旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

安倍文殊院

2010年05月21日 | 旅 歴史
 奈良県桜井市阿部にある安倍文殊院(あべもんじゅいん)です。
 安倍文殊院は京都の天橋立切戸の文殊、山形の亀岡文殊とともに日本三大文殊の一つに数え上げられています。
 華厳宗のお寺で、本尊は文殊菩薩です。獅子に乗った木彫極彩色の文殊菩薩は快慶の作で、総高7mもあります。文殊像では日本最大で国の重要文化財に指定されています。
 大化元年(645)孝徳天皇の勅願で、左大臣の安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が創建しています。安倍仲麻呂や平安時代の陰陽師安倍晴明ゆかりの地としても知られています。
 子院40余りを数える大寺院で寺運も隆盛しましたが、永禄6年(1563)松永久秀の兵火にあい焼失しました。
 現在の堂宇は寛文年間(1681-1673)に再建されたものです。入母屋造、桟瓦葺きの庫裏は明治6年(1873)に造られ県の文化財に指定されています。
 境内には安倍仲麻呂にちなんだ金閣浮御堂が立つ文殊池や、精巧な石室をもつ文殊院西古墳、巨石を積んだ閼伽井古墳、白山堂などがあります。


下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://ogino.okoshi-yasu.com/
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