昨日は久々のオンラインセミナー、内容はスコットランドのシングルモルト「ロイヤル・ブラックラ」のセミナー&テイスティングです
サンプルとして、ロイヤル・ブラックラの12年・18年・21年が送られてきて、オンラインでセミナーを聞きながら、テイスティングを行います
ブレンデッドウイスキーのデュワーズの中核をなすシングルモルトで、王室御用達の証であるロイヤルのついた2つの銘柄のうちの1つです
現在は女性のマスターディスティラーが指揮をとっていて、味わいもエレガントで上品、力強さより品の良さを感じます
12年はリィフィルのバーボン樽で熟成の後にオロロソのシェリー樽で後熟、18年はバーボン樽の後にパロ・コルタドの樽で後熟、21年はバーボン樽の後に、オロロソ・パロコルタド・ペドロヒメネスの3種の樽に分け、それぞれ後熟させてからブレンドします
面白いのが、12年物よりも18年物のほうが色味は薄く、これもシェリーのタイプの一種パロ・コルタド由来のの影響かなと思います
21年はさすがにリッチなテイストで、使用する量としては少ないのですが、ペドロ・ヒメネスの樽の甘やかな味わいが、バランスよくブレンドされています
昨今の価格高の影響で、12年物でもよいお値段ですが、とてもエレガントにまとまっているので、アンクールではご用意はしていませんが、購入検討の案件です
樽に関して、スペインのシェリーメーカーさんと、良い樽を優先して仕入れる契約をされているようで、パロ・コルタドなどは元々生産量が少いので、こうした契約により安定して供給を受けているそうです
ここは現在、女性のマスターブレンダーがおられ、ウイスキー部門の全ての製品の製造責任を担い、上品でエレガントな仕上がりは、こういう要因があるのではと思います
全体的に上品で、華やかな味わいのラインナップなので、購入は悩みますが検討したいと思います
さて、台風の影響が出始めております
アンクールでも、今日は通常通り営業しておりますが、台風の進路によっては明日の営業にも影響があるかもしれません
皆様も、気をつけてお過ごし下さい