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近づく香港革命の決着。

2019年09月24日 06時00分25秒 | 擬態資本主義、擬態民主主義。


「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)9月24日(火曜日)
         通算第6206号 
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 次のターゲットは親中派のショッピングモール、商店
  再度の空港占拠は厳重警備に阻まれて失敗。だが勢い衰えず
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 香港の「民主運動」の勢いはまだ衰えていない。
 22日(日曜)は空港が再度、ターゲットとなった。厳重な警備をかいくぐって空港ロビィへ行くには、パスポートと搭乗券が必要。SNSは「偽造航空券をつくって潜り込もう」と呼びかけた。数百が空港に座り込んだが破壊行為はなかった。誰が呼びかけているのか、司令塔はともかくツィッターなのである。
 
 混乱を怖れた当局は空港から市内へのエアポートエクスプレス(快速列車)を途中の青衣、九龍を通過させ、いきなり終着の香港駅へと運ぶ作戦に切り替えた。
このため、九龍のホテルを予約した旅行客は、香港島から再び乗り換えて半島側に戻らなければならなくなった。この日、英国の老舗旅行代理店トーマス・クックが倒産、クック航空で外国滞在中の旅客は60万人といわれ、世界各地に積み残されたが、そういう客も香港で出たかも知れない。

もっとも荒れたのが屯門の地下鉄駅付近で、警官隊と衝突の最中に若者が警官のピストルをもぎ取ろうとしたため、警察が「実弾を撃つぞ」と警告する場面もあった。民主派は複数のショッピングモールに集合し、合唱大会、吹き抜けロビィの四階、もしくは五階から長い垂れ幕を垂らし「民主香港」「光復香港」「時代革命」などのスローガンを並べた。そのうえで五星紅旗を踏みつけ、焼却して中国共産党を怒らせる行為が継続した。

また「親中派の商店に抗議しよう」と唱えられたため、商店街は一斉にシャッターを下ろし、防御態勢に。警官隊も、ビルの外にバリケートを築き、破壊行為を始めた抗議側に催涙弾を打ち込んだ。

 なにしろ神出鬼没、直前に「某所にあつまろう」とSNSで呼びかけられるので、警官の出動は遅れがちとなる。
 午後からはベットタウンの沙田などで、衝突が繰り返された。
 
 他方、移民を扱う法律事務所は超満員の盛況。六月の騒擾発生以来、移民申請が増えていたが、九月の特徴は「これまでの三倍、それも豪、カナだではなくマレーシア、タイ、シンガポールへの移民希望が急増している。費用はすべて込みで65000ドルが相場だが、スタッフを増やしても対応できない」と移民法律事務所はいう(サウスチャイナモーニングポスト、9月23日)。

 香港に見切りをつけ、新天地求めて去る人が急増している事態も、大いに留意しなければならないのではないか。
    ◇◎□◇み◎◇◎▽や◇◎▽◇ざ◇◎▽◇き○□◎▽ 


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