(ブルームバーグ): 米シークレットサービス(大統領警護隊)はトランプ前大統領を標的としたイランの暗殺計画に関して、数週間前から情報を入手し同氏周辺の警備を強化した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
13日に起きた銃撃事件とは別の脅威だという。
イランの計画とトーマス・マシュー・クルックス容疑者(20)の間につながりがあった可能性は示唆されていない。同容疑者はペンシルベニア州で開かれたトランプ氏の支持者集会で銃を撃ち、トランプ氏が軽傷を負ったほか、集会参加者1人が死亡、複数が重傷を負った。同容疑者は銃撃直後に狙撃チームに射殺された。
バイデン政権によれば、イランの脅威は2020年1月に米国にイスラム革命防衛隊のソレイマニ司令官が米国の無人機に殺害されたことに起因しており、トランプ前政権に対するより広いパターンの脅威に関連しているもよう。