海外勢の米国債保有額、8月は2021年12月以来の高水準
[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米財務省が18日公表した8月の対米証券投資統計によると、海外勢の米国債保有額は7兆7070億ドルと、前月の7兆6550億ドルから増加し、2021年12月以来の高水準となった。増加は3カ月連続。
日本の保有額は1兆1160億ドルと、前月の1兆1120億ドルから増加し、4月以来の高水準を記録。3カ月連続で増加し、引き続き最大の保有国だった。
中国の保有額は8054億ドルで、09年5月(7764億ドル)以来の低水準となった。
通貨人民元を下支えするため、中国が米国債を売却したとのアナリストらの指摘もある。
海外から米国債への流入額は221億ドル。7月は44億ドルの流出だった。
米国株への流入は5億ドルで、7月の289億ドル、6月の1204億ドルから減少した。
海外勢の社債購入と機関債購入は、それぞれ246億ドル、140億ドルだった。
米居住者の長期外国証券は613億ドルの買い越しとなった。