ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

鉄と野菜とラグビーと

2010-09-03 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
相変わらず、大応援中のカウンティーズ・マヌカウ

ニックネームは「スティーラーズ」
カウンティーズのグレンブルックにはNZ最大の製鉄工場があるので、
言わば「鉄の街」。


中心の街プケコヘ。


(クリスマスの時の写真ですが、とても可愛い街です)


しかし、行ってみると行けども行けども野菜畑が広がる一大農作地帯で、
実際は「青果生産者(グローワー)の街」として知られています。
(NZではファーマーと言えば酪農家のこと。農家はグローワーです。「育てる人」というまんまな表現がなんだか好きです


なので、スティーラーズのホームは「グローワーズ・スタジアム」

鉄と野菜のミーティング・ポイント 
(そーなの?)


中はどこにでもありそうな草ラグビー場で、確か昨シーズンの途中まで、

ナイター設備がありませんでした。


なのでスティーラーズのホーム試合はいつも昼間。
チビっこたちが太陽の陽射しのもと、芝生を走り回っている、のどか~な光景がテレビに映し出されていました。

まっ、ナイターになってもライトの下で走り回っていますが

座席よりも完全自由席の「芝席」がほとんどなので、走ろうが寝転がろうが、まったくもって自由です。


スポンサーもローカル色豊かで、

屋根の葺き替えだの、トラクターだの、トラックだの。

(トヨタと言えばハイブリットじゃなくて、フォークリフトだったりしますから  あっ、もちろん、ハイブリッドも入ってきていますよ。うちはホンダだけど


木の陰に隠れそうなのは、スポンサーのスーパーマーケットの看板。

控えの選手の背中にはここのロゴが。


日本でサッカー選手の背中に「凸凹スーパー」とあったら、話題になっちゃいそうですが、NZは都市部を離れるとスポンサー探しが大変で、
凸凹ガラス
凸凹サラ金
凸凹バー

と、ラグビー好きな中小企業社長のポケットマネーで支えられています。

その中でも最もスポンサーがいないのがスティーラーズ。
サポーターズ・クラブ
なーんて背中に張っている選手もいるぐらいですから!


「こんなに楽しませてもらってるんだから、サポーターグッズでも買って応援しよう!」
サイトに行ってみたら、
ちゃ~んとありましたStore 
「ランニング用にキャップでも買おうかな~」
とポチってみると、

出てきたのは、
(10ドル)

バッジ(5ドル)

年間メンバーシップ(新規130ドル)

寄付(一口50ドル) (これって「買い物」
という、究極の選択~

これじゃ、選べないよ~


さすがグローワーの皆さん、商売気なさすぎ


レプリカジャージやキャップはスポーツショップで買えますが、それだとメーカーにお金が落ちるだけなので、クラブに落ちる方法を検討してたんですけどね~。

5ドル(約300円)のバッジを買ってもカード決済でもないし、GST(消費税)も込みだし、送料も込みのよう

う~ん。お金に弱そうなクラブだ~。


でも、今年は元オールブラック・キャプテン、タナ・ウマガを迎え、

スティーラーズは破竹の勢いです。

昨シーズンは監督不在のまま最下位で終わってしまったというのに、
今年はアシスタント・コーチのタナがグランドにいるという、心強さ。



きちんと導かれれば、ここまでできる
というのを存分に見せつけ、個々の選手は決して他チームに劣らないことや、スーパー14に出ているような有名選手がほとんどいなくても、ウェリントンなど大物喰いに出て、
実力見せちゃってますよ。


昨シーズンの終わりには「誰か雇って!」と言っていたナナちゃんこと、

ティム・ナナイ・ウィリアムスも、スーパー14を経験して、今や立派なシニア・プレーヤー。
来年のワールドカップが終わったら、オールブラックに上がって来るだろうな~
(ナナ株があるなら、買っときたい!)


相変わらず目が離せない、
カウンティーズ・マヌカウなのでした。


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Vol.0526   ~横車は押さないⅢ~