歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

担保はギリシアの資源・抜かりのない国際金融機関

2015年07月10日 22時04分10秒 | 経済戦争
★ http://www.mag2.com/p/news/int


実は資源大国のギリシャ。デフォルト騒動にはドイツの思惑があった?

いまだ出口が見えず混乱が続くギリシャの債務危機問題。この件を巡ってはギリシャの放漫財政を責めるかのような報道ばかりが見られますが、はたして真実はどうなのでしょうか。『未来を見る! 「ヤスの備忘録」連動メルマガ』に、驚くべき真相が記されています。

EUの真実、ドイツ帝国の拡大

ユーロが導入された2002年には強く意識されなかったが、高い労働生産性と最強の競争力をもつドイツが、生産性が低く競争力の弱いギリシャ、スペイン、ポルトガルなどの南ヨーロッパの国々と同じ通貨を使うとどういうことになるのか、結果は目に見えていた。もし、経済の強い国と弱い国がそれぞれ異なった通貨を使っているならば、強い国の通貨は上昇し、弱い国の通貨は下落する。この状況は経済の強い国の輸出を抑制し、弱い国の輸出を促進する方向に作用する。

また、国内の通貨の流通量を増加させてインフレにし、通貨の価値を引き下げることで、経済の弱い国は自国の輸出に有利な環境を政策的に作ることができる。

だが、強い国も弱い国もユーロという共通通貨を用い、通貨の発行権を「欧州中央銀行(ECB)」が管理した状況では、こうした通貨価値による調整は不可能になる。よほどの構造改革でもしない限り、弱い国の経済は一層弱くなり、強い国の市場や労働力の供給地になってしまう。そして強い国は、弱い国を自国の経済にもっとも有利な方向で吸収する

もともと1992年に結成された拡大EUは、東ヨーロッパの社会主義圏の崩壊で開放された膨大な安い労働力を使い、EU全体を発展させる構想だった。ユーロ圏が導入された2002年当時、東ヨーロッパの安い移民労働力はヨーロッパ各国に流入し、高い経済成長を支えた。そのため、共通通貨のユーロが内包する本質的な不均衡は顕在化することはなかった。

しかし、時間が経つにつれ、ユーロ圏に本来的に内在していたこの不均衡が前面に出るようになった。金融危機をいち早く乗り越えたドイツは、ドイツ経済を中心にほかの国々を編成する方向に動いた。もはやユーロ圏は平等でフラットな秩序ではなく、最強のドイツ経済を中心とした階層秩序へと変質した。PIIGS諸国などの南ヨーロッパの国々は、安い労働力の供給地や、ドイツ製品の市場になった

そして、この階層構造を支えたのが、PIIGS諸国による国債の乱発であった。経済の弱いPIIGS諸国は、比較的に早い時期に財政難に陥った。これを補填するため、国債の発行で市場から資金を得るシステムを整備した。金融危機以前は、国債の過剰発行によって潤沢な資金を簡単に得ることができた。そのため、PIIGS諸国が一方的な市場としてドイツ経済に吸収された状態にあったとしても、この事実が国内の経済停滞として表面化することはなかった。

だが、2008年の金融危機、さらには2010年のPIIGS危機で国債の過剰発行に依存したシステムは破綻したため、結局経済の弱い南ヨーロッパの国々は、最強のドイツ企業に一方的に市場化される存在でしかないという苛酷な現実であった


紐付き融資とドイツの帝国化政策

これは言って見れば、ドイツが全EUを自らの経済圏として編成するドイツの帝国化の動きにほかならない。EUではドイツ経済が最強なので、そうした強い経済と共通通貨を使うことになったら、そのような状況になることは当然の成り行きではないかという見方もできる。ドイツは意識して帝国化したわけではないということだ。

