旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

浄瑠璃寺

2017年02月20日 | 旅 歴史
 京都府木津川市(きづがわし)加茂町に浄瑠璃寺があります。
 小田原山浄瑠璃寺は真言律宗のお寺です。9体の木造阿弥陀如来像(国宝)を本堂に安置しているので「九体寺」(くたいじ)とも呼ばれています。浄瑠璃寺は、三重塔の内陣に安置されている薬師如来の浄土「瑠璃光浄土」から寺号をつけたといわれています。
 寺の縁起では聖武天皇の勅願により天平年間(729-749)に行基によって開かれたとなっていますが、国の重要文化財の浄瑠璃寺流記事には永承2年(1047)、当麻出身の僧義明(ぎみよう)が薬師如来を安置して開基したと記されているそうです。
 浄瑠璃寺は薬師仏を祀る三重塔、阿弥陀如来像9体を安置する本堂、宝池を中心とした庭園が平安時代のまま残されています。極楽世界をこの世に表わしたもので、京都を中心にこのような形態のお寺が30以上あったようですが、当時のまま現存するのはここだけになっています。
 本堂の阿弥陀堂、三重塔、九体阿弥陀如来像、四天王像は国宝に指定され、石灯篭2基、薬師如来坐像、地蔵菩薩立像(子安地蔵、延命地蔵)、吉祥天女像は国の重要文化財に指定されています。また浄瑠璃寺庭園は国の特別名勝および史跡に指定されています。

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