
京都府京都市南区九条町に東寺(教王護国寺)があります。
東寺の五重塔は京都のシンボルにもなっている塔です。高さ54.8mは現存する木造塔の中で日本一の高さを誇っています。初代の五重塔は、天長3年(826)、弘法大師によって着工されました。慶長元年(1596)の大地震で、伏見城天守閣や、東寺の食堂、講堂、南大門ほか多数の堂宇が倒壊しましたが、五重塔は無事でした。
しかし五重塔は落雷火災や原因不明の出火などで4度も焼失しています。現在の五重塔は寛永20年(1643)、3代将軍徳川家光によって再建されたものです。本瓦葺きの三間五重塔婆で、意匠は伝統的な純和様の様式です。上層になるほど幅を狭くする逓減率は少なく、均整が取れています。教王護国寺五重塔として昭和27年(1952)に国宝に指定されています。
内部の中心には、太い心柱があります。そのまわりを囲むのが、阿しゅく、宝生、阿弥陀、不空成就如来の金剛界四仏です。そして、更にそのまわりには八代菩薩像を安置しています。真言密教の中心尊であり金剛界五仏の中尊でもある大日如来の像はなく、心柱を大日如来としているそうです。初重内部の壁や柱には金剛界曼荼羅や八大龍王、真言八祖像が描かれています。
下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/

日本一周 ブログランキングへ

にほんブログ村

http://blog.fc2.com/