★ https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-02-09/P3UL3U6TTDS001
【米経済ウオッチ】近代資本主義を襲う異次元の「最終バブル」崩壊
山広恒夫 2018年2月9日 9:13 JST
ゼロ金利・量的緩和の長期化で異次元バブル膨張
アダム・スミスが唱えた「神の見えざる手」が厳しく制裁へ
トランプ第45代大統領は今世紀最悪のバブル崩壊に見舞われるリスクが高くなってきたようだ。歴代大統領の歴史を振り返ると、共和党の大統領はバブル崩壊と景気後退に見舞われる確率が民主党の大統領に比べずっと高い。
ジョージ・W・ブッシュ第43代大統領は就任早々にIT株式バブル崩壊による景気後退に見舞われた上、住宅・金融バブル崩壊によるグレートリセッションの最中に2期目の任期切れを迎え、失意のうちにホワイトハウスを去っていった。
極めつきは1929年に就任したハーバート・フーバー第31代大統領だ。就任の年にニューヨーク株式市場の大暴落が直撃、その後退任するまで大恐慌が続いた。「トランプ相場」と呼ばれるトランプ大統領就任に伴う株高は、フーバー大統領の就任後の株高と非常によく似ている。
今年1月26日に株価がピークを付けた後、9営業日の下げとしては、1929年9月3日にピークアウトした当時よりも急激だ。下記のチャートはダウ工業株30種平均が29年9月3日に記録したピークと同指数が今年1月26日につけたピークを重ねたものである。ピークを付けた後の切り込みは今回の方が急激だ。
1929年当時は株価のピークアウトと同時に景気縮小期(赤の縦じま)に入り、大恐慌へと沈んでいく。株価は同年10月24日の「暗黒の木曜日」などを経て、下げを加速した。
独立戦争、南北戦争、さらに29年の株価暴落とそれに続く大恐慌と、米国はおよそ70年の周期で大きな危機を克服して、これまで発展してきた。大恐慌は大英帝国の力が衰え、覇権国交代期の不安定な状況の下で発生している。米国はまだ、覇権国としての意識も能力も持っていなかった。
その後、米国はニューディール(新規まき直し策)の成功と第2次世界大戦で勝利を収めて、覇権国に成長。パクスアメリカーナ、つまり米国の覇権による世界の平和を謳歌(おうか)する。しかし、終戦から70余年経過して、米国型資本主義が限界に近づく中で、再び覇権国交代の時期に差し掛かってきた。だが、新たな覇権国がまだ十分に育っていないところは、大恐慌の時とよく似ている。
こうして覇権国交代期が接近する中で、巨大バブルが生じていることも1929年当時と、鏡像を描いているようだ。ただし、大きく異なる点がある。それは、大恐慌は米国資本主義経済が大きく飛躍する直前の準備期間だったことだ。一方、これから始まる覇権国の交代は、米国資本主義が衰退に向かう中で起こる。つまり、米国の建国以来230年余にわたり発展してきた米国型近代資本主義の衰退期で生じた「最終バブル」といっても言い過ぎではないだろう。
さらに、米金融政策当局がゼロ金利と量的緩和という異例の金融政策を長期間続け、いまだに緩和政策をゆっくりと解除している状況で、株式はじめ金融市場は巨大な「異次元バブル」を醸成してしまった。
これは異次元の金融政策が、市場の見えざる手による調整を押さえ込んできたためで、野放図になった強欲資本主義は極限まで膨張してきたわけだ。
しかし、いずれ市場の見えざる手が働く。しかも、これまで押さえ込まれていたことに対する、反作用が加わる。金融政策が市場の見えざる手を弱めてきたツケは、異次元へと膨らんでいくことになりそうだ。このところの金融市場の乱高下はその予兆にすぎない。
アダム・スミスが唱えた「神の見えざる手」は、政策当局ならびにその対話と称する市場操作に追従してきた投資家の行き過ぎた行為に対して、厳しい制裁を加えることを決して忘れるべきではないだろう。
(【米経済ウオッチ】の内容は記者個人の見解です)
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
● 上記が現支配階級の見解と同じと思われます。それは、
❶ 2000年から始まった、株価の暴落後、まだ不景気が来ていないのに、2001年の
9:11の自作自演と戦争経済への移行が、性急に始まった事。
❷ 上記のあるように、彼らはまだ30年サイクルや90年サイクルを見つけていないと
思われます。それが70年サイクルという見方に現れています。従って前回の
1929年から70年目は、ほぼ2000年ですから、それを最終崩壊とみたのでしょう。
❸ また資本主義の最終バブルとの表現に見られるように、2000年からのバブルの
崩壊は、ある程度資本主義の崩壊と重ねていると思われます。つまり、一部の
キリスト・ユダヤ教・原理主義等の言う最終戦争を予想しているのです。
● これらが相まって、世界に特に中東や旧ソ連を中心に、革命やクーデターや内戦を
仕掛けたものと思われます。これが東欧のカラー革命であり、
中東の動乱誘発であり、中東の春なのです。
● ご存知のごとく、ことごとく失敗とみるのが正解でしょう。その地域の国民生活が
悪化したという事を見れば、正に悪魔の仕業とも言えます。2000年のITバブル
崩壊、2007年のリーマンショック後も見ての通り恐慌は起こっていません。
● 今回2月からの崩壊も、いくら急激に下がっていると図で表しても、現実は
世界恐慌は、エリオット波動からはあり得ません。絶対ないと云えます。
それどころか、株価が半分になっても、その後の急激な回復で
● すぐに、1~2年で回復して、それこそ資本主義最後のバブルが起こるのです。
その予想は日経225では、2019年の後半からと予想できます。株価の底は
ピークの半分程度と予想できます。つまり、24000÷2=12000円前後。
● しかし株価が半分になっても、日本の経済は体力があるし、大規模な金融緩和しても
びくともしませんから、さらなる追加大規模緩和が世界から期待されます。
その追加緩和を聞いて、株式市場は急激な回復が予想できるのです。
● 今回の大暴落で、多分1ドル95円前後まで円高になった為替は、再び急激な円安ドル高と
なり、2029年前後の1ドル150~160年前後を目指すものと思われます。つまり
強い円安と株価の急上昇と歴史の区切りの宴が見られるのです。
● これは日本が次の覇権国と云われることを意味します。何処に目をつけているのでしょう。
既に次の覇権国は誕生しているのです。日本人の自虐史観が見えなくしているのでしょう。
● また第一次大戦も、USAの参加で勝ち取ったものであり、すでにその時点で英国の
次の覇権国であるUSAは誕生しているのです。本当のサイクルを分析できない
と、歴史の予想も出来ません。
● 今回の大暴落が確実となり、そして再び日が昇れば、次に来る予言、第三次大戦と
USA/大西洋資本主義諸国の大崩壊の予言も、貴方は信じざるを得ないのです。
勿論大日本の覇権国への大変身です。歴史は意外性に満ちているのです。
【米経済ウオッチ】近代資本主義を襲う異次元の「最終バブル」崩壊
山広恒夫 2018年2月9日 9:13 JST
ゼロ金利・量的緩和の長期化で異次元バブル膨張
アダム・スミスが唱えた「神の見えざる手」が厳しく制裁へ
トランプ第45代大統領は今世紀最悪のバブル崩壊に見舞われるリスクが高くなってきたようだ。歴代大統領の歴史を振り返ると、共和党の大統領はバブル崩壊と景気後退に見舞われる確率が民主党の大統領に比べずっと高い。
ジョージ・W・ブッシュ第43代大統領は就任早々にIT株式バブル崩壊による景気後退に見舞われた上、住宅・金融バブル崩壊によるグレートリセッションの最中に2期目の任期切れを迎え、失意のうちにホワイトハウスを去っていった。
極めつきは1929年に就任したハーバート・フーバー第31代大統領だ。就任の年にニューヨーク株式市場の大暴落が直撃、その後退任するまで大恐慌が続いた。「トランプ相場」と呼ばれるトランプ大統領就任に伴う株高は、フーバー大統領の就任後の株高と非常によく似ている。
今年1月26日に株価がピークを付けた後、9営業日の下げとしては、1929年9月3日にピークアウトした当時よりも急激だ。下記のチャートはダウ工業株30種平均が29年9月3日に記録したピークと同指数が今年1月26日につけたピークを重ねたものである。ピークを付けた後の切り込みは今回の方が急激だ。
1929年当時は株価のピークアウトと同時に景気縮小期(赤の縦じま)に入り、大恐慌へと沈んでいく。株価は同年10月24日の「暗黒の木曜日」などを経て、下げを加速した。
独立戦争、南北戦争、さらに29年の株価暴落とそれに続く大恐慌と、米国はおよそ70年の周期で大きな危機を克服して、これまで発展してきた。大恐慌は大英帝国の力が衰え、覇権国交代期の不安定な状況の下で発生している。米国はまだ、覇権国としての意識も能力も持っていなかった。
その後、米国はニューディール(新規まき直し策)の成功と第2次世界大戦で勝利を収めて、覇権国に成長。パクスアメリカーナ、つまり米国の覇権による世界の平和を謳歌(おうか)する。しかし、終戦から70余年経過して、米国型資本主義が限界に近づく中で、再び覇権国交代の時期に差し掛かってきた。だが、新たな覇権国がまだ十分に育っていないところは、大恐慌の時とよく似ている。
こうして覇権国交代期が接近する中で、巨大バブルが生じていることも1929年当時と、鏡像を描いているようだ。ただし、大きく異なる点がある。それは、大恐慌は米国資本主義経済が大きく飛躍する直前の準備期間だったことだ。一方、これから始まる覇権国の交代は、米国資本主義が衰退に向かう中で起こる。つまり、米国の建国以来230年余にわたり発展してきた米国型近代資本主義の衰退期で生じた「最終バブル」といっても言い過ぎではないだろう。
さらに、米金融政策当局がゼロ金利と量的緩和という異例の金融政策を長期間続け、いまだに緩和政策をゆっくりと解除している状況で、株式はじめ金融市場は巨大な「異次元バブル」を醸成してしまった。
これは異次元の金融政策が、市場の見えざる手による調整を押さえ込んできたためで、野放図になった強欲資本主義は極限まで膨張してきたわけだ。
しかし、いずれ市場の見えざる手が働く。しかも、これまで押さえ込まれていたことに対する、反作用が加わる。金融政策が市場の見えざる手を弱めてきたツケは、異次元へと膨らんでいくことになりそうだ。このところの金融市場の乱高下はその予兆にすぎない。
アダム・スミスが唱えた「神の見えざる手」は、政策当局ならびにその対話と称する市場操作に追従してきた投資家の行き過ぎた行為に対して、厳しい制裁を加えることを決して忘れるべきではないだろう。
(【米経済ウオッチ】の内容は記者個人の見解です)
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● 上記が現支配階級の見解と同じと思われます。それは、
❶ 2000年から始まった、株価の暴落後、まだ不景気が来ていないのに、2001年の
9:11の自作自演と戦争経済への移行が、性急に始まった事。
❷ 上記のあるように、彼らはまだ30年サイクルや90年サイクルを見つけていないと
思われます。それが70年サイクルという見方に現れています。従って前回の
1929年から70年目は、ほぼ2000年ですから、それを最終崩壊とみたのでしょう。
❸ また資本主義の最終バブルとの表現に見られるように、2000年からのバブルの
崩壊は、ある程度資本主義の崩壊と重ねていると思われます。つまり、一部の
キリスト・ユダヤ教・原理主義等の言う最終戦争を予想しているのです。
● これらが相まって、世界に特に中東や旧ソ連を中心に、革命やクーデターや内戦を
仕掛けたものと思われます。これが東欧のカラー革命であり、
中東の動乱誘発であり、中東の春なのです。
● ご存知のごとく、ことごとく失敗とみるのが正解でしょう。その地域の国民生活が
悪化したという事を見れば、正に悪魔の仕業とも言えます。2000年のITバブル
崩壊、2007年のリーマンショック後も見ての通り恐慌は起こっていません。
● 今回2月からの崩壊も、いくら急激に下がっていると図で表しても、現実は
世界恐慌は、エリオット波動からはあり得ません。絶対ないと云えます。
それどころか、株価が半分になっても、その後の急激な回復で
● すぐに、1~2年で回復して、それこそ資本主義最後のバブルが起こるのです。
その予想は日経225では、2019年の後半からと予想できます。株価の底は
ピークの半分程度と予想できます。つまり、24000÷2=12000円前後。
● しかし株価が半分になっても、日本の経済は体力があるし、大規模な金融緩和しても
びくともしませんから、さらなる追加大規模緩和が世界から期待されます。
その追加緩和を聞いて、株式市場は急激な回復が予想できるのです。
● 今回の大暴落で、多分1ドル95円前後まで円高になった為替は、再び急激な円安ドル高と
なり、2029年前後の1ドル150~160年前後を目指すものと思われます。つまり
強い円安と株価の急上昇と歴史の区切りの宴が見られるのです。
● これは日本が次の覇権国と云われることを意味します。何処に目をつけているのでしょう。
既に次の覇権国は誕生しているのです。日本人の自虐史観が見えなくしているのでしょう。
● また第一次大戦も、USAの参加で勝ち取ったものであり、すでにその時点で英国の
次の覇権国であるUSAは誕生しているのです。本当のサイクルを分析できない
と、歴史の予想も出来ません。
● 今回の大暴落が確実となり、そして再び日が昇れば、次に来る予言、第三次大戦と
USA/大西洋資本主義諸国の大崩壊の予言も、貴方は信じざるを得ないのです。
勿論大日本の覇権国への大変身です。歴史は意外性に満ちているのです。