旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

光勝寺

2013年01月28日 | 旅 歴史
 岩手県花巻市石鳥谷町五大堂にある光勝寺です。
 貴峰山光勝寺(こうしょうじ)は真言宗、豊山派のお寺です。宝蔵庫には町指定有形文化財の14体の仏像を収蔵しています。ここが有名なのは五大尊蘇民祭(ごだいそんそみんさい)が行われるお寺だからです。
 旧暦の正月7日(2月1日)1年間の無病息災を祈願した木札365枚を麻袋に入れ、守り札として奪い合い手にした者に幸福が訪れるという、800年以上前に始まったといわれる伝統行事です。
 蘇民祭は建久2年(1191)に始まったとされ、花巻市の無形民俗文化財に指定されています。昔は招福の護摩火餅の争奪だったそうですが、明治27年(1894)に梵字(ぼんじ)の文字と駒形の絵を記した板札を麻袋に入れ、群衆の中に投下する現在のやり方になったそうです。

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