京都府京都市山科区御陵大岩に本圀寺(ほんごくじ)があります。
本圀寺の経蔵は桃山時代の慶長12年(1607)、扇谷上杉家の太田資次によって再建された建物です。天明8年(1788)の大火で唯一焼失を免れた建物です。寛正5年(1464)、9世の日暁の時、8代将軍・足利義政から天下静謐の祈祷の恩賞として、一切経とともに寄進された経蔵でした。天文5年(1536)、天文法難で罹災したのでした。
昭和51年(1976)に移転再建された経蔵は間口3間、奥行3間の、宝形造りで、単層、本瓦葺きです。正面に1間の庇を葺きおろしています。輪蔵式経蔵で、内部に一切経を納めた582の引き出しがある創建当初の八角形の輪蔵が保存されています。輪蔵を一回転させると一切経をすべて読んだのと同じ功徳があるそうです。本圀寺経蔵は大正14年(1925)に国の重要文化財に指定されています。
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