今まで色々な国の、時代の背景を見てきました。
分析の理論は、自然・宇宙の法則フラクタルーエリオット波動と、サーカー師の
サイクル理論を組み合わせての、温故知新のやり方で見てきました。
殆どが上手く説明できたと自画自賛しています。
此処に更に、エリオット波動理論+サーカー師理論+30x3x3x3理論を
補強すると思われる、村山節氏の800年の東西サイクルを紹介します。
国の時代背景の更にその三倍、270x3=810年サイクルです。これは更に東西の交代を
表わす理論です。更にその三倍、810x3=2430年サイクルも視野に入ります。
その理論によれば、今まさにその東西交代期と予測できます。勿論100年前後の移行期が
ありますから、すぐに今日から交代と云うわけではありませんが。
又、大陸と島国の日本のサイクルがずれている事も見てきました。海洋国家
と大陸内陸国の違いや、対立はこのエリオット波動で十分説明できると
考えています。
福沢諭吉の“脱亜入欧論”は出るべくして出た事になります。そもそも、大陸と日本は
リズムが異なり、戦後膨大な援助と平和外交等の善意の外交が全く通用しない
国のリズムはそもそも日本のリズムとは異なるのものであることも
見てきました。二度と戦略上の失敗をしないことを望みますが、
日本の今の外交を見ていると、何とも言えません。
勿論世界のみでなく日本のリズムも変わっていきます。臨機応変の戦略の変更も
当然あります。戦略は人間が建てるものであり、天から降ってくるわけでは
ありませんが、エリオット波動を見ると、天から降ってくるようにも
見えます。この解釈は個々人に任せますが・・・・・。
これは人類の永遠のテーマと云う事に成ります。マルクスを超え、アルビントフラー
を超え、エマヌエル・トッドを超えて、更にアダムスミスの神の手を超え、
この理論は我々人類に克服しなければいけない、
歴史の問題点を指摘していると思われます。
英米仏が先に資本主義となり、略90年遅れで資本主義に突入した、日本とドイツは今
資本主義の全盛期を迎えその役割を果たそうとしています。つまり今から
資本主義に突入する国々の先輩としての責任です。
今後大陸が、海洋国家よりも発展すると言う可能性はありますが、しかし赤い資本主義
と云うのはあり得ないし、軍人の支配はあくまで力ですから、お金の為には
何でもする資本主義とは本質的に異なり、発展は自ずから限定されます。
大陸国家の中国やロシア、朝鮮半島は明らかに国のリズムは異なります。
270年サイクルを、権力の対外リズムとすれば、90年サイクルはその体内
リズムと云えます。更に800年サイクルは東西リズムと云えます。
これ等は、何故大陸国と海洋国が交互に繁栄したり、対立したりするかを
説明できますし、何故今西洋は黄昏時とみなされ、東洋が台頭するかも
説明できます。
正に東西・陸海・南北入り乱れての、交互に刺激し合い発展する歴史
そのものです。
大洋が東からのぼり、西に沈み、電子が核の周りを回り、太陽の周りを惑星が回り、
銀河がブラックホールの周りを回る事と同じく、自然のサイクルそのものと
言えます。これがフラクタルでありエリオット波動なのです。
この理論を土台にすれば、国家の戦略も自ずから決まるでしょう。