二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

Film photo mixの世界

2020年06月20日 | Blog & Photo
   (もっとも左の2階家が、北側から眺めたわが家) 一番撮影ができる春に、あまり写真を撮らなかった。この十数年間でも、めずらしい出来事。そのかわり音楽にひたりこんでいた♪ 昨日、フィルムの現像、スキャンが3本あがってきた。たった3本なのに、すべて撮りおえるのに、4ヶ月ほどかかっている|*。Д`|┛ デジタル写真は、ある意味、メモ用。 本格的に「写真が撮りたい」という気分が盛り上がったとき . . . 本文を読む
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梅雨の晴れ間

2020年06月19日 | シャッフル/photos
全体に「青カブリ」に見えるけど、湿気が多いせいだろう。 梅雨の晴れ間。 正面奥、白い雲をいただいているのが浅間山、その左が小浅間。 麓には軽井沢の別荘地が拡がっている。 わが家から真西を眺めると、こういう風景が・・・(^-^) . . . 本文を読む
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お菓子でできた夢(ポエムNO.3-78)

2020年06月19日 | 俳句・短歌・詩集
   (撮影 2019年12月) お菓子でできた甘すぎる夢。 それを食べていたんだ 毎夜たらふく。 獏に喰わせろそんな夢  あんな夢。 おっと まちがえたぞ。 右ではなく左へ いやいやまっすぐだった。 他人の夢にまぎれこみ 帰り道がわからない。 帰り道がわからない人たちが 必要とされる間隔をあけてぞろぞろ歩いている。 街頭演説する政治家に拍手をしたり 年金事務所に相談にいったり。 お菓 . . . 本文を読む
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ハナアブとアジサイ

2020年06月17日 | シャッフル/photos
梅雨入りしているようだけど、関東ではいまのところ雨は少ない。 さて過去からの手紙30はハナアブの仲間(正確には未同定)。 ご覧の通り、顔の半分以上は複眼が占める。 ヒラタアブ、ハナアブは動物を刺すことはない。 蘂(しべ)の一本ををしっかりつかんで体を安定させているのがカワユイと思いませんか(*゚ー゚)ナハハ . . . 本文を読む
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六月の木陰の音楽会(ポエムNO.3-77)

2020年06月17日 | 俳句・短歌・詩集
   (コアオハナムグリとアジサイ 2015年6月) 秦の始皇帝は驚くほどの従者をひきつれて 来世へと旅だった。 あちらでも戦争をしたり 宴会にあけ暮れたりしているのだ。 ・・・と兵馬俑のフォトを眺めながらもの思いにふけっていたら 遠くでナンネルがアマデウスを呼んでいる声がきこえる。 そうか音楽会がはじまろうとしているのだ。 ぼくも招待してくれないかしら。 六月の木陰の音楽会。 雨に降り . . . 本文を読む
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永遠への口づけ(ポエムNO.3-76)

2020年06月15日 | 俳句・短歌・詩集
   (榛名山 2014年5月) 木はしゃべったり 動いたりしない。 しゃべったり動いたりしたことが 大昔にあったかどうか 世界中から神話を取り寄せて 調べたわけじゃないからわからない。 詩人がすすめるスコッチに口をつける。 その瞬間が好きなのだ 気泡入りの不格好な氷山が三つ四つ クリスタルグラスとふれあって チリチリンと 硬い透きとおった音を響かせる。 そうしてなにをしているかというと . . . 本文を読む
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ゴイシシジミと露草

2020年06月14日 | シャッフル/photos
過去からの手紙29は、ゴイシシジミ。名前の由来がよ~くわかります。 黒いちっぽけなブーツ(よく見えない)がおしゃれ。 珍しいチョウではなく、竹藪、笹藪ですぐに見つかりまする(@_@)  露草に狙いをつけているようだけど、そう見えるだけで興味なんてないのです。 だってご飯はアブラムシのたぐいだから。 . . . 本文を読む
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空想のあたらしい核(たね) ~幻想の詩人大手拓次 (下)

2020年06月13日 | 俳句・短歌・詩集
  (大手拓次。ネット上の画像をお借りしました) ・・・承前。 大手拓次の詩は、断定的にいうなら、総じて自己愛を結晶核とする抒情的な“うた”である。中原中也の世界も広い意味で自己愛を結晶核とする詩に属するのだが、中也の“うた”が開放的で陽気なのにひきかえ、拓次はいささか閉塞的で陰気。 そのため、現在では「忘れられた詩人」の一人、という位置づけになってしまった。 近代における抒情詩のゆれ幅 . . . 本文を読む
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空想のあたらしい核(たね) ~幻想の詩人大手拓次 (上)

2020年06月13日 | 俳句・短歌・詩集
   (大手拓次詩集 「青春の詩集 日本編⑫」白鳳社 昭和40年刊。141編の詩が収録されている) 郷土の詩人、大手拓次、明治20~昭和9年(1887~1934)。 これまで、なにかのアンソロジーで、3~4編は読んでいるはずだけど、 気になる詩人というにはほど遠い、風変わりな詩人で片づけていた。 上州(群馬)出身の詩人では、 萩原朔太郎(1886~1942年) 山村暮鳥(1884~1924年 . . . 本文を読む
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空の波音 ほか短詩3編(ポエムNO.3-75)

2020年06月13日 | 俳句・短歌・詩集
   (2014年10月) 1 空の波音 とても微かな音なので めったに耳にすることことはないけれど 空には波音がある。 曇り空には曇り空の 青空には青空の波音が。 空には海水ではなく 大量の大気が存在し うねっている。 風音と区別するのはむずかしいんだ。 空の波音。 ほら ほら 波立って西から東へ 巨大な網目をひろげてゆく。 そうして地表にあるものにぶつかると必ず音がする。 その微かな音 . . . 本文を読む
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