http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/K2012090605940.html
9月に入り、突然欧州中央銀行が、国債の1~3年物に限り、それも無制限に
購入すると言う。額の上限を決めるなら分かるが、無・制・限の表現は
何やら政治的な臭いがプンプンする。



今まであんなに渋っていたのに、やはり政治的だろう。つまり米国の大統領選
は、やはりオバマに勝ってほしいとの、国際金融機関の意思表示である。

従ってもしオバマが勝てば、大統領選後最低4年間はアメリカの株の上昇は約束される
と言う事でしょうか。そして次の大統領の時に、つまり2016年以降~2018年に株の
暴落は起こると思います。

もしロムニーが勝てば、次の大統領選を待たずに、つまりロムニー大統領の最後の時に
株の暴落は起こると思われます=2016年。何れも国際金融機関の意思次第でしょう。


今、国際的に問題なのは、ティーパーティの様に、小さな政府=税金を減らし、
赤字財政を減らす事を求める勢力と、株暴落後に膨大な金融緩和で乗り
切り、FRBで好きなだけドルを印刷したい勢力や、FRBのドル印刷は
詐欺同然と訴えFRBそのものを廃止したい勢力等が入り乱れての
戦いと思います。1913年に詐欺同然のやり方でFRBを造った事を
思えば、アメリカ人にはFRBアレルギーは強いと思われます。



1%の金持ち国際金融勢力に対するアレルギーは、米国人には強く感じられます。
次回の不景気=株の調整期=商品の時代=2035~2050年が、各勢力の最後の戦いの
天王山と予想されます。つまり、米の時代は資本主義の崩壊と、武人の時代への
突入、金融帝国主義の崩壊、金融機関への締め付けが強くなる真の帝国主義への
アメリカの変身。つまり市場原理主義ではなく、力のあるものが、ルールや
市場や全ての価値を決定する、中国や韓国の様な国になると言う事です。
つまり統制経済です。
次の株崩壊以後の時代の商品は暴騰が予想されます。例えば金一オンス10万ドル、
石油は5000ドル/1バーレルが予想されます。此れでは庶民は暮らせません。

大量に刷ったドルのせいで、金融機関には幾らでもお金は流れます。しかし
国民の生活にはこの様な膨大なお金は流れないでしょう。


此処に最後の金融帝国主義の矛盾が蓄積し、英米仏で爆発が起こります。
従ってユーロの崩壊も、2035~2050年が予想されます。

つまりマルクスの言う最後の金融帝国主義の崩壊ですが、皮肉にもそれ以降は
真の帝国主義=武人の時代=戦士の時代≒下剋上の時代が米を襲うのです。

