今日も通常通り、深夜1時まで営業中のアンクールです。
先日、3年ぶりにお会いしたお客様から、開店祝いにと、白州12年を頂きました。
この頂いた白州12年、実は1度休売になっているのですが、休売になる前に出回っていた商品で、当時サントリーのマイレージポイントというのがあり、その期限はわりと長めに取ってあって、その日付を見ると、2017年の12月末とありました。
なので、恐らく2016年頃に出回っていたものだろうと思います。
約6年前の物…そんなに変化は無いだろうと思っていましたが、比べてみるとまず香り立ちから違いました。
これにはちょっとびっくりしましたが、何か懐かしく、あぁ白州はこんな感じだったよね〜と思い起こさせる香りで、スパニッシュオーク由来であろう深みとコクを感じます。
この深みを感じさせるニュアンスは最後まで続き、余韻の深みのある甘さへと続きます。
一方現行品は、香り立ちは穏やかで、バーボン樽や恐らくミズナラ樽由来の穏やかさで、最後にバーボン樽由来の華やかさや甘さが漂います。
2016年は、すでにマッサンのドラマが終わり、ある種のウイスキーブームとなっていた真っ只中で、原酒の不足が囁かれていた頃の、最後の仕立てだと思います。
根っこには白州らしい穏やかな甘さと爽やかさを感じ取れますが、別方向からのアプローチで根っこに到達するイメージです。
是非飲み比べて、違いをお楽しみ下さい!
今宵も皆様のお越しを、心よりお待ちしております。