京都府京都市左京区修学院薮添に修学院離宮があります。
寿月観は後水尾上皇が行幸された時の御座所でした。現在の建物は数寄屋造り、こけら葺きで、文政7年(1824)に光格上皇の行幸に備えて再建されたものです。寿月観の一の間は15畳で、3畳が上段の間になっています。1間半の床と、琵琶が置かれた琵琶床、飾り棚があり、棚の戸袋には鶴の絵、下の地袋には岩と蘭の絵が描かれています。原在中(はらざいちゅう)の筆によるものです。
西側の二の間との境には岸駒(がんく)筆の「虎渓三笑(こけいさんしょう)」の4枚の襖絵があります。二の間は12畳で、正面には杉戸があります。光格上皇のお好みで、仙洞御所から移したと伝えられています。その南に6畳の三の間が設けられ、従者の控えの間として使われました。一の間南側軒下の「寿月観」の扁額は後水尾上皇の御宸筆です。
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