京都府京都市西京区嵐山宮町に松尾大社があります。
松尾大社は四条通の西端に位置し、阪急嵐山線松尾駅近くにあります。大宝元年(701)秦忌寸都理(はたのいみきとり)が秦一族の氏神として松尾山大杉谷の 磐座の神霊を勧請したのがはじまりと伝えられています。延喜式神名帳に名を残し、貞観8年(866)には正一位を授かっています。
大山咋神(おおやまぐいのかみ)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の2神が主祭神として祀られています。市杵嶋姫は弁財天ともいわれます。平安時代には皇城鎮護の神として、また中世以降は醸造の神として人々の信仰を集めました。境内に霊亀ノ滝、亀ノ井の名水があります。
寛弘元年(1004)に一条天皇が参拝され、後一条・後朱雀・後三条・堀河・崇徳・近衛・後鳥羽・順徳らも参拝されています。各時代の施政者から寺領を安堵され、徳川幕府からは千石以上のの朱印地が安堵されました。
明治4年(1871)に近代社格制度において松尾神社として官幣大社に列し、昭和25年(1950)に松尾大社となりました。境内には本殿、拝殿、神楽殿、釣殿、中門、回廊、楼門、神庫など多くの社殿があります。
本殿は松尾造りの独特の建物で国の重要文化財に指定されています。等身大の神像は平安初期の作で、日本に現存する神像では最古のもので、国の重要文化財にです。老年男神像は大山咋神、女神像は市杵嶋姫、壮年男神像は月読尊にあたると伝えられています。
松尾大社の神幸祭は千年以上の歴史があります。唐櫃と6基の神輿による勇壮なお祭りです。七条通の桂大橋上流付近で舟渡御(川渡り)を行い、桂離宮の対岸の河原斎場で6基の神輿が出揃います。古くは松尾の国祭といわれました。
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