だが、EUをドイツ経済圏として編成する方向はドイツ政府によってかなり意識的に実施されていた。それはたとえば、ドイツで長い間続いている賃金の抑制政策に見て取れる。2002年のユーロ導入後、EU全体で労働力需要が高まったため、各国では平均27%もの賃金上昇があった。通常ならば景気のよいドイツでもこの水準を上回る賃金の上昇があってもおかしくない。

しかしドイツ政府は、高賃金が競争力にマイナスに働くとして、賃金の伸びを7%に抑制する政策を実施した。この結果、ただでさえ強いドイツ経済は、南ヨーロッパを圧倒することになった。

それだけではない。いまギリシャはトロイカへの債務の返済に苦しんでいるが、かなり以前からドイツ政府はギリシャにかなり大きな融資を提供していた。もちろんこの融資の返済は国債の発行に依存しており、ギリシャが国債を過剰発行するための背景のひとつになっていた。

ではドイツの融資はどのような目的に使われたのであろうか? 実はこの融資は日本の「政府開発援助(ODA)」と同じように、ドイツ企業の製品を購入するこために使われることが条件となっていた。特にこの融資はドイツの兵器産業に使われ、ギリシャはドイツ製兵器のかっこうの市場になった。

ドイツ国内の野党である「左派党」などからも、「これはドイツがギリシャを市場化するために借金づけにしたのだから、ギリシャの債務問題の責任はドイツにある。ギリシャ国民に債務の支払いを押し付けるべきではない」とドイツ政府を非難する声もある。

ギリシャの従属構造

日本ではギリシャの債務問題を一方的にギリシャの放漫財政のせいにして責める報道ばかりだが、実際の債務の実態を見ると、ギリシャがドイツのくいものになっていた事実が浮かび上がってくる。このようにして、ギリシャはドイツ経済の成長を支えるための市場として、ドイツ経済圏に組み込まれたのだ。

これとほぼ同じことはフランスも行っていた。また、ドイツの紐付き融資の提供先はギリシャのみならず、スペイン、ポルトガル、イタリアにも行われていたであろう。

これは明らかに、ドイツを中心とした従属構造である。この構造をこれからも維持するのであれば、ギリシャを緊縮財政を強制して追い込むのではなく、ギリシャ経済に回復する余地を与えるために、もっと緩やかな返済プランを受け入れてもよいはずだ。そちらのほうが従属構造を維持できるため、長期的にはドイツにとって有利なはずだ。

だが、ドイツを中心とする「トロイカ」は、ことのほか強硬だ。口ではギリシャのデフォルトは望まないと言いつつも、妥協を拒否する強硬な姿勢はギリシャをデフォルトへと追い込んでいるようにさえ見える


デフォルトを望むEUと資源大国ギリシャ

そのような強硬な姿勢の裏には、なにか別な意図があるような匂いさえ感じてしまう。どうなのだろうか?

日本では、「トロイカ」のギリシャ支援プログラムの条件として緊縮財政だけが注目されているが、条件はこれだけではない。ギリシャ政府が保有する国営資産の大規模な民営化が条件になっている。ギリシャは社会主義的な福祉国家であったため、ガス、石油、電気水道、鉱山など多くの分野で国営企業が多数存在している。これらの国営企業を民営化して、その売却で得られた資金を債務返済に充当することが条件になっていた。そのため、ピレウス港や国営ガス会社など、多くの国営企業の民営化プロセスが進んでいた。

そのようななか、実はギリシャがヨーロッパ最大の資源大国である事実が分かってきた。ちょうどギリシャの債務危機が判明した2010年、東地中海の沖合のギリシャ、トルコ、キプロスの国境上に巨大な海底油田が発見された。早速ギリシャ政府は、国営企業の「シルタキ・エネルギー」に調査をさせたところ、イオニア海には220億バーレルの油田があり、さらに北エーゲ海には40億バーレルのガス田があることが分かった。これは世界第12位の埋蔵量だ。

