ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

老化という劣化 

2023-05-30 | 健康・美容
十数年前になりますが、50代
だった友人が何かの理由で病
院に行った時、閉経してるし
骨粗しょう症も心配だからと
とある『骨を強化する注射』
を勧められて打ったところ、


非常にまれながら、副作用で
腎臓に結石ができてしまい、
数年後には人工透析が必要な
ほど悪化してしまいました。


彼女は元来非常に健康で医者
いらずだったのに、たった1
本の注射で深刻な病人になっ
てしまい、悔やんでも悔やみ
きれないと言っていました。


この注射は本来、事前に血液
検査をして副作用の可能性の
有無を調べなくてはいけない
のに、それを怠ったがために
彼女は不治の病となり、病身
を押して訴訟を起こして長年
闘い、勝利を得たものの健康
は2度と戻りませんでした。


これはNZでも日本でもない
国の話ですが、同じ薬で同様
の問題が世界中で起きている
こと、そして医者にとっては
高価で儲かる注射であること
を、彼女は後に知りました。


たまたま70代後半の友人が、
『骨を強化する注射』を医者
に勧められたと言っていたの
でこの話を思い出しました。


閉経して年齢を重ねれば、ど
んな女性でも骨密度が低くな
ります。それは老化という劣
化であり病気ではないはず。


しかし『骨粗しょう症予防』
『転倒リスクの軽減』ともっ
ともらしく言われると、心が
動く場合もあるのでしょう。


しかし、注射で骨は作れず、
転ばなくなるわけもない



友人は日本人なので日本製の
体組成計を入手して、骨量を
じっくり見ることを勧めまし
た。毎日散歩し、4階建ての
家を上下している健脚の持ち
主で、骨量は十分ありそう。


劣化か病気か
その違いは大きいと思います。


骨も筋肉も、動いて使って、
自分で育てるしかないもの。

地道に走って歩いて育てよう



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