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ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

肉ナシ道

2011-09-15 | 料理・食べ物・外食
4年前に、物々交換状態で買ったパニーニメーカー。

(今では懐かしい、あの時の話はコチラで。パン焼き機はすでに壊れてしまい、全く同じ型のティファールの2代目を愛用中







今でも毎日のように使っていますが、用途はサンドイッチメーカーとしてで、

ナチョス・サンドとか。
(そういえば最近作ってないな~) 


まともにパニーニを作ったことは、ほとんどありません




温(17歳)が突然、草食男子になってしまい、ここ最近はどうしても料理の品数が増えがち。
「なんとか、時間と手間をかけずにいっぺんに作りたい!」
となって、パニーニメーカーの出番となりました。


今日作ってみたのは一時よく作っていて、最近はすっかり忘れていた、
BBQマッシュルームの笠焼き

冷凍ホキの切り身2枚と冷凍エビを凍ったままスティックミキサーにかけ(解凍がめんどうなのと 水分が出てしまうのを避けるため)、サクッと粗引きにして、スターチと玉子1個を加えて混ぜ、全体をもったりさせて塩コショウ。(味付けはお好みで。私はナンプラとマサラをほんの少々足しました)


それを大きいものでは掌大になるBBQマッシュルームの上に載せて、
オイルをひと掃きして、フタを締めて数分で、

 
こんな感じに~



以前はひき肉を使ったりしていましたが、ホキでもできました。刻んだニラやネギ、桜エビを入れたら彩りがよくなったかも。


準備も含めて10分もあればできるので、
「もう1品
というときに使えそうです。


まだまだ続くよ、
肉ナシ道

旗だらけ

2011-09-14 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
ラグビーワールドカップが始まって早6日。


売れ残っていたチケットが1日100万ドル分(約6,500万円)ずつ売れているそうで、スッゴ~い


NZの景気もまだまだですが、それ以上に欧米の景気が悪化している中、海外からの観戦客が9万5,000人にもなるそうで(キー首相は開会式のスピーチで10万人と言ってましたが)、これまた、スッゴ~い


NZはオーストラリアや南太平洋諸島を除いてどこからも近くないので、ここにそれだけの人が集まれるというのは、本当にスゴいと思います。経済効果も相当あるでしょうね。



ただ今、街は旗だらけ。

こんなクルマが街中どこでも見られます。


小学校もこんな、です。



町の集会場、コミュニティーセンター

NZは国旗よりオールブラックスの旗が多いです。
(国旗はオーストラリアのとそっくりなんです~。ここまで似てなくても


2ドルショップの店先

クルマの窓に付けられるようになった、カーフラッグが人気です。


お店やレストランも軒並みこんな感じ。

日本もちゃ~んとあります。


トンガのサポーター

大好きなGI(グレンイネス)は特にトンガの旗をよく見ます。

この旗を白いバンのボディーに貼って走っていると、
どこかの国の救急車みたいで、見かけるたびに笑っちゃいます


あれから2週間

2011-09-13 | 料理・食べ物・外食
温(17歳)が突然肉食をやめてから、早2週間。
(あの時の話はコチラで)
なんとか毎晩の献立は決まるものの、調理に時間がかかる~


餃子も肉と魚の2種類なら、
春巻きも肉と魚+エビと2種類。


まぁ、時間がかかるわけです。
しかも善(14歳)がエビ・アレルギーなので、さらにややこしいです


今日はマーボー豆腐と、ホウレン草豆腐(と勝手に命名)を作りました。

命名の由来に関してはコチラをどうぞ。



ホウレン草豆腐のひき肉はスティックミキサーで粗挽きしたホキ(NZの白身魚)とエビで代用(写真は前に温が作ったときのひき肉のもの)。魚は炒めるとどうしてもほぐれてしまうので、粗めに粗めに。エビは彩りにもなります。ここ最近、スティックミキサー&ホキが大活躍です。


温1人分を作るのはさすがに面倒で、ワタクシもついでにベジ化してます。
ずっと菜食に興味があったので、温に感謝です。自分だけのためだったら、とてもここまでできません


引き続き、がんばりま~す


春先

2011-09-12 | ペット・動植物
9月に入って一段と春めいているオークランド。


今日は雨が降って風が強いですが、突風もこの季節ならでは。
(オレンジが落ちる落ちる~。庭に出るたびに拾っています)

どうかまたレモンの枝が折れたりしませんように

確かにずっしり重そうです。



10日ほど前は満開で、オウムが盛んについばんでいた桜。

嘴で器用に花をちぎっています。


蜜を吸い終わると、

ポト~ン


チューチュー吸ってるの図

でも、ここ数日の風ですっかり散ってしまいました。
(これからオウムは何を食べるのかしらん?)



春になると、この場所が人気です。

ランドリールーム前。

生前のチャッチャもここが好きでした。
今はお隣のシロちゃんが陣取ってます



シロちゃん、写真撮るから、

こっち向いて!


「・・・・・・・・・・・・」

え~、もっと上向いてよ~


ニャだ!
ご飯くれなきゃ。

頑ななシロちゃんなのでした
(飼い猫なのに、なんでそんなにおなかがすいてるの?)


911と311

2011-09-11 | アジア・中華・香港
今日は9・11の10周年、3・11からはちょうど半年。
これから毎年、9月11日はこの2つの惨事を胸に刻む日になるのでしょう。


まだ香港で暮らしていた10数年前、高層マンションの17階に住んでいたときに、20数階で小火騒ぎが起きたことがありました。仕事先から駆けつけ、まだ小さかった善(14歳)を抱いて立っているお手伝いさんのジーナを見つけた時は、ホッとして立っていられないほどでした。


ジーナは狭い非常階段を善を抱いて必死で降り、脚がワナワナしてこれまたしっかり立っていられないほどでした。(温は幼稚園に行っていて留守でした)2人で堅く抱き合いながら、なんとか立っているような状態でした。あの時のジーナへの感謝は言葉にできません。


それでも彼女は、
「すみません。猫は連れ出せませんでした。」
と愛猫ピッピとチャッチャを気遣ってくれました。


やはりオフィスから駆けつけた夫は革靴のまま、滝のように水が流れる非常階段を上って、ピッピとチャッチャの無事を確認してきてくれました。家は無事でしたが、善にもジーナにも猫にも恐い思いをさせてしまいました。


周囲ははしご車と消防の人と野次馬でごった返し、騒然としていました。
「次に引っ越すときは絶対に低層にしよう。」
私はざわめきの中で心に誓ったものでした。


賃貸契約が切れたとき、私は迷わず低層物件を探しました。土地のない香港なので、低層になればなるほど価格が上がってしまいますが、安全には替えられないと思ったのです。もう窓の外の眺めなど二の次です。


幸い気に入った場所が近くで見つかり、諦めていた景観もまあまあで、夏休み中に引越しを終え、その後旅行に出かけました。帰ってきて9月から新学期が始まり、元の生活に戻った矢先、9・11が起きたのです。


燃えさかる高層ビルを目にしながら、ソファーから立ち上がることができなかったのを今でも覚えています。犠牲者のご冥福をお祈りします。



9・11も3・11もテレビの特集は涙なしには見られそうもないので、もう少し落ち着いたら改めてゆっくり録画を見ようと思います。今は仕事の終了を急いでいます。ワタクシには珍しく、大好きなラグビーに関する内容なので、ここは俄然がんばりたいと思います




そんな心を落ち着けたい矢先に、庭で初めての花が咲きました。

ココでも言っていた、
桃だかネクタリンだかの木です。


一昨年の夏、いつ何を植えたのかも忘れた頃に芽が出ているのを見つけ、
植え替えておいたら、3年目にして花が咲きました。

ホントに、桃栗3年なんですね~


もう1本の木も(どうも違う種類のよう)開花目前。

桃とネクタリンだったらいいなぁ~


ラグビーか水道か

2011-09-10 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
今日もラグビーどっぷり~
と言いたいところながら、それができたのは夫だけ


ワタクシは修理屋さんが来るのでキッチンを片付け始めたら、プチ大掃除の罠にはまってしまいました。実は数週間前からキッチンの水道が壊れてしまい、蛇口が外れてしまうという大・ピ・ン・チ


でも、騙し騙しなら開け閉めができたので、不便ながら使っていました。
「来年、温が日本に行ったらキッチン全とっかえするつもりだし~」
と超~のんきなこともチラリと考えていましたが、ムリでした



「水が止まらないかも
とヒヤリとすること数回。観念して馴染みの水道屋さんに電話を入れると、
「今、新築の家4軒抱えててんてこ舞い。週末なら行ってやるよ。」
ということで、「待ってました!」の週末


でも、約束の時間は夕方6時。
はい、日本対フランス戦のキックオフ・タイム~
(よりによって・・・・)


でも、キッチンの水道が使えなくなるのは本当に困るので(ここまで引っ張ったので自業自得ですが)、修理を優先。
「ちょっとここ持って。」
と水道屋フランクのアシスタントと化し、無事修理終了~


ジャパンも70分ぐらいまで本当に緊張感のある、いい闘いぶりだったようですね。チラ見ですが、スピードもあるし、攻めにオプションがあって、外国人選手の起用が上手く作用しているように見えました。


解説が盛んに、
「エンターテインメント・ラグビー」
と言っているのが聞こえましたが、負けてもジャパンの闘いぶりは誰をも楽しませることができる、『本物』だったのではないかな~と思います。
うーん、じっくり観たかった



教訓:壊れたときはお早めに。




夜は仕事でこれまたラグビーはお預け
チラッとイングランド対アルゼンチン戦を見たら、

「えっ?オールブラックス?」


「なにこれ~

な黒ジャージはイングランド。


まぁ、どの国が何色を着ようが勝手なんでしょうが、全身真っ黒はね~

なんだかオールブラックスがアルゼンチンに負けてるみた~い


Sirジョニーもキックが決まりませんでしたね

背番号もベリベリで(チームみんなでしたが)、どうしちゃったの?


ラグビーワールドカップ開幕

2011-09-09 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
始まりました!2011年ラグビーワールドカップ


「パーティー大好き
な人が人口の90%を占めるこの国。普段ラグビーを観ない人も巻き込んで、
大盛り上がり 今日は会社や学校を休んで、みんなシティーへGO!



なになに、この人出

思わず写真を撮ってしまった、駅の様子。


この駅にこんなに人がいるのを、初めて見ました~

通勤時間でもこうはならないでしょ!




ボランティア先もいつもより閑散~
お客さんが少なく、ボランティア同士でも、
「どうする?なにする?どこ行く?どうやって行く?」
という今夜の話で持ちきり。


普段はクルマ万能社会なので、「シティーへのクルマ乗り入れ禁止」の今夜の足の確保は大問題 バスや列車に乗ったことがない人がほとんどなので、家の近くのバス停がどこにあるのか、そこに停まるバスがシティーに行くのかどうかわからない人、続出


なので、
「どうやって行く?」
というのは大きな課題。パクランガやハウィックなど東部の人は、
「ハーフムーンベイからフェリーでシティーへ!
という話もありました~


「ミコトはどうするの?」
「イーデンパークに行くの!」
「え~、シティーに行かないの?」
「えっ
「花火、観れないわよ!」


という会話になっちゃうぐらいで
みんなパーティー命
いいじゃんねぇ、ラグビー観に行ったって



混むのを予想して早めに家を出たら、道はガラガラ~

駐車も問題なくできて、思ったより早く着いてしまいました。


続々と到着する黒装束の人たち。

オールブラックス・サポーターですが、けっこう外国人風の人もいました。


開会式開始~

客席でキラキラ光っているのは
ケータイです
事前に何度も練習して、大成功!
(夫はバッテリー切れ、ワタクシはケータイ不携帯でいずれも不参加


マオリの神話をドラマ仕立てに。

周りにいるのは民族衣装のマオリの戦士たち。


CGと実際のステージが幻想的に展開していきます。

テレビだったらCGがよく見えて、もっと幻想的なのでは?


マオリのNZへの旅が始まって~

この辺からは、暗さ+スピードで、撮影限界でした。



場面はガラリとかわり、かわいい男の子が並み居る屈強のラガーを
押しのけ、押し倒し、ラグビーボールを守り抜き、


最後はピアノ線に吊られて、空へ


カンタベリーの少年だそうで、

ちゃんと赤黒のカンタベリーカラーのジャージでした。


ピーターパンみたいで、

とってもよかったです。


最後は巨大なワールド・カップが登場して、



ダンス、ダンス、ダンス・・・・・

この間もマオリの戦士は周りでみんなを守っていました。


もうもう、マオリが引っ張りだこ。

今日ばかりはお相撲さん状態のお尻丸出しでがんばってました
いつもは、腰の周りグルッと腰みのなのにね。
本来の姿を世界に見せちゃう



「マオリはNZのカルチャー担当だな。よかったよ、世界に見せるものがあって
という夫の感想。確かにそうかも~。
この大活躍だった戦士たち、
「ふだんはどこで何してるんだろう???」
と現実的なことを考えつつも、とても感動的な開会式でした。



開会式の後は、
開幕戦~

オールブラックスvsトンガ


キャプテンを先頭に。

頼むよ リッチー


トンガのハカ。よかったです。

全員トンガンのド迫力


オールブラックスのハカ。

キャプテン&副キャプテンに本チャンのマオリ(ウィプ、ジェーン、ダグ)
他に強面の(ノヌ、カイノあたり?)を最前列に配備。


こんなだったり、



あんなだったりで、

前半は完全にオールブラックス・ペース。いろいろなサインを練習してた?



しかし、後半にサブだった彼が入ってきたあたりから流れが変わります。

体型だけ見たら、フォワードだか、バックスだかわからないトンガンたち。
これでバックスなんだから、たまりませぬ。
速い、強い、イタい



「オールブラックスはフィジカルの強いチームには弱いかも
対南アフリカとか。というのが夫との共通した感想。自分たちのフィジカルが強いので、それ以上にフォワードでグイグイ押されるとちょっと辛い?

ワールドカップに向けて、今回はセブンス(7人制ラグビー)の帝王ティジェンス監督を招いて、フィジカル面の強化を図ったはずですが、その効果はいかに?カフイもカーワンも身体を絞ってて驚きましたん。


いろいろな課題(チームにとっても監督にとっても、敵チームにとっても)が見えた気がした試合でした。結果だけ見れば41対10と圧勝なものの、
試合後のインタビューでもリッチーが浮かない顔だったのがよくわかる?


がんばろ~、メン・イン・ブラック!



試合のハイライトは、実はソニー・ビル・ウィリアムスのジャージの袖が切れ、この後グランド上で着替えたところだったのでは?

チーム1の肉体派
やんやの黄色い声援でした

(ちなみにルール上は破れたジャージでプレーをしてはいけないそう
byレフのタカさん


大活躍だったトンガのタウマロロ
(NZではホークスベイ所属)

イエローカードの常習犯で普段からアブないプロップだけど、今日はトライもして、スーパー15選手の実力とトンガ魂を見せつけてくれました。
カーターにもホークスベイのチームメイトのダグにもキツーいタックル見舞ってたし 男をあげたよ。


ただ問題は、トンガはこの手のスキンヘッドかそれに近い超短髪の選手がたくさんいて(ピアタウとか)、体型も顔つきも、みんなこんな
ラックやモールになると、
「全員がタウマロロに見える~
と、テレビでもないと誰が誰だかわからなくなること!


記念すべき第1戦、大いに楽しませてもらいました。



【おまけの写真】

イーデンパーク近くのKFCが

真っ黒になってました。


トンガンチームの旗手を務めたのは、

友だちのお孫さんのゾーイでした。
か、かわいい


クラウド

2011-09-07 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
(とっとと書かないとラグビーワールドカップが始まっちゃう



9日からNZで始まるラグビーワールドカップ。
そのパーティー会場となる「クラウド」がオープンしたので行ってきました。

築100年以上の桟橋に雲のような屋根付きの細長い建物を建てたので、
「クラウド」(雲)



その手前にあるNZ観光局のブース。

まだできてません
だっ、大丈夫???


クラウド入り口



コンセプトはパシフィック

「ミニ・パシフィカ
と期待してやってきたのですが・・・・
(パシフィカに関してはコチラコチラで)


the Best of the Pacific

・・・って、まるでオールブラックス
南太平洋諸島からやってきたアイランダー(うちでの愛称はアイちゃん)
抜きにあの強さはありえないのですよ。


中は思った以上に細長く~



こんなに大きな(って言ってもわかりませんよね?)スクリーンが2面。

試合が始まったら数千人がこれに釘付けになるのでしょう。


アイちゃんアート

精緻です。タットゥーっぽ~い


と思ったら、その隣では、

モノホンのタットゥーイストが


実演中のモデルさん

「終わったらマクドナルドに行こうね。」
と、やや飽きてきた小さい子どもに声をかける優しいパパでした。



お~、やってるやってる~





「年季入ってるなぁ~」
という夫の感想


こんなに観客にお尻を向けているパフォーマンスも珍しいのでは?

お尻フリっフリっがウリですから、かなり後向き。


彼女がナンバーワン・ダンサーだったようで、

やんやの喝采。


どうしてこんなにお尻を振っても、

ラバラバ(腰巻)がこの位置で止まっているんでしょう?



さらに奥は、

パシフィック食品コーナー


実はこれが、ワタクシの大勘違いのコンコンチキでした


クラウドで夜8時までパシフィック・フードのナイトマーケット開催!
とウェブでチラ見して、
「ぃやった~、アイちゃんご飯
と盛り上がり、

子どもたちからは、
「チョプスイ買って来て~」
のリクエスト。

春雨料理のことです。
詳しくはコチラでも。



ところが、食品は食品でも乾物ばかりの、いわば展示即売会でした

こんなチリもあるのね


ナゾな飲み物。

「マヌサモア」はサモアの国代表チーム。でもこれは「ノヌサモア」


あとは食べてもなんだかわからない植物のチップスとかコーヒー豆とか
夕飯作らない気1000%だったワタクシは見事、
撃沈
慌てて帰り、おさんどんでした



さすが、アイちゃん 

床にはこんなシールが。


パシフィカでの1枚。

ポリタンクを楽器代わりにしている、トンガのおとーさんが手にするのは、


まさにこのジャンダル
(ジャパニーズ・サンダルの略でビーチサンダルのこと)

もちろん、これ履いて帰りますよ~
(この時の話はコチラで)




意外に狭かったクラウド。
予定通り6,000人収容することはできるだろうけれど、トイレが少なくてハーフタイムにパニックになりそう~???(特に女性は要注意

あと幅が狭い縦長の建物なので、スクリーンが大きくても正面から見られる人数は知れているような??
そんなことより雰囲気が楽しめればいいのかなぁ?

西蘭家の一大事

2011-09-06 | 家族&夫婦
(やっと追いついたと思ったら、また引き離されている後出し日記



え~、大仰なタイトルですが、ホントに一大事なんです。
特にワタクシにとって



8月末に、温(17歳)が突然ベジタリアンになってしまいました。



以来、肉はひとかけらも口にせず、早1週間。
本人は、
「まったく食べたいと思わない。」
と断言しているので、今のところ無期限で続きそうです。


きっかけは学校で見た、動物愛護団体PETAのビデオ。PETAは「毛皮を着るぐらいなら裸の方がまし!」と、支持者がヌードになってポスターになったりする、かなり過激な団体。ベジタリアンのポール・マッカートニーが強力な支持者であることでも有名ですよね?


「授業だったの?」
「ううん。英語の先生が休みで代わりに来たサプライ・ティーチャー(代行教師)が、『ベジタリアンなんて意味ない』とか言い出して、PETAのビデオなんか見たって気が変わったりしない。『観てみるか?』って言って。」
生徒も授業などしたくないので(代行教師が来るとこんな感じらしいです)、
「観る観る



そこに繰り広げられたのは、劣悪な環境下で育てられる家畜たちと、その現場。こういうところで紹介される方法ですから、
最も動物が苦しまない方法
ではなく、
最も安上がりな方法


生きたまま足を縛られて一列に吊るされる無数の鶏
その下をプロペラのような刃物が回転しながら通りすぎ、あっという間に首をはね、そのまま血抜きしていく映像などが、いくつもいくつも繰り返されたそうです。


「福島でさ、放射能の水をドーっと捨ててたでしょ?あんな感じで水じゃなくて血を捨ててたりするんだよ。」

「アメリカの遺伝子組み換えの牛なんて、おなかにもう1頭牛がくっついてるぐらいおっぱいが大きくて、もう立てないの。たくさんの子牛にミルクを飲ませるためだけに生きてる牛なんだ。」



「でも、生きていくには肉を食わなきゃいけないから、オレは食うよ。」
と、クラスメートたちはその後のランチでいつも通りハンバーガーを食べていたそうですが、温は相当なショックを受け、肉を口にする気が完全に失せてしまったそうです。


「今日のお弁当がスモークサーモンでホントによかったよ。」
とホッとした顔をしていました。



そういう理由であれば、いくらでも協力するさ~
翌日にドッと野菜を買い込み、餃子も肉と魚の2種類作り(うちは水餃子なので、中華式の「魚餃」もアリの家)、夫と善(14歳)には肉、温とワタクシは魚と、別々のものを焼いたり煮たりと、母なりに奮闘しています。


実際にやってみると、調理時間が1.3~1.5倍になり、洗い物の数もそれに合わせて増えましたが、今のところなんとかなっています。元々ベジ傾向が強かったワタクシ。肉ナシの煮物、野菜オンリーのポタージュ、シーフード料理などよく作っているので、作り慣れたものでなんとか回っています。


いきなりヴィーガンになって、玉子から乳製品、魚介類など動物製品全て
ダメ
となったら、これは相当大変だったかと思いますが、動物の肉だけを食べないというのであれば、まぁ、なんとかなりそうです。




確かにこんな現場に行きあわすと、



絶句してしまいましす。



肉屋の納品の様子。

(担いで運んでいます)



人間のために犠牲になってくれる尊い動物たちに感謝しつつも、年々肉を食べなくなってきていたところに、温のこの決心。


とことん応援しようと思います。
ワタクシのベジ化もこれで一気に進みそうです。

ドイツでの放射線報道

2011-09-05 | 経済・政治・社会
友人が教えてくれたドイツで放送された番組のYouTubeです。
貴重な内容だと思うので、ぜひご覧下さい(日本語字幕付き)。
ドイツZDF-Frontal21 福島原発事故、その後


原発から80キロも離れた場所でもこの汚染。
(地域によりばらつきがあるとしても)


農業ができないばかりか、農家が庭先で採れたものを食べられないという現実に言葉がありませんでした。

さらに、こうした現状を海外メディアから知るという現実にも、言葉を失います。

牛乳に続いて、この秋収穫される米も各生産地のものをシャッフルして、汚染値を基準値以内に抑えて出荷するという話も聞きました。農協から買い上げた米を国がどうするのか、これは調べようがないのでしょう。


地震から数日間外に置いていた干草からあれだけの量のセシウムが見つかって、それを食べた牛からもセシウムが検出されるのですから、何ヶ月もかけて外で育てる稲から何も見つからないわけがないのは、誰でも容易に想像できますよね?しかも、多くの人が米を主食にしています。しかも、東北は米どころ・・・



当たり前に家庭菜園ができることに感謝しつつ、





福島始め、東日本の長く続く困難から目を離さないようにしたいと思います。 

父の日、そして1周年

2011-09-04 | 家族&夫婦
今日はNZの父の日でした。


朝起きて、
「父の日おめでとう
と言うと、憮然とした表情で、
「ボクはキミの父じゃない!」


そうだけど、他に言ってくれる人がいないじゃなーい。
子どもたちは寝てるし~


ホントは、
「パパ、父の日おめでとう
で目覚めたかったようだけど、17歳と14歳のティーンエイジの男の子にはムリな相談では??? 母の日もほとんど「妻の日」だったしね~


朝カフェの代わりに、カフェの朝食の定番、ブレッキーもどきを作りました。
トーストの上にサラダ、その上にハム+目玉焼き+とろけるチーズなど・・・
(最近の流行は「とにかく積むこと!」のようです)


これにソーセージや炒めたマッシュルームでも添えればなお可なんでしょうが、子どもたちが好きなベイクドビーンズにしました。夫はアボカドも。


昼はお好み焼き。
夜は夫の希望でラーメンを食べに。


子どもは掃除機かけ(温)、洗濯物の取り込み(善)と超簡略
芝刈りを頼むほど伸びてもいないし~
カードもなければ、プレゼントなんてありっこなくて・・・


でも、アニバーサリー好きの夫としては物足らないことこの上なく、
(去年の母の日はコレ、一昨年の父の日はこんなこともあったのに!)


「ラーメンぐらいご馳走してほしい
と言い出しました

「でもボクの口からは言えないから、キミから子どもたちに言って。」
と、こっちにふられました。父の日だから、断れない~


「あのね、今日は父の日だから、パパが温クンと善クンにご馳走してほしいんだって。でも自分じゃ言えないから、ママに『言って』だって。」
と、家族4人揃ったところで説明。
(これでよかった?根回しできないヒト)


子どもたちはニヤニヤしながら、
「いいよ。」
夫はむっつり、
「ありがとう。」


なんなのこれ



でもラーメン屋さんで、
「今日は父の日だから、お父さんに餃子1皿サービスしときまーす
と言われて、サプライズにむちゃくちゃ喜ぶタカさん





「いや~、ウレしかったなぁ
と帰宅してからも喜びを噛みしめるタカさん
よ、よかったね




今日はカンタベリー地震の1周年でした。
建物は大きく倒壊しても、あの時は死者が出ず、奇跡のようでした。
でも奇跡は繰り返されず、今年2月のクライストチャーチ地震の悲劇が起きてしまいました。まだまだ再建への道程は遠いのでしょうが、何事も一歩ずつ。これ以上の余震が起きないことを切に願っています。


初めて父のいない、父の日を迎えた子どもや大人が大勢いたことでしょう。
心中を想うと胸がいっぱいになります。特にお子さんにとっては・・・・


でも、チャーチにとっては待望の春なのではないでしょうか?
国を挙げて、がんばりましょう。

ティリティリマタンギ

2011-09-03 | ペット・動植物
今日は朝から野鳥のサンクチュアリ、ティリティリマタンギへ。

こんなにかわいいフェリーで行きます。


遊んでばっかりいる夫婦ですみません
(でも週末だけねっ)

フェリーの名前は「ティリ・キャット」


船内の売店もこんな感じで、

船上からしてエコムード。


オークランドから1時間ちょっとの、ファンガパラオア半島沖。
ガルフハーバーからはせいぜい20分という近さ。



途中、イルカの群れが船の周りをピョンピョンピョンピョン

どこまでもどこまでもついてきて、もうたまらない可愛さ


フェリーを降りたら、ひたすら歩きます。

これがメインロード


写真を撮り撮り、かなりゆっくり歩いても4~5時間で一周できる大きさ。

海とフラックスって、どうしてこんなに合うんでしょう?


あちこちにトゥイがいて、NZ国花コーファイの蜜を盛んに吸っています。

一生懸命すぎてこんな逆立ちに


外海はどのアングルでも、ため息のでる美しさ。




ここは昔のマオリのパ(集落跡)のすぐそばのエメラルド色の入り江。

マオリはここからワカ(マオリの舟)を出したんでしょうか?


でも、パからはこんな絶壁

マオリパワーで駆け下りた?
ムリムリ~


歩いていると、すぐに飛び出してきたのが、

ファンテール


ノースに来るとやたらに見かけるトリ。

それもそのはず、自分から目の前に飛び出してきます。


手負いを追っているように羽を広げてヨロヨロしたり、

尾尻を広げたり、
よっ!芸達者


ちゃんとついてきてるか、

チラッと確認しつつ、基本的にはお尻を向けて前を歩きます
遊歩道を歩いていくところが立派!


人懐っこすぎて、こんな近くまで来て、思わず踏みそうになります。

(上は夫の足)



どうもこの「道を歩く誘導」は、近くに巣があるため、通過する私たちの興味をそそって巣から遠ざけようとしているのでは?

子どもの頃、「シートン動物記」で手負いを追ったふりをして敵をおびき寄せては巣を守る、野性の七面鳥(だったか)の話を読んだ気がします。一定距離を進むと急に身を隠すので、ふとそう思いました。


そうでないとファンテールは周りをヒラヒラフラフラ蝶のように飛んでは、けっこう長い間ついてきたりします。これは単に遊んでるだけ?
愛嬌のある動物臭いトリです


途中、ネットを張っている学生の一群に遭遇しました。

「研究のためにカカコを捕まえている」と言っていました。


「昨夜は1羽捕まえたの!」
う~ん、なんとなく道程が遠そう
野鳥のためにも、がんばってくれたまえ。


さすがエコロジーを志す学生さん、

フラックスの敷物なんてイイじゃな~い



しかし、見かけたのはトゥイとファンテールだけ。
この島ならではのトリはどこだろう?
(そのうちつづく)

新盆

2011-09-02 | ペット・動植物
遅くなりましたが(そもそも、いまだに後出し日記中ですが)、今年の鬼月(中華版お盆:中華圏暮らしが長かった西蘭家では1ヶ月にわたる鬼月で供養しています)が、8月28日で終了しました。


今年の鬼月、始まった日は日本から帰ってきた日・・・・
終わった日はコロマンデルに旅行中・・・・
というタイミングになってしまい、チャッチャの新盆だったのに、
なんだか申し訳ない~



2匹揃って帰ってきてくれていたはず。



始まりの日はさすがに冷蔵庫が空っぽでなにもできなかったのですが、
終わりの日は子どもたちに頼んでナスの牛を作っておいてもらいました。
あの世の門が閉まるのに、間に合わないといけませんからね。



でも、なーんか例年と違う




例年



「シロちゃんたちがナス倒しちゃうから、テーブルの上にしたの。」
という子どもたちの説明。



「ふん!なんだニャン。どこ行ってたんだニャン
とお冠のお隣の家のシロちゃん。寝に帰る以外、ほとんどうちにいます。


念のため、いつもの場所に並び替えて記念撮影

義父の米ナスには足が6本!
これじゃ、虫だよ 善クン(←製作担当)


鬼月が終わっても、

いつでも遊びに来てね


チャッチャとシロちゃんの貴重な1枚

この時の話はコチラで。


帰国生面談会

2011-09-01 | 息子通信
昨晩は日本語補習校で名古屋大学の帰国生面談会があり、夫と温(17歳)が参加してきました。


「やっぱり国立だよね、基本は高校の学業重視だよ。」
というのが夫の感想。

「新しくフランス料理の学食ができたんだって~
というのが温の感想。


おいおい、どっちが受験生


「でも、名古屋はやっぱり、手羽先でしょ!

と一緒になって混ぜ返す母。


「山ちゃん

すぐにノってくる息子。
(つい7月に仕込んだばかりの知識ですが・・・




帰国生受験というものをみていると、
1) とにかく英語力重視で、日本語ができなくても可
2) どちらかというと日本語力があってなおかつ英語もできる人重視
3) 英語力も学力も重視
と3通りあるように思います。


1)は有名私立大に多く、アメリカ版センター試験SATの持ち点で合否が決まるようなタイプ。入学後も授業が全部英語というような環境もあり。

2)はGMARCHと呼ばれる学習院・明治・青山・立教・中央・法政の東京六大学を中心にした人気校の一群。小論文が日本語だったりするので、日本語の読み書きがある程度できないと大変?しかし、SATで高得点が出ていると、小論文が作文程度でも入学できるという話も。

3)国立大の基本姿勢。英語力だけではダメなんですよね~。学力も自分が進みたい方向(理系とか文系とかに偏ったもの)だけではなく、全方位に良いことが求められています。


これで行くと、日本語の読み書きは小6程度の温は、1)が一番合っています。補習校にも通っていましたが、日本語のレベルはこんなもの


やはり、日常会話ができるのと、それで学問をするのは違います。


ただ、本人も親も、
「受験も大事だけど、高校生活も大事」
という考え方で、とにかく高校をきちんと卒業しよう!というのが、目先の目標です。


受験中心だったら、日本での帰国生受験はとっくに始まっています。
NZの卒業試験に匹敵する11月のNCEA試験の頃にも、日本では帰国生受験が目白押し。でも、それだとNCEAが受けられなくなってしまうので、
「とにかく卒業優先」
ということで、温の場合は卒業まで受験の予定がありません。


ちなみに、NCEAを捨ててもNZの高校は卒業できます。12年生までの勉強(数学と英語)をきちんとやっていれば、それだけで大学入学資格も得られます(この国には大学入試がなく申し込むだけ)。ただ、12年生までの成績で進学しようとすると、学部によっては入れない部もあります。



父子でいろいろ話をうかがい、有意義な時間だったようです。
温にとっては自分の進みたい方向以外の学業も重視されるのは「???」
のようでしたが、それがニッポンってもので、一般受験だったら、国立はセンター試験がMUSTなわけですからね~
(日本は大変なんだよ、温くん!)


数学と英語が基本で、他の科目でそこそこの成績だったらとりあえず大学に進めるNZの制度とは根本的に違います ただ、ここの場合、入ってもそう簡単には卒業できないという完全なピラミッド制で、1年後には学部によって生徒の3割以上が消えていくそうです


さーてさて、ここからは本人次第。
悔いのないようにがんばってね



7月の里帰りではいくつか大学を下見してきました。

でも、あまり時間がなくてどこも駆け抜けました


学食はこんな量り売りが目立って、

これって今の主流なのかしらん?
1g=1円と言われても、ピンとこないけれど、大学生ならわかる


とにかく温は

経済学部志望だそう。