旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

修学院離宮・隣雲亭

2019年09月27日 | 旅 歴史

 京都府京都市左京区修学院薮添に修学院離宮があります。
 上離宮には隣雲亭(りんうんてい)と窮邃亭(きゅうすいてい)が建てられています。止々斎という建物もあったそうですが、宝永6年(1709)に仙洞御所に移されました(天明の大火(1788年)で焼失しています)。
 隣雲亭は標高150mと、修学院離宮で最も高い位置にある茶室です。眼下には浴龍池が展開し洛北の山々が見渡せます。
 当初の建物は延宝5年(1677)に焼失し、現存の建物は文政7年(1824)に再建されたものです。景色を堪能する所であったので簡素な造りで、床、棚などの座敷飾りはなく、装飾は欄間の花菱文と釘隠にみられる程度です。主室の「一の間」は6畳、その南に3畳の「二の間」があり、一の間の北は「洗詩台」という2坪の板間があります。
 隣雲亭の深い軒下の三和土(たたき)には、漆喰に鞍馬の赤石と賀茂川の真黒石が埋め込まれています。埋め込み方が、一粒、二粒、三粒の三通りになっているので、「一二三石(ひふみいし)」と呼ばれています。

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