さらにギリシャの北東部には、「スコリーズ金鉱山」が発見されている。ここの埋蔵量は、ヨーロッパのみならず世界最大であると見られている。

さて、こうした天然資源の掘削はすべてギリシャの国営企業が行っていた。だが、2012年くらいから、支援計画の条件となっていた民営化のプロセスが始まり、ドイツを筆頭とした企業への売却が進められた

実は、昨年に成立した「シリザ」のチプラス政権は、この民営化プロセスを国益に反するとして停止し、国営に戻そうとしている政権なのだ

このように見ると、今回のギリシャの債務問題にははるかに深い背景があることが分かる。ドイツはギリシャのデフォルトを望んでいるのかもしれない

あまりに長くなるので、続きは次回に書く。

image by: Shutterstock

『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』より一部抜粋

著者/ヤス
早稲田大学卒。企業の語学研修、IT関連研修、企業関連セミナー、コンサルティング等を担当。世界の未来を、政治経済のみならず予言やスピリチュアル系など利用可能なあらゆる枠組みを使い見通しを立てる。ブログ『ヤスの備忘録』で紹介しきれない重要な情報や分析をメルマガで配信。
≪登録はこちら≫


////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

担保があるなら、乞食にでも貸す金貸し  


● 貴方が金貸しなら、どのようにして欲しい優良会社や重要な土地を手に入れるか?
  当然金を貸して、会社や土地を担保にするのです。いまどきの会社は一部の
  大企業を除けば、生きるのに躍起です。

● 特に成長著しい会社は、帳簿上黒字でも、現金がないのが現実です。現金決済の商売なら
  小銭に困る事はないが、普通の会社は黒字でも現金はないのが普通です。

● 其処に金融危機や株式市場の暴落に伴う資産の暴落が重なれば、金貸しは直ちに担保の
  追加を要求
します。今の資産価値では担保が不十分というわけである。
  当然信用の掛で商売している会社に、担保の追加は厳しいものです。
  そもそも追加担保の要求は法的にも問題ですが・・。

● そこでどうするか? どうしてもその会社が欲しいなら、担保が足りない事を理由に
  日常の資金繰りの融資を断るのです。ただちに会社は給料も払えなくなり、
  倒産の危機に瀕します。例え黒字でも危機になります。

● こうなったら金貸しの思う壺です。どうにでも料理は出来るのです。強制執行でもよいし、
  潰れたからゆっくり担保を回収しても良いのです。又は役員を送って会社を支配する
  のも良し。こうして優良会社はつぶれたという名目で取られるのです。

● ギリシアの財産たる資源だって同じ事なのです。担保があれば、どなたにでも貸すのが
  金貸しなのです。底値で買った、または没収した担保は、そのうちに値上がりして、
  投資家≒支配階級に膨大な儲けを齎すのです


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金貸しの崩壊過程・そのうち大きすぎて救えない・最後のババ引きゲーム

2015年07月10日 13時59分09秒 | 経済戦争
★ http://www.foreignaffairsj.co.jp/essay/201508/Blyth.htm

ギリシャ危機の虚構
―― 救済対象はギリシャではなく、独仏の銀行だった
  A Pain in the Athens   マーク・ブリス  ブラウン大学教授(政治・経済学)
      フォーリン・アフェアーズ リポート 2015年8月号

2010年に危機が起きるまでに、フランスの銀行がユーロ周辺諸国に有する不良債権の規模は4650億ユーロ、ドイツの銀行のそれは4930億ユーロに達していた。問題は、ユーロゾーン中核地域のメガバンクが過去10年で資産規模を倍増させ、オペレーショナルレバレッジ比率が2倍に高まり、しかも、これらの銀行が「大きすぎてつぶせない」と判断されたことだ。これらの銀行が各国の国債を手放せば、債券市場が大混乱に陥り、ヨーロッパ全土で銀行破綻が相次ぐ恐れがあった。要するに、EUはギリシャに融資を提供することで、ギリシャの債権者であるドイツとフランスの銀行を助けたに過ぎない。ギリシャはドイツとフランスの銀行を救済する目的のための道筋に過ぎなかった。なかには、90%の資金がギリシャを完全に素通りしているとみなす試算さえある。「怠惰なギリシャ人と規律あるドイツ人」というイメージには大きな嘘がある。

小見出し
救済の対象はギリシャではなかった
誰も真実を言わない

全文は2015年8月号に掲載予定>>

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

● ギリシアを破たんさせれば、銀行も破たんする。ギリシアを甘やかせば、他国も
  真似する=チキンゲームを続ける、と言う所でしょう。前門の虎に後門の狼。

● 何時までチキンゲームは続くのでしょう。次はウクライナが待っているというのに。
  更にはポルトガル、スパイン、イタリア等が今か今かと待っているのです。

● 不景気でお金を作る事が出来ないのに、どのようにしてお金を返すのでしょう。
  結局は日本のように、輪転機を回して、どんどんとばら撒くしか
  ないのでしょう
。最もドイツの嫌がる事です。

 でもこれしか残っていないのです。日本同様。そしてユーロの暴落と将来のインフレと、
  国民の困窮と、福祉の削減と、金食い虫の移民の排除と、宗教戦争等など
  右翼の台頭は避けられない運命なのです。


● こうして、戦後続いた左翼政権の繁栄は、資本主義の崩壊とともに、露と消えるのです。
  振り子と同じです。左に寄り過ぎて、それ以上寄れないならば、必然的に右に行く
  しかないのです。何事も物理法則を抜きにしては世界は進まないのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

危機になると・正体を現す共産国家・擬態資本主義の皮はスグはげる

2015年07月10日 10時45分25秒 | 経済戦争

★ http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0PI1OO20150708/

中国、大量保有株主の株式売却を半年間禁止

2015年 07月 8日 23:03 JST

 7月8日、中国が大量保有株主の株式売却を半年間禁止。

[北京 8日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(CSRC)は8日、持ち株が5%以上の株主を対象に向こう6カ月間、株式売却を禁止する措置を発表した。

委員会はウェブサイト上で、規則に違反した株主には厳正に対処すると述べた。

8日の中国株式市場はパニック売りで全面安となり、4カ月ぶりの安値に下落。大型株中心で深セン上場銘柄を含むCSI300指数は6.8%、上海総合指数は5.9%、それぞれ値下がりした。

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////


コラム:中国株取引停止、「見せかけの市場」に拍車

2015年 07月 9日 17:17 JST

 7月9日、中国株式市場における大規模な売買停止は、中国が抱える「見せかけの市場」の問題をさらに大きくした。写真は雲南省・昆明の証券会社内で8日撮影(2015年 ロイター/Wong Campion)

[香港 9日 ロイター] - 中国株式市場における売買停止は、中国が抱える「見せかけの市場」の問題をさらに大きくした。バブル崩壊とその救済策は、海外投資家が中国株を真剣に考えるのを難しくしている。多くの投資家の身動きを封じた異例の大規模売買停止は、事態をさらに悪化させるだけだ

中国株式市場は、この一時的な小休止と引き換えに、自分たちの信用を失っている

中国の指導者らが思うがままに行動するというのは、今に始まったことではない。したがって今回も、思い通りにいかない市場を従わせるため、利下げや空売りの規制、信用取引の拡大、悪者捜し、証券会社による株価下支えなどあらゆる手段を講じている。そしてついに、大量保有株主の株式売却を半年間禁止するという手に打って出た。

こうしたトップダウンの「策略」がひとまず効を奏した形で、9日の中国株式市場は下げ止まった。一方でボトムアップの対策も同様に疑わしい。

上海・深センの取引所に上場している企業で売買を停止しているのは、7月8日時点で約1300社、時価総額では2.4兆ドル相当に及ぶ。このような規模の売買停止は他の市場では考えにくい。上場企業は慎重に扱われるべき株式市場のルールを悪用している。

確かに、売買停止の多くが小型株であり、打撃を受けるのは、優良株に投資する機関投資家よりも個人投資家である。また、中国市場でわずか2%にすぎない海外投資家への影響も小さいだろう。

とはいえ、これはひどく悪いシグナルを送っている。つまり、取引できないのに、それは市場と呼べるのかということだ。上場企業には何か隠し事があるように見える。バリュエーションはかなり行き過ぎており、その報いを受ける時が単に遅れているだけだろう。8日に売買停止した大型株の海南天然ゴム(601118.SS: 株価, 企業情報, レポート)と中節能風力発電(601016.SS: 株価, 企業情報, レポート)は、売買停止前の時価総額が40─50億ドルで、予想株価収益率(PER)はそれぞれ238倍と109倍だった


中国株式市場はようやく落ち着きを取り戻しつつあるのかもしれない。しかし、わずか1カ月ほど前に主要な国際株価指数に中国株が採用寸前だったとは、今や信じがたいほどだ。

上場企業や中国政府からのメッセージは一様に「すべてうまくいっている。ただ、あまり細かく見ないように」というものだ。こうしたポチョムキン村(見せかけの村)的な市場の捉え方が、投資家を不安にさせるに違いない。

*筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

● だから云ったでしょう。資本主義ではなく、擬態資本主義と。 資本主義に生きていないものが
  資本主義の精神を体得することは出来ないのです。武人=軍国主義は武力≒政治が
  主なのです
。信用という言葉が分からないのです。化けの皮はスグにはげるのです。

● 問題なのは、化けの皮が剥がれても、それを分からない馬鹿がいるという事なのです。
  又はそれを隠して、中共様に奉仕する売国的メディアが日本では殆どと
  言う事なのです。国内外には、兵法=陰謀達者な共産主義者
  ウヨウヨ
といるのです。

● 日本はウイルスに侵されながらも、健気に生きている患者のようなものです。そのウイルスを
  排除しなければ、狂うか又は早死にするしかないのです。事は急を要するのです。
  抗ウイルス剤を開発して直ぐ投与しましょう。寿命は全うしなくてはいけません。

● 力=武力≒政治力で何でもできると思っているのが、またはそれが主体の体制が共産主義なのです。
  どんなに擬態しても、資本主義市場にはなれないのです。飛んで火にいる夏の虫は
  誰にも助けられないのです。初めから中共には近寄らない事が正解です

● これに懲りて、化けの皮をはがして、本性を現すのが、世界の為には良いのです。
  しかし、懲りずに、西欧・日本の技術やお金をもっともっと盗むまでは
  陰謀を巡らすのが中共のやり方
でしょう。武人は懲りないのです。

● つまり、羊の皮≒資本主義の皮を直ぐに覆うのです。それでも平和ボケの人は、
  自分の見た狼の姿は錯覚と思って、再び飛んで火にいる夏の虫になるのです。
  これが、欲ボケで身を亡ぼすというのでしょう。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

次のベニスの商人・ウクライナ・鴨られるのはお人よし日本

2015年07月10日 08時47分37秒 | 戦争

★ http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20150708/zsp1507081530003-n1.htm


ウクライナのデフォルトで日露は“戦争状態”になる 2015.07.08

 ★ニュースディープスロート 須田慎一郎氏

 ■ウクライナのデフォルトで日ロは“戦争状態”になる

 ウクライナが財政破綻の危機に瀕している。同国政府が抱える対外債務総額は約430億ドルで、年内に返済期限を迎えるのは110億ドル。にもかかわらず、外貨準備高は4月1日時点で約96億ドルしかない。

 しかも、親ロシア派の武装勢力との戦費が日増しに嵩んでおり、 ❶大規模な金融支援がなければ8月にも債務不履行(デフォルト)に陥ると指摘されている。

 メディアはまったくと言っていいほど指摘していないが、この問題は実は、日本の政治・外交に大きなインパクトを与えかねない要素をはらんでいる。

 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は6月12日、 ❷ ウクライナが債務を返済できないと判断した場合でも、同国への融資を実行することが可能だと述べた。

  ❸ 日本は米国に次ぐIMFの第2位の出資国であり、ウクライナへの融資が行われれば、それは日本の了承の下に実行されたことになる。問題は、❹ ウクライナへの融資は、IMFの本来の仕事ではないという部分にある。

 ❺ IMFの仕事を極めてざっくり説明すると、国家に対する「資金繰り支援」ということになる。

 一時的に貿易決済用の外貨が不足していたり、債務の借り換えがうまくいっていなかったりする国にお金を貸し、その国の経済がうまく回るようになったら返済してもらうのである。


❻ IMFの融資は「ロシアに対する宣戦布告」と見なされる

須田慎一郎氏【拡大】


 ■ホルムズ海峡機雷掃海を議論している場合ではない

 しかし、いまウクライナが借りようとしているお金は、まず間違いなく返ってこない。なぜなら、❻ その大部分は親ロシア派との戦費--つまりは武器弾薬に化け、戦場で費やされてしまうからだ。

 気になる点はほかにもある。

 ウクライナは2月、アラブ首長国連邦(UAE)との間で武器購入に関する合意を結んだ。IMFからの融資の一部は、ここに充てられることになる。

 といっても、ウクライナはUAEが生産した武器を買うわけではない。❼ 同国が欧米から調達した武器の転売を受けるのだ。ハッキリ言ってしまえば、UAEは欧米がウクライナを軍事支援するための“裏口”にすぎないわけだ。

 これはロシア側からすると、❼「欧米と日本が大口出資者であるIMFは、ウクライナの欧米製武器購入のための融資を行う」ということにほかならない。

 いくら“裏口”を使おうとも、それで素直に騙されてくれるほどロシアが甘くないのは、もはや世界の誰もが知っている通りだ。

 ちなみにロシアは、❽ 欧米がウクライナに直接的な軍事支援を行えば、「ロシアに対する宣戦布告とみなす」とまで言っている。IMFの融資が実行されれば、日本もまた、そんな危ない構図に巻き込まれていくことになりかねない。

 安倍晋三首相は「プーチン大統領の年内訪日をめざす」と言っているが、そんなことは“夢のまた夢”と言わざるを得ない。

 国会では、安保法制をめぐりホルムズ海峡での機雷掃海が議題に上っているが、未来の話をしている場合ではない。日本が戦争の当事者となる可能性は「いまそこにある危機」として存在するのだ。

 ◆ウクライナ債務返済が遅延してもIMFは融資すると宣言

 IMFのラガルド専務理事は6月12日、ウクライナが債務を返済できなかった場合、IMFは支払い遅延の際の融資政策に基づき、融資可能と語った。ウクライナは6月中旬の17億ドルの融資を頼みの綱としている

■須田慎一郎氏 ●ジャーナリスト ’61年、東京都生まれ。日本大学経済学部卒。経済誌の記者を経て、フリー・ジャーナリストに。週刊誌などで執筆活動を続けるかたわら、報道番組やワイドショーのコメンテーターとしても活躍中。著書に『サラ金殲滅』『企業と暴力団』(ともに宝島社)など。近著『日本人が大貧民になる』(青志社)が発売中

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

● ギリシアの悲劇 ➡ ろくに働かないのに、お金を借りて優雅な生活を楽しみ、最後はベニスの商人”
  並の屁理屈で借金を踏み倒す物語です。ベニスの商人とは、ユダヤ人高利貸からお金を借りて、
  それを返済しないどころか、逆にユダヤ人を殺人未遂罪で財産を没収する、ベニスの貿易商の
  ハッピーエンドの物語です。ユダヤ人高利貸しの悲惨な末路の事です。

● 言い換えれば、ギリシアは借金を踏み倒した上に、EUには残留できる可能性があるという事です。
  地政学上重要なギリシアは、ロシアや中国には渡されないのでしょう
  ギリシアは自らの価値を十分認識してるのです。そして自らを高くで
  売るのです。私は贅沢して当然なのよ!! と・・。
  ボスの昔美人の愛人と言う所か。

● その第二のギリシアがウクライナと言う事です。こちらは優雅な生活をするためでなく、
  ロシア虐めの為の鉄砲玉として使われるという事です。勿論玉は帰ってきません。
  そのお金は、回り回って西欧の軍需産業を潤すのです。
  言えば支配階級の懐を潤すのです
。ここでは、
  ボスの為に刑務所に入る鉄砲玉と言う所か。

● 前にUSAの投資ファンド(今は投資銀行に化けている)は、リスクを最大限にとってぼろ儲けして
  お金を懐に入れ、暴落でも儲けておきながら、債権暴落時の損失は、国家に助けてもらい、
  赤字でも膨大な報酬を懐に入れました。その報酬は暴落以前に約束したものだから
  払わなくてはいけない”との屁理屈を使って、懐を肥やしました

● IMFやその他の貸付金は元はと言えば、出資している国々のお金≒国民の税金なのです。
  それを返済できないであろうと思われる国々に貸し付けて、危機が生じたら
  追加融資の名目で、返済金を暴利で儲けた投資家に回すのです。

● つまり、危機の名目で高利貸しの金利以上で儲けておきながら、更にわれわれ国民のお金を、
  追加融資≒返済金の名目で、IMFやEUからもらうのです。追加融資をしないとギリシアや
  ウクライナは危機になるといえば、当然追加融資は簡単に出来ます。そのお金は
  返済金と言う名目で投資家≒支配層に渡るのです。彼らは絶対損はしないのです。

● 勿論追加融資のお金は、ギリシアやウクライナの国民にわたりません。お金は右から
  左へと、投資家≒世界支配層の懐に入るだけです。つまり追加融資をしても
  ギリシアの経済は変わらず、ますます危機が深化するだけです


● 投資家≒支配層はその危機で他国の資産を底値で買いたたき、更にぼろ儲けするのです

● それを知っているかこそ、急進派は果敢に金貸しに大幅な譲歩を迫るのです。余分に儲けた
  お金を返せと。丁度サラ金に払ったお金を取り返した近年の流れです。
  日本のサラ金物語が高利貸の金貸しからどのようにお金を
  取り返すかの教訓を、ギリシアに教えているのです

 
● ウクライナへの追加融資は、破たんしたウクライナ経済が返せるわけがありません。お金は
  右から左へとUSA/西欧の軍需産業に流れるだけです。こうして危機の名目で、
  支配階級の懐は膨大に潤うのです。国家の債務の増大と引き換えに


● つまり、危機の名目で我々の税金が、支配階級の懐に流れ込む仕組みが、危機なのです。
  危機は有ればあるほど、支配階級は潤うのです。このようなシステムは
  勿論何時までも続けられるわけがありません。

● 最後は自らの実体経済にダメージを与えて、他国や敵国の台頭を齎し、自らの首を絞める事
  になるのです。商売人が、自分の首を絞める縄を敵にも売るようなものです。

● こうして高利貸し西欧先進資本主義国は、最後は衰退して老化して死にゆくのです。英米型は2046年、
  仏型は2059年に滅びるのです。後世の歴史家は、調子に乗った西欧が、第二次冷戦でロシアに
  対抗して、結局は自らの財政を破たんさせて、資本主義は崩壊
したというでしょう。

● 実際は大金持ちでも、平均寿命は同じですから、その宿命から逃れられないだけなのです。
  膨大なお金でも寿命は買えないのです。不老長寿の薬があれば、私が欲しいくらいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする