旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

北向観音

2007年08月25日 | 旅 歴史
 北向観音は上田市別所温泉にあります。天台宗の慈覚大師が創建と伝えられます。この本堂に安置している本尊は千手観音菩薩です。南面の善光寺に相対しているところから昔から善光寺参りのあとは北向観音にお参りに訪れるようになりました。名のとおり北を向いています。南向きの長野・善光寺の阿弥陀如来と向き合っていて、善光寺に参詣したら北向観音にも参拝しないと片参りになって願い事がかなわないと言われています。
 愛染堂の前には慈悲の湯があります。この源泉は北向観音から湧出しています。口をすすぎ手を清めて参拝します。北向観音の歴史は古く、825年の創建でする。昔から日本全国の人々の信仰を集め厄除け観音として有名です。
「愛染かつら」は縁結びの霊木として古くから知られていたようです。愛染明王は、密教では息災・敬愛の本尊様でありましたが、後に、恋愛の祈祷、染め物業者や水商売の女性から支持を得ていたといわれています。
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