旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

豊国廟

2019年09月03日 | 旅 歴史


  京都府京都市東山区今熊野阿弥陀ケ峰に豊国廟(ほうこくびょう)があります。
 豊国廟は日枝神社前の参道を東に進んだつきあたり(京都女子学園・大学の奥)、阿弥陀ケ峰(標高196m)の山頂にあります。慶長3年(1598)に63歳で他界した豊臣秀吉の遺体は翌年、遺言で阿弥陀ヶ峰に葬られ、頂上に祠廟が建てられました。
 後陽成天皇から正一位豊国大明神の神階と神号を賜り、壮大な社殿では、毎年盛大な祭礼(豊国祭)が取り行われました。しかし元和元年(1615)に豊臣は滅亡し、廟は徳川により打ち壊されてしまいました。
 明治30年(1897)、秀吉の三百年忌に再建され、墳上に高さ10mの巨大な五輪塔が建てられました。社殿は、明治13年(1880)、旧方広寺大仏殿の地に、豊国神社として再建されています。階段下左手には豊臣秀頼の子・国松丸と秀吉側室・松丸殿の五輪塔があります。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
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