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他人の不幸は蜜の味。

2018年02月08日 08時21分41秒 | 健康・医療
★  http://www.carenet.com/news/general/hdnj/45402 


妊娠中に魚を食べると抑うつ状態になりにくい? ―母親約7万5千人と父親約4万人を調査、富山大

     提供元: HealthDay News 公開日:2018/02/08

 妊娠中や出産直後に魚を多く食べると、あまり食べなかった女性と比べて抑うつ状態になりにくい可能性があると、富山大学医学部公衆衛生学講座准教授の浜崎景氏らの研究チームが「Journal of Psychiatric Research」12月15日オンライン版に発表した。この研究は、全国で10万組を超える親子を対象に2011年に開始されたエコチル調査(子どもの健康と環境に関する全国調査)の一環として行われたもの。研究チームによると、この研究は妊娠中の魚およびn-3 系多価不飽和脂肪酸(n-3 PUFA)の摂取量と抑うつ状態のなりやすさとの関係を調べた過去最大規模のものだという。

 妊娠中や産後は子どもを授かった喜び以上に、気分の落ち込みや不眠が続き、抑うつ状態になりやすいとされ、最近では産前産後の妊婦の心のケアの重要性が指摘されている。これまで数多くの疫学研究で魚介類やn-3 PUFAの摂取量が多いほど抑うつ状態になりにくい可能性が報告されているが、一致した見解は得られていない。

 研究チームは今回、エコチル調査に参加した子どもの父母を対象に、母親の妊娠前期と妊娠中期~後期における食事調査(父親に対しては母親の妊娠期間中に1回実施)からの魚およびn-3 PUFAの摂取量と父母の抑うつ状態との関係を調べる研究を行った。

 解析対象とした母親は、妊娠前期が7万5,139人、妊娠中期~後期が7万9346人、産後1カ月が7万7,661人であり、父親は4万1,506人であった。母親と父親をそれぞれ魚の摂取量で5つの群に分けて(摂取量が「少ない」「やや少ない」「中程度」「やや多い」「多い」)、摂取量が最も少なかった群を対照として各群の抑うつ状態になるリスクを比較検討した。

 解析の結果、妊娠前期の女性では、魚の摂取量が最も少なかった群と比べて「やや少ない」群〔オッズ比0.83、95%信頼区間(CI)0.73~0.94〕と中程度に摂取する群(同0.79、0.70~0.91)で抑うつ状態になるリスクが有意に低下した。また、妊娠中期~後期の女性では、最も摂取量が少なかった群と比べて摂取量が多かった4つの群で抑うつ状態になるリスクが低下し、中でも「やや多い」群でリスクは29%有意に低下した〔同0.71、0.63~0.82、傾向検定でも有意な関連あり(P=0.01)〕。産後1カ月の女性では、「やや少ない」群と「中程度」群、「やや多い」群で抑うつ状態になるリスクが有意に低下した。さらに、父親は魚の摂取量が「少ない」群と比べて「やや多い」群で抑うつ状態になるリスクが有意に低下した。

 一方で、n-3 PUFAの摂取量については、妊娠中期~後期では摂取量が「やや少ない」から「やや多い」の3つの群で抑うつ状態になるリスクが低下し、また産後の「やや少ない」群でもリスクは低下したが、妊娠前期や父親では摂取量と抑うつリスク低減との関連は認められなかった。

 以上の結果から、研究チームは「妊娠中~産後の魚の摂取量は母親の抑うつ状態の程度と関連する可能性があり、父親でも同様の傾向がみられることが分かった。一方で、n-3 PUFAの摂取量については、抑うつ状態との関連は魚の摂取量よりも弱まることも示された」と結論づける一方で、今回の研究結果はあくまでこれらの関連性を示したに過ぎず、魚をより多く食べる人は一般的に健康意識が高く、そうした要因が結果に影響を及ぼした可能性も否定できないと指摘している。

[2018年1月22日/HealthDayNews]Copyright (c) 2018 HealthDay. All rights reserved.利用規定はこちら

原著論文はこちら

Hamazaki K, et al. J Psychiatr Res. 2017 Nov 28;98:9-16. [Epub ahead of print]

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● そんなことは、日本脂質栄養学会の研究で、既に昔から分かっていることです。
  EPA/DHAはそもそも必須脂肪酸であり、これのみが必須脂肪酸と云えます。
  特に脳には、DHAが大量に使われています。

● 脳はDHAの塊みたいなものです。特に海馬には大量につかわれています。記憶のみ
  でなく、感情などの機能も含めて、全ての機能が低下するのが、EPA/DHA
  欠乏なのです。その作用を阻害するのがリノール酸系なのです。

● だから今の若者は脳の程度が低下しているのです。ベニバナ油、コーン油、菜種油、
  ブドウの種油、オリーブ油、ゴマ油などを大量に使えば、お頭が弱くなるのです。
  しかし病人が増えますから、医療界や製薬業界は儲けるので関心を持ちません。

● 他人の不幸(病気)は蜜の味(金儲けの対象)なのです。
  資本主義の豊かさの中に潜む,悲しい現実です。
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既に何十年前に分かっている結論です。 EPA/DHAは心臓にも良い。

2018年02月08日 07時56分47秒 | 健康・医療

★ http://www.carenet.com/news/general/hdnj/45403?utm_source=m1&utm_medium=email&utm_campaign=2018020400


n-3系脂肪酸の血中濃度と冠動脈疾患リスクとの関係は?― 多目的コホート研究から

    提供元: HealthDay News 公開日:2018/02/08

 魚に豊富に含まれるn-3 系多価不飽和脂肪酸(n-3 PUFA)の血中濃度が高いと、冠動脈疾患(CHD)全体のリスク低減とは関連しないものの、致死性のCHDリスクは低下する可能性があると、国立がん研究センターなどの多目的コホート研究(JPHC Study)グループが「Atherosclerosis」2017年12月8日オンライン版に発表した

 これまでの研究で、魚やn-3 系多価不飽和脂肪酸(n-3 PUFA)の摂取量が多いとCHDリスクが低減する可能性が示されている。JPHC Studyでも既に魚とn-3 PUFAの摂取量が多い人ではCHDリスクが低下するとの研究結果を報告しているが(Circulation 2006; 113: 195-202)、日本人におけるn-3 PUFAの血中濃度とCHDリスクとの関連は明らかにされていない。研究グループは今回、JPHC Studyに参加した一般住民から提供された保存血液を用いてn-3 PUFA〔エイコサペンタエン酸(EPA)およびドコサペンタエン酸(DPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)〕の血中濃度とCHD発症リスクとの関連を調べるコホート内症例対照研究を行った。

 研究では、まず1990年および1993年に全国9地域に在住し、循環器疾患やがんの既往がない40~69歳の男女約3万4,000人を対象に2007年まで追跡した(追跡期間は平均13.5年)。研究開始時点に保存血液を提供し、CHDを発症した209人と年齢や性、採血日などをマッチさせた対照群(CHD発症例1人に対し2人、418人)を抽出し、計627人の保存血液を用いて測定したn-3 PUFAの血中濃度とCHDリスクとの関連を調べた。CHDを発症した209人の内訳は、心筋梗塞が168人、心臓突然死が41人で、非致死性が157人、致死性が52人であった。

 対象者をn-3 PUFAの血中濃度で4分位に分けて、血中濃度が最も低い群を基準として各群のCHDリスクと比較したところ、多変量ロジスティック解析の結果、CHD全体ではn-3 PUFAの血中濃度とCHDリスクとの間に有意な関連は認められなかった(血中濃度が最も低い群に対する最も高い群のオッズ比は0.79、95%信頼区間0.41~1.51、P=0.51)。また、非致死性のCHDについても同様に両者の間に関連は認められなかったが、致死性のCHDについては、n-3 PUFAの血中濃度が最も低い群と比べて最も高い群で88%の有意なリスク低下が認められた(同0.12、0.02~0.75、P=0.03)。

 研究グループによると、この結果は致死性のCHDでのみn-3 PUFAとCHDの関連が認められた欧米のメタ解析と一致していた一方で、2006年に研究グループが発表した研究結果(アンケートから算出したn-3 PUFAの摂取量は非致死性のCHDとのみ関連)とは一致していなかった。そのため、研究グループは「今回の研究では致死性のCHDの症例数が少なかったため結果が偶然に得られた可能性も否定できない。今後、アジア圏でのさらなる研究の蓄積が待たれる」との見解を示している。

[2018年1月22日/HealthDayNews]Copyright (c) 2018 HealthDay. All rights reserved.利用規定はこちら

原著論文はこちら

Hamazaki K, et al. Atherosclerosis. 2017 Dec 8. [Epub ahead of print]

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● 既に何十年前に、古くて年代を思い出せないが、犬の実験で確定しています。
  犬のグループを2つに分けて、一方はEPA/DHAを十分与え、他方は
  欠乏状態にして、心筋梗塞を起こした実験がありました。

● 冠動脈を結紮して、人為的に心筋梗塞を起こすのです。EPA/DHAを十分投与した
  群は殆ど助かりましたが、他方は殆どが死んだのです。それだけでも
  十分価値のある実験結果です。

● まず、EPA/DHA(ωー3系の脂肪酸)は、必須脂肪酸という事の認識と、それの
  作用を阻害するものは、リノール酸系(ωー6系脂肪酸)という専門なら
  当然知っているべき知識があれば、

● 更にリノール酸系の血中濃度も調べて、それとの関係をも調べるべきでしょう。
  例えば、ω3とω6系の比率との関係などです。何十年前に分かっている
  結論を焼き直したいなら、少しは進歩した研究をしてほしいものです。

● 論文数を増やすためだけの、研究にしか見えません。今はデータが多くても
  パソコンで処理できますから、分析因子が多くても対処は出来るでしょう。
  もう少し興奮する新しい内容が欲しいものです。

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