関連)
   (2019年1月撮影) これまで大して意識せず、漫然と聴いていた曲が、いまごろになって、ようやく一本の線でつながった。 なさけないというか、あきれたというか・・・。 曲の名は、「ペール・ギュント」。 ノルウェーの作曲家、グリークの「劇付随音楽」である。 「知ってるよ、とうの昔から」という人が、きっと多いだろう(=_=)カッカッカ ◆オーゼの死 https://www.youtube . . . 本文を読む
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オオセイボウ

2020年06月05日 | シャッフル/photos
過去からの手紙27はオオセイボウというハチの仲間。 ご覧のように、メタリックの鎧を着ているよう・・・。 ギラリと光るから遠くからでも認識しやすいが、滅多にいないので撮影チャンスは少ない。 昆虫写真ご専門にやっている方なら、そうでもないのかしら(?_?)   2012年9月撮影。 . . . 本文を読む
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遺伝子 ほか3編の短詩(ポエムNO.3-71)

2020年06月05日 | 俳句・短歌・詩集
  (年4化5化するヤマトシジミ、遺伝子の交換をしている。2012年8月) 1 遺伝子 だれもが持っている小さな 小さな秘密 遺伝子という秘密。 ・・・最後の解答 すべてがそこに書き込まれているって ほんとうだろうか。 だれも見たことのない 秘密。 シャガールのニワトリ シャガールの馬。 その隣りを遺伝子がふわふわ飛んでいく ピエロそっくりの服を着て。 おーい きみはなんの遺伝子? . . . 本文を読む